オガタマノキ(黄心樹,招霊木)と、
黄色い中国の
カラタネオガタマ(唐種招霊)とでは、
日本のほうが、寒さに強く、
中国のほうが、バナナの香りが強い。
東京あたりが、露地栽培の限界でしょうが、
オガタマノキが、日本の山に自生して、
神社に、よく植わっているので、
突然に、思い出したことがあります。
日本の生態を守るために、
外国産の植物を、野山に放ってはいけないと、
ボランティア運動をする理由が、わからない。
日本の生態を守るのは、
森友学園の籠池理事長が、
教育勅語や五カ条の御誓文を、
園児に唱和させて、
安倍総理夫妻が、感激したのに、
似ているような。
日本の山の頂上に、
チューリップの花や、ニセアカシアの木を、
植えてはいけないのかしら。
日本生態学会と森友学園は、
酷似しているのでないか。
やがて、トカゲの尻尾(しっぽ)のように、
切り捨てられて、
牢屋で暮らすのでないかと、心配します。
動物だけでなく、植物の種(しゅ)も、
標本として、
紙に磔(はりつ)けて置くよりも、
生活を動態保存したほうが、
便利でわかりやすい。
たくさんの種類が、生きているほうが、
自然が豊かと、言えるかも知れません。
しかし、海の底であった日本列島の、
江戸時代や、
明治大正昭和の、生物の種を、
維持しなければいけない理由が、ない。
生物の種や自然は、変わるものであり、
子供時代の懐かしさを、固定しようと、
躍起になる生態学会は、
何を考えているのかと、疑います。
日本の生態学者は、右翼なのかと。
ニセアカシアは、
明治の初めに、輸入されました。
江戸時代の日本には、
生育していませんでした。
根粒菌と共生するマメ科の樹木です。
荒地にも、よく育ち、
空気中の窒素から、アンモニアを作り、
細胞の素材としますので、
年年歳歳、植物体が更新されるたびに、
尿素や硫安が、土に蓄積されて、
痩せた土地が、
窒素の豊かな、肥えた土地に、
改良されます。
1960年代に、ボランティアが、
はげ山にニセアカシアを、
盛んに植えました。
今は、ボランティアが、
ニセアカシアを、伐採しています。
理由は、日本の在来植物でないから、
ニセアカシアが育てば、
日本の在来生物が、競争に負けて、
だんだんと、
日本が、外来種に占領される、
というのです。
なぜ、
江戸時代から第二次世界大戦頃までの、
日本の自生種が、
守られなければいけない在来種なのか。
それよりも古い時代からの、外来種は、
やっつけなくても、良いのかしら。
日本人は、外来種でありませんか。
ホモサピエンスは、
品種や変種のない1種限りですが、
日本人の祖先が、
日本列島の生まれでないことは、
確かです。
外来民族として、
根絶やしにすべきでありませんか。
日本人は、最終氷期(7~1万年前)に、
大陸から歩いて来たと、言われています。
地表の水が、
大陸の氷河として、滞っていましたので、
海水の量が少なくなり、
今よりも、海面が、100mほど低かった。
日本列島は大陸の一部でしたので、
南北アメリカ大陸のインディアンと、
同じ時期に、似たような連中が、大陸から、
歩いてやって来たと、言われてます。
ベーリング海が、塞がっていましたので、
太平洋沿岸は、寒流が流れ込まずに、
氷河期でも、
現代と、さして違わない気温でした。
江戸時代でも、幕末を除き、
日本人は、陸地の見える海しか、
航行できませんでしたから、
海から来た連中は、ごくわずかです。
ほとんどは、インディアンみたいに、
歩いて、日本列島にたどり着きましたから、
日本人は、根っからの陸上生物です。
最終氷期に、日本列島に住み着きました。
つい最近です。
ホモサピエンスは、数百万年前に、
類人猿から枝分かれした後に、
何度も枝分かれしましたが、
生き残っいるのは、1種だけです。
他を絶滅させて、
生き残ったのでなければ、
混血して、1種に集約されました。
類人猿とは、混血できませんので、
彼らが生き残っていることを思うと、
人類の生殖が、
他の枝分かれした仲間の絶滅や、
近縁の混血による集約の、
原因でなかったかと、疑われます。
つまり、スケベが、人殺しの原因です。
ライオンに似ています。
動物であれ、植物であれ、
似た者同士が、
たくさんに枝分かれてしている種から、
似た者がいないで、
完全に孤立している種まで、
様々です。
わたしたちは、孤立している種を、
絶滅危惧種と憂えますが、
人類が、似た者のいない孤立種です。
他の種と、
まったく生殖できないでしょう?
植物は、属が違っても、
生殖できる奴が、一杯います。
生殖できるのなら、
同じ種にすれば良いのにと、
思いますが、
そんなことを言えば、
ライガー(Liger)のように、
雄ライオンと雌タイガーを、
一緒に育てれば、雑種が出来ますから、
ライオンと虎は、
同じ種になってしまいます。
生殖が可能でも、自然には、
生息地や生活習慣が違うことなどから、
生殖を試みないので、
そう簡単に、雑種は生まれません。
そのことが、ライオンと虎の共存を、
可能にしました。
人間には、生理的に、
生殖可能な近縁種がいませんので、
片っ端から、生殖を試みて、
生殖可能な近縁種を、
殺してしまったのでなければ、
混血ばかりになり、
ただ1種の雑種人間に、
集約されたのであろうと、
推測されます。
そして
ただ1種の混血雑種に同化することと、
近縁種を殺し尽すこととは、
同じ意味でないかと、疑われます。
みんな、雑種になってしまえば、
純潔を守った個体は、
自動的に滅びますので、
当然、純血種も途絶えます。
雑種作りは、普通の性交渉のことに、
決まっています。
生態系を守るために、
せっかく植林したニセアカシアを、
伐採するのは、
自分から絶滅したい生態学会の
偏屈でないかと、疑います。
羊歯(しだ)植物は、中生代に栄えたと、
中学の教科書に、書いてありました。
今も、たくさん、生き続けています。
中生代は、
2億5千万年前から、6600万年前です。
人類が、類似猿と枝分かれしたのは、
500万年前です。
人間と植物の関係も、遺伝子を替えるには、
それくらいの年月を、必要とします。
ここ100年ほどの、人間の生態の変化に、
生物が、適応できないからと、
憂えなければ、いけないのでしょうか。
放置しても、ちっとも構わないような、
気がします。
ニセアカシアを伐採するのは、
湯川君や後藤君が、
シリアに入ったようなものでないかと。
後藤健二君の留守宅は、
わたしの住まう檜町のマンションから、
歩いて8分の距離でした。
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