東京電力の、久里浜(くりはま)の火力発電所は、
一旦、操業を停止していましたが、
東日本大震災による電力不足を、補うために、
臨時に、操業を再開していました。
2014年の末に、その役目も終わり、
現在は、完全に停止しています。
老朽化のせいで、効率が悪いのでしょうか。
温排水や排気ガスの、再利用のための設備も、
不十分かも知れません。
福島県の、新型の火力発電所を使えば、
間(ま)に合うようになったので、
横須賀火力発電所は、操業を停止したそうです。
福島で足りなくなった電気は、
福島で発電したほうが、
送電や蓄電による消耗が、少ないのかも知れません。
ペリーの上陸や、
千葉県富津(ふっつ)市金谷(かなや)との間の、
東京湾フェリーよりも、
火力発電所のほうが、遠くからでも一目瞭然の、
久里浜の目印でしたが、
もう、操業をしないのでしたら、壊すのかしら。
それとも、今回の地震のように、
臨時の必要性のために、時々は、ボイラーを焚いて、
動態保存して置くのかしら。
フェリーの向こうに写っているのが、
石油を燃やして、パイプの中の水を沸かすための、
ボイラーです。
湯気を、タービン(羽根車)に吹き付けて、
発電しますから、蒸気機関です。
外燃機関の蒸気タービン発電機が、8機と、
内燃機関のガスタービン発電機が、2機、
あったそうです。
内燃機関って、燃料そのものに火を付けて、
爆発的に膨張した気体を、
ピストンや羽根車(タービン)にぶち当てて、
往復運動や回転運動に変えます。
高校生になると、男の子は、バイクに乗らないと、
バカにされますから、
中学生の頃から、エンジンのことで、頭が一杯。
産業革命だもんね。
殺し合いの帰趨(きすう)を、決めます。
オートバイや自動車は、
燃焼室の蓋(ふた)が、ピストンですから、
往復運動のリシプロエンジンですが、
ジェット機や火力発電所の、
ガスタービンエンジンは、
燃焼室の蓋が、羽根車です。
フェリーの後ろに写っているのは、
蒸気機関のボイラーが、6機と、思います。
撤去されるかも知れない。
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