朝日のあたる家 1980 ジョーン・バエズ

 
     【The House of the Rising Sun】
                朝日のあたる家
     歌 : Joan Baez(ジョーン・バエズ)
 
      ***          *** 
 
"The House Of The Rising Sun" (Rising Sun Blues)
 
There is a house in New Orleans,
They call the rising sun.
It's been the ruin for many a poor girl,
and me, oh Lord, I'm one.
 
If I had listened to what my mother said,
I'd have been at home today,
But I was young and foolish, oh, God,
let a rambler lead me astray.
 
Go and tell my baby sister
Never do like I have done,
But to shun that house in New Orleans
That they call the Rising Sun.
 
I'm going back to New Orleans
My race is almost run;
I'm going back to spend the rest of my life
Beneath that Rising Sun.
 
 
     イギリスから持ち込まれた民謡の曲に、
     アメリカ合衆国の人が、
     替え歌のように、歌詞をつけました。
 
     楽譜が発表された創作歌謡でなく、
     口承で流行しましたから、
     曲や詩に、さまざまなバージョンがあり、
     どれが正しいと、いうわけでありません。
 
     適当に創作されて折衷されて、
     よく流行した曲や詩が、生き残ります。
  
     いわゆる民謡やフォークソングですが、
     採譜されなければ、日本民謡もそうですが、
     たいていは、それほど古くありません。
 
     日本でしたら、詩のほうが、
     記録に残りやすいかも知れませんが、
     19世紀のアメリカ合衆国南部は、
     文盲が多く、歌詞も、古くないはずです。
     
     越天楽や迦陵頻(かりょうびん)などの
     雅楽が、古代に採譜されて、
     現代に伝えられたのは、奇跡的ですが、
     個人的には、文字よりも記譜法のほうが、
     習得が容易です。
 
     学校は、文字の教育が、肝心ですので、
     歌詞のほうが、
     日本では、記録が容易でしたが、
     これも、コダーイやバルトークのような、
     民謡を、記録して保存することが、
     大切である、という考え方が、なければ、
     流行のままに、廃(すた)れるのが、
     普通です。
 
     シリアイラクのISIS(イスラム国)や、
     アフガニスタンのタリバンが、
     パルミラやバーミヤンの遺跡を、
     爆破したように、
     古い文化の流行を、保存するよりも、
     速(すみ)やかに破壊したほうが、良い、
     とする意見もあります。
     
     変化に適応できない、古臭い人間は、
     早く首を切られたほうが良い、とするなら、
     イスラム原理主義者が、真っ先に、
     三島由紀夫氏のように、
     切腹すべきかも知れません。
 
     彼らは、
     キリスト教や仏教のほうが、古いから、
     先に死ねと、言いますが、
     この際、宗教だけでなく、科学技術も、
     原爆と一緒に、
     爆破されるべきかも知れません。
 
     偶像を捨てるには、歴史や言葉や技術を、
     ダダイズムのように、
     破壊しなければ、間(ま)に合いません。
 
     砂漠の砂が、一番美しい。
 
     朝日のあたる家は、監獄とも娼館とも、
     言われています。
 
     自分の惨めな経験を、伝えたいと、
     歌いますが、
     論理能力の高い人の、話のあらすじは、
     低い人に、滅多(めった)に伝わりません。
 
     親子でも、
     生まれつきの能力の差が、ありますから、
     一生懸命に伝えたはずなのに、
     正反対の意味に、伝わるのが、普通です。
 
     一覧できる枝分かれの数が、
     生まれつきに変更不能ですので、
     ノートや算盤(そろばん)や
     コンピュータなどを使い、
     いくら、記憶を拡張しても、
     やっぱり、あらすじを一覧する時には、
     枝分かれの数に、制約されて、
     杓子定規の教条の、丸暗記でなければ、
     自分や他人に、剪定されて、
     少なくなった枝振りしか、理解できません。
     
     国語の読解力問題の、答案のように、
     限界を超えれば、
     当てずっぽうで答えるしか、
     ありませんから、本人に、責任はなく、
     選(よ)りに選って、
     一番やってはいけないと、
     伝えられたことを、
     神妙にやってしまうのも、ごく普通です。
 
     それなら、最初から、日本国憲法のように、
     捏造されたあらすじを、伝えたほうが、
     気が利いています。
     なんで、日本がフランス革命なのか、
     さっぱりわからないほうが、良い。
     
     難治性の統合失調症のことを、
     抵抗性とも、言いますが、
     薬剤と権力に対する抵抗性は、
     ようするに、同じなの。
 
     ドーパミンのせいと言っている薬屋さんは、
     あほです。
     奴隷制の名残(なごり)だけでも、
     経験すれば、すぐにわかりますが、
     日本人はおめでたい。
     
 
 
     
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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