箱根空木だけでなく、谷空木も、そうですが、
人家の近くの、低い山の端っこに、咲いています。
箱根空木は、神奈川県の、
潮騒が聞こえるぐらいに、海に近い山に多く、
三浦半島の人には、ありきたりです。
庭から、逃げ出したのでないかと、
疑いたくなりますが、野生の艶(あで)やかさです。
咲いた時の、白い花が、だんだんと赤くなります。
*** ***
朝鮮人の従軍慰安婦が、
本人の意志に反して、強制的に売春をさせられたのは、
当時の日本の売春婦が、そうであったのと、
ほとんど同じような、気がするけれど。
現代でも、一部の売春婦は、
強制させられているのかも、知れませんが、
自由意志のほうが、遥かに多いはずです。
ただし、本人の責任能力に、疑問があれば、
自由意志も、揺らぎます。
頭が悪いので、売春を選んだのは、
自由意志なのか、どうなのかって、難解です。
頭が悪ければ、責任能力も、希薄ですから。
でも、第二次世界大戦の終わりよりも、
以前の売春婦は、現代と、かなり違います。
ほとんどが、親の借金のカタに、取られました。
強制的に、長期契約の就職を、義務付けられて、
親の借金を、返済しなければ、
契約を、破棄できませんでした。
その仕事が、売春です。
お金を返さなければ、半殺しにされますけれど、
昔は、それが正しいと、みんなが思っていました。
親の犠牲になった娘ですが、
朝鮮半島の従軍慰安婦も、それでなかったのかしら。
当時は、朝鮮半島も、日本国内でしたが、
内地よりも、朝鮮のほうが、
過酷であったかも知れません。
田舎の人の多くは、
貨幣経済の仕組みを、知りませんでしたから、
返済が滞ると、返済額が増えるのを、
理解できなかったかも知れません。
お金がなくても、
自給自足のできるのが、農家でしたから、
不作の時の、救済制度が機能しなかったのは、
地主が悪徳であったとか、
小作でなく、流れ者の農業労働であったとか、
不作でなく、浪費や博打が、原因であったとか、
娘は、都会に憧れていたとか…
第二次世界大戦後の、農地改革までは、
日本の内地でも、貧富の差が、ひどく、
朝鮮半島は、もっと、ひどかったかも知れません。
わたしは、日本政府が強制したのでなく、
下請けの民間業者が、
少なくとも、内地と同じように、悪徳であったと、
思います。
日本の軍隊のための、売春婦を募集して、
日本人や朝鮮人の民間業者が、悪徳であったのは、
日本政府の責任ですが、
朝鮮人の民間業者の悪徳の責任を、
日本政府が取るべしと、朝鮮人に糾弾されるのは、
変な感じです。
内地であろうが、朝鮮半島であろうが、
当時の売春と、小作と、田舎の貨幣経済と、
借金返済の年季奉公の実態を、
日本政府は、明らかにできないのかしら。
昔は、人身売買のように、
借金のかたに、売春を強要したのを、
政府だけでなく、日本人は皆、
当たり前と思っていました。
日本政府は、それを、認められないのでしょうか。
昔の日本人が、お金のために、体を売ったことを、
明らかにしたくないのかしら。
世界中、どこでも、同じでなければ、
日本よりも、ひどかったのに。
諸外国は、日本よりも、ひどかったと、
日本政府が明らかにするのは、できないでしょうね。
当時の諸外国は、一度でも、借金を返さない奴を、
何度も何度も、半殺しにしてから、
平気で首を切り落としましたが、
当時の朝鮮民族や、漢民族だけでなく、
現代のイスラム国や、メキシコの麻薬戦争などは、
もっと、ひどい状態です。
借金のかたに、娘を売春婦にさせられたのを、
当時の朝鮮は、悪く言えないはずなの。
満州民族による清朝の統治も、
どれほど残忍であったかを、
中国人や日本人は、明らかにしません。
満州国の王族を、日本人は好意的に描きますが、
あんなもん、イスラム国の連中と同じくらいに、
残忍でした。
当時の朝鮮人も、そうなのに…
うちの父は、昔の日本人が、朝鮮人や中国人を、
ものすごく虐(いじ)めたと、言っていましたが、
昔の中国人や朝鮮人が、
どれくらいに残虐に、同胞を殺していたかを、
ほとんど知りませんでした。
ただ、軍隊の荷物を運ばせるために、
逃げ遅れた青年に、銃口を向けて、
苦力(クーリー)として、強制的に使役したのを、
次の町で、解放すると、
地元の中国人が、解放された青年を、
即刻、処刑したので、
日本兵は、何もしなくて良かったと、
言っていました。
中国では、理由の如何を問わずに、
敵に協力した中国人を、その場で殺しました。
中国の公衆道徳って、明快でしょう?
そのくせに、日本が降伏して、捕虜になった父は、
無傷で、帰国しましたから、
中国人の考え方は、日本人と違います。
当たり前ですけれど、
それなら、人と人とが、殺し合いになるのも、
避けられません。
お互いに、約束した合意がないのに、
自分の信念を、他人に突きつけても、
喧嘩を売っているだけです。
約束をしないで、殺すほうが、得と、
言っているだけです。
昔だけでなく、今もそうですが、
みんなの仕来(しきた)りを知らない人が、
契約もしていないのに、
みんなの仕来りを適用されて、嵌(は)められるのは、
誰が悪いと、思いますか。
後藤君や湯川君は、
イスラム国の仕来りを、知りませんでしたが、
イスラム国の人たちは、自分たちの正当な義務を、
果たしただけかも、知れません。
頭が悪いのと、そいつの人格が悪いのとは、
そのように、見なすほうも、見なされるほうも、
多くの人にとって、同じです。
だから、アスペルガーから統合失調症なのに…
人間は、知能が自慢ですから、
知能の低い個体を、責任能力がない、と言い、
保護しなければいけいと、考える人もいれば、
悪徳で無残な人格であるとして、
憎んだり処刑したりして、間引かなければいけないと、
確信する人もいます。
大阪教育大学やオウムの、
宅間守君や麻原君が、人を憎んだり殺したり、
憎まれたり死刑になったりしたのも、それです。
従軍慰安婦やイスラム国や麻薬戦争と、同じことが、
日本でも、日常茶飯であることを、
尼崎事件は、当たり前のように、示していましたが、
日本の法律家は、
世の中の95%ぐらいの人数の、社会の底辺では、
毎日毎日の、普通の出来事であることに、
今も、気づくつもりが、ありません。
せっかく、事件になったのに、
飛び出した物事(ものごと)が、
残忍な刑事事件であるとしか、思わないのは、
精神衛生上、楽ちんでよろしい。
刑事事件は、処罰されて間引かれますが、
普段は、出る杭(くい)が打たれるように、
中へ中へと、打ち込まれます。
日本社会の、賢い特徴です。
体裁(ていさい)だけを、整えるのが、一番良い。
姿や格好だけが、欧米白人ではあれば、よろしい。
エステティックて、わかりやすいでしょう?
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