珊瑚樹は、ガマズミ属(Viburnum)と、されるように、
花も実も、ガマズミに似ていますが、
葉は、かなり違います。
分厚く、艶がありますから、目印になりそうですが、
野生の個体がないのではと、疑われるくらいに、
見るのは、栽植されたものばかりですから、
山奥に生えていても、
大きな葉の艶が、目印になるものかは、
自信がありません。
こいつが自生している日本の山の、植生って、
想像できません。
山で、こんなものは、見たことがない。
もしかしたら、暖かい海岸近くの山に、
自生しているのではと、期待しますが、
三浦半島には、ない。
海岸近くのサンゴジュは、
たぶん全部、栽植されたものです。
防火林になるそうで、
生垣として、よく植えられていますが、
赤い実が、鈴成りに着くと、
落果して、地面が真っ赤になりますから、
綺麗と言うよりは、汚い。
足元だけでなく、枝葉(えだは)に、うっかり触り、
衣服が、赤く染まっても、わたしは知らん。
近寄れませんから、生垣に使うのは、考えものです。
写真のは、赤くなる前に、食べられて、
花序が、ほとんど残っていません。
残っている房には、
たっぷりと、実がついていますから、
青いうちに食べるだけでなく、
花序の根元を齧(かじ)り、
どさっと、地面に落としてしまう奴が、いるはずです。
カラスかな。
いつか、犯人を見つけてやります。
虫や病気かも。
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