葉の開く３～４月頃に、花が咲きますが、
わたしの知っている住宅地に近い山の麓では、
毎年、２月の葉のない頃に、咲きます。
葉の出る頃は、咲き終わった後で、遅い。
ネットで検索しても、
葉のない頃に、花の開く個体は、
これ１つだけ。
よほど、変人なのでしょう。
北側の斜面で、けっして暖かくないはず。
鶯神楽の名前が、悩ましく、
わたしは、スイカズラ科を、連想します。
スイカズラなので、ウグイスカグラ。
頭のウグは、川魚のウグイかも知れません。
婚姻色と同じ色です。
川魚のウグイ色の、スイカズラ。
川魚のウグイ色の、スイカズラ。
それが、間違えて伝わり、ウグイスカグラに。
語源なんて、みんな、こじつけですから。
*** ***
写真の風景は、
知覚した風景と、同じであることを、
自分が、１番良く知っている。
人は、そう思っています。
間違いないと、自分は知っていても、
他人に、伝えられませんから、
自分１人だけの、天涯孤独の知覚です。
いいや、そんなことはない。
他人も、写真を見て、
本人が見た風景と、同じであると、
言います。
しかも、その写真は、
わたしが見たのと、同じ写真です。
これでも、知覚は孤立しているのかと、
文句を言うかも知れません。
他人も、同じであると、言ったけれど、
他人の知覚が、嘘や間違いでないと、
どのようにして、検証しますか。
わたしと他人は、
写真の風景と、知覚した風景が、
同じであると、言っただけです。
同じ言葉を使っただけで、ありませんか。
同じであるとした判断を、検証できません。
他人の判断は、間違いでありませんか。
言葉には、嘘もあります。
個人の知覚の内容は、
だれにも、検証されたことがありませんから、
驚くべき嘘や間違いを、咎められずに、
本人は、気づく必要も、ありませんでした。
自分の知覚の、嘘や間違いを、
個人は、知らないので、ありませんか。
だれに、訂正されることもなく、
自由放任でありませんか。
皆、個人的に、
写真の風景と、自分が知覚した風景は、
同じであると、判断しているだけで、
けっして、
複数の人が、検証し合って、
同じ判断を共有したのでありません。
共有しているのは、言葉だけであり、
判断でありません。
写真の風景と、知覚した風景が、
同じであるとする判断は、
あくまで個人的であり、
絶対に、
他人と共有できないので、ありませんか。
何億人が、同じであると、言っても、
言葉を共有しているだけであり、
判断は、少しも共有されていません。
それにもかかわらずに、
たくさんの人が、口を揃えて言うことは、
嘘や間違いが少ないと、信じられて、
たった１人が言っているだけのことは、
嘘や間違いの可能性が高いと、疑われます。
そのようにして作られた科学技術は、
だれの知覚にも、裏付けられていませんから、
空想科学小説に似ています。
わたしたちが、
科学技術の恩恵を受けていると、
実感するのは、夢かも知れません。
それぞれの人が、全然別の、
異なる夢を見ても、
写真やビデオに映った技術と、
同じ技術を見たと、
皆が、異口同音に放った言葉の共有から、
こうすれば、必ず、こうなると、
科学技術の予言が的中する事実を、
信じているだけかも知れません。
わたしたちの、個人的な知覚は、
物を知覚しているのでしょうか、
それとも、判断の規則性を、
物として、知覚しているのでしょうか。
乱数であろうが、
規則的な数列であろうが、
判断の枝分かれを、再現するための、
手がかりとして、託（かこつ）けられた
ニモニック（mnemonic）を、
わたしたちは、知覚しています。
肝心なのは、判断の枝分かれですから、
物や事実や科学技術などは、
どうでも良い便宜やこじつけなのに、
ロマン主義は、ニモニックの物語を、
物事（ものごと）の本体のように、
知覚します。
知覚された物や、事（こと）の規則性や、
科学技術などを、大切にします。
わたしには、判断の枝分かれのほうが、
肝心要（かんじんかなめ）であり、
風景や、自然の摂理や、勧善懲悪などは、
荒唐無稽の語呂合わせの類に、
感じられます。
樹状突起の枝分かれや、
０と１の組合わせや順番が、大切であり、
価値や法則などのニモニックは、
どうでも良いような、気がします。
物や規則性を、知覚したいのでなく、
組合わせや枝分かれや順番などの判断を、
知覚したい。
わたしたちは、
感覚器官だけでなく、身体や脳を、
持っているのでしょうか。
判断の枝分かれと、
０と１の組合わせや順番があれば、
脳や身体や感覚器官などの道具は、
間（ま）に合わせで、構いません。
感覚器官や脳や身体などの概念は、
ただの語呂合わせでありませんか。
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