藤原義江 藤山一郎 0103 捨てた葱・男の純情


歌:藤原義江
詩:野口雨情
曲:山田耕筰 
 
   ※ 昔のレコードですので、
     音が痩せていますが、
     パリのオペラコミック座で、
     ボエームのロドルフォを
     演じた力量は、わかります。
 
男の純情

唄:藤山一郎
詞:佐藤惣之助
曲:古賀政男
 
   ※ 日活映画『魂』の主題歌で
     愛の小窓という女歌とセットです。
     森昌子がうまく歌っていますが、
     作詞作曲がヘタクソなので、
     貼り付けません。
 
 
   ***    ***
 
 
捨てた葱
 
葱を捨てたりや
しをれて枯れた

捨てりや葱でも
しをれて枯れる

お天道さま見て
俺(おら)泣いた



男の純情

唄:藤山一郎
詞:佐藤惣之助
曲:古賀政男

1 男いのちの純情は
  燃えてかがやく金の星
  夜の都の大空に
  曇る涙を誰が知ろ

2 影はやくざにやつれても
  訊いてくれるな この胸を
  所詮男のゆく道は
  なんで女が知るものか

3 暗い夜空が明けたなら
  若いみどりの朝風に
  金もいらなきゃ 名もいらぬ
  愛の古巣へ帰ろうよ
 
 
 
   昨日のマコーマックの、
   なつかしき愛の歌の、参考として、
   貼り付けておきます。
 
   藤原義江の、1960年代以降の、
   新しい録音がありませんので、
   残念です。
 
   家庭電気製品の製造販売により、
   高度経済成長を果たした日本が、
   現代のように、生(なま)の声よりも、
   素晴らしく聞こえる録音技術を、
   開発しました。
 
   藤山一郎は、バリトン出身ですが、
   歌い方が、クルーン(croon)ですので、
   オペラは無理かも知れません。
   いい声です。
   
   高い声は、全然、輝きませんが、
   低く優しい声が、痺れます。
   強く大きな声を、出さないので、
   発声が平板に聞こえます。
   クルーナーは皆、そうですが。
 
   それに比べて、
   藤原義江は、オペラのアリアの感じで、
   歌っています。
 
   藤原歌劇団の後継者の、
   五十嵐喜芳氏も、日本の歌曲を、
   オペラ風に歌っていました。
 
   わたしは、日本の歌曲を、
   オペラのアリアのように歌える歌手が、
   好きです。
   
   パリのオペラコミック座は、
   経営不振から
   国立になっていると思いますが、
   日本で言えば、
   近松門左衛門の文楽のようなもの
   でしょう。
 
   藤原歌劇団は、
   日本オペラ振興会と言い、
   公益財団法人ですから、
   大相撲と一緒です。
 
   オペラの発声法も、
   やがて廃れるでしょう。
 
   神社の縁日でやっている叩き売りも、
   とっくの昔に、
   マイクを使うようになりました。
   わざわざ、マイク無しでやる理由が
   ありません。
   
   男の純情の、ビデオのイントロから、
   フーテンの寅さんや、
   縁日の叩き売りを、思い出しました。
    
   オペラや声楽だけでなく、歌舞音曲は、
   ようするに、気持ち良くなるだけの、
   アリストテレスの言うところの、
   魂の浄化(catharsis)ですから、
   大道芸でなければ、オナニーでしょう。
 
   舞台の上で、やってのけるのですから、
   ストリップです。
   ああ、なんと下品な。
   公益財団法人の相撲協会もそうですが、
   破廉恥が売り物です。
   
   こんなのに、
   ロマン主義がくっつきましたから、
   スターリンやムソリーニや
   ヒトラーになるのは、当たり前です。
   熱烈なワグネリアンでした、
   ヒトラーは。

   
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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