ガガは、レディガガでなく、
鏡の意味の、日本の古い言葉です。
「屈(かが)む」も、たぶん、同じ語源ですから、
膕(ひかがみ)は、どうして、
膝の裏を、指(さ)すように、なったのかしらと、
いろいろと、想像したくなります。
どうせ、語源って、
ほとんどが、眉唾(まゆつば)ですけれど、
昔は、金属やガラスの鏡なんて、
ありませんでしたから、水に、顔や姿を映しました。
顔を洗う時に、手で、水を掬(すく)いますので、
屈(かが)んで、水鏡(みずかがみ)を見たと、
思いたくなります。
薬の神様の、少彦名命(すくなひこなのみこと)が、
天乃羅摩船(あめのかがみのふね)に乗り、
波の彼方から、
大国主命(おおくにぬしのみこと)のもとに、
やって来ました。
かがみの船は、ガガイモの実の、割れた殻(から)と、
言われていますから、えらい小さな神様です。
蘿摩(らまし)は、
ガガイモの種子から作る漢方薬の、中国名ですから、
羅摩船と書き、かがみのふねと、読みます。
膕(ひかがみ)も、船の形でありませんか?
天(あめ)は、空(そら)ですから、
雨が降るって、空が落ちて来ます。
邇邇藝命(ににぎのみこと)の天孫降臨から、
大国主命の国譲りまでを、言うのでしょう。
雨が降らなければ、日本の国は、できなんだ。
雨粒なら、ガガイモの果実を、2つに割った舟に乗り、
神様が、日本に辿り着いても、不思議でありません。
せっかく作った葦原(あしはら)の中(なか)つ国を、
邇邇藝命(ににぎのみこと)に奪われましたから、
大国主尊や少彦名命は、踏んだり蹴ったりですが、
たぶん、二人とも、中国の技術者や知識人でした。
文明の知恵を借りて、国を作っても、
日本の野蛮人を、殺し尽くすことは、
出来ませんでした。
アメリカ合衆国やヨーロッパよりも、
シリアイラクの野蛮人のほうが、強いはずです。
パルミラの遺跡を爆破した連中は、
素戔男尊(すさのおのみこと)や、
大和武尊(やもとたけるのみこと)のようなものかも、
知れません。
神話って、ご先祖様の話ですから、
たいていは、世代交代の歴史と、生殖の下ネタが、
同じ意味です。
宗教は、みんな、血縁を誇りますから、
キリスト教のように、挙句(あげく)の果ては、
民主主義になります。
多勢に無勢ですから、奴隷が大統領になるように、
たくさん生まれた圧倒的多数派が、権力を握ります。
流行文化は、品種改良をするように、
生まれながらの素質を、組み合わせますから、
民主主義って、宗教の血縁主義の、成れの果てなのに…
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