マサキの生垣を、子供の頃は普通に見ましたが、
今は、廃れたようです。
生垣や庭木には、
業者による苗木の供給という事情がありますので、
売れ行きが悪くなったり、値段が下がれば、
生産されなくなりますが、
大量に生産していた業者(農家)が、
苗を売り払えば、別の樹種を育てるかも知れません。
よく知った樹種を、続けて生産したくても、
連作障害があるかも知れませんので、用心します。
同じ植物を、大量に育てると、
必ず特定の微生物が、土に繁殖しますので、
一定量を超えると、病気が出て来ます。
ヨーロッパでも、三圃式農業のように、
作物を替えて、牧畜を混ぜながら、
地力の回復を図りました。
樹木の苗木も、何年か経てば、出荷しますので、
次は、別の樹木にしたほうが、無難でしょう。
苗木の供給に、流行の移り変わりがありますので、
私の子供の頃に見かけた生垣の樹種も、
私と同じように、時が経てば、消えてなくなります。
樹木も私も、機械や思想と同じです。
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