葉は姫榊(ひさかき)、
花は山茶花(さざんか)に、似ているので、
姫榊山茶花(ひさかきさざんか)と、
名付けられましたが、
お茶みたいな花が、今頃の季節に咲きますから、
これしかない、という感じの、
日本では、孤立した種(しゅ)です。
お茶の、ツバキ科(Theaceae)の中の、
ヒサカキサザンカ属(Tutcheria)
という人名由来の聞きなれない属ですが、
中国の石筆木も、そう。
暖かい地方の植物です。
日本では、南西諸島にしか、自生しませんので、
本州の郊外の山で、見かけるのは、
昔の庭木が、残っているのかも知れません。
近くに、民家の跡がなくても、
有力な武士や社寺の、広い庭園であったとか…
都会の近辺は、冬でも暖かいので。
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