カーニバルの朝 1719 ペリー・コモ

 
     【カーニバルの朝】 Manhã de Carnaval
     歌 : ペリー・コモ Perry Come
     ギター : ルイス・ボンファ Luiz Bonfá(作曲者)
 
         ***          ***
 
     Antônio Maria作詞  Luiz Bonfá作曲
 
I’ll sing to the sun in the sky,
I’ll sing ’till the sun rises high,
Carnival time is here,
Magical time of year,
And as the time draws near,
Dreams lift my heart!
 
I’ll sing as I play my guitar,
I’ll cling to a dream from afar,
Will love come my way,
This Carnival day,
And stay here in my heart?
 
Will true love come my way,
On this Carnival day,
Or will I be alone with my dream? 
 
 
 
     ペリー・コモが、英語で歌っていますので、
     英語訳を貼り付けました。
 
     いわゆるボサノバ Bossa Nova の、
     ヒット曲ですが、
     黒いオルフェ Orfeu Negro という映画の中で、
     歌われていました。
 
     映画も、フランス・ブラジル・イタリアの、
     合作らしいのですが、どういう意味なのかしら。
     各国の映画会社が、共同出資したのでしょうか。
 
     どうせ、映画会社って、
     たくさんの国に売らなければ、儲かりませんから、
     国籍不明と思いますが。
 
     元ネタが、ギリシャ神話の、
     オルぺウスとエウリディケの、物語です。
 
     死んだ妻を、地下の死の世界から、助け出して、
     地上に戻ろうとした時に、
     死の世界の王の、ハーデスから、
     絶対に後ろを振り返るな、と言われたのに、
     妻が心配になり、後ろを見てしまったので、
     結局、妻を取り返すことが、できなかった、
     という話です。
     
     エウリディケが死んだのは、
     毒蛇に噛まれたからですが、
     オルペウスが、死の世界の同情を得たのは、
     竪琴と歌の、上手(うま)さです。
     オルペウスは、吟遊詩人でした。
 
     古代ギリシャのオルペウス教って、
     輪廻転生を信じていたらしいの。
     インドヨーロッパ民族の、
     伝統文化でしょうか。
     吟遊詩人というのも、なんとなく、
     最近のジプシーを連想します。
 
     放浪の貧乏人が、相場ですが、
     オルペウスとエウリディケの話を、
     ヴィニシウス・ヂ・モライス
     Marcus Vinícius da Cruz e Mello Moraes
     という文芸家が、
     現代のブラジル社会に翻案したのも、
     リオデジャネイロのスラム街の恋物語でした。
 
     しかも、男と女の両方が、死んでしまいます。
     縁起でもない話でしたが、
     それを映画化した時の、主題歌です。
 
     ビデオの中で、ギターを弾いている人が、
     作曲したそうです。
 
     ペリー・コモは、
     昔の代表的なクルーナー crooner ですが、
     このビデオは、
     いくらなんでも、クチパクでないでしょう。
     歌手のプロモーションビデオは、
     ほぼ全部がクチパクですが、
     昔のソリストは、
     舞台でも、クチパクが普通でした。
 
     それに比べて、ロックやフォークの歌手は、
     舞台の上で、正直な人が多かった。
     プレスリーやマイケル・ジャクソンも、
     わりと、声を出して、歌っていました。
 
     ボサノバは、1960年代の、
     アメリカ合衆国のジャズと、
     ポルトガルやブラジルの流行音楽の、
     融合したやつです。
 
     アルファベットを使う民族って、
     たくさんの文化が、重なって来ますので、
     話の味わいが、濃くなります。
     アルファベットって、
     エジプト人の発明でしょう?
     フェニキア人?
 
     それに比べて、漢字は情けない。
     広東人が、
     ピンイン表記だけで行こうとするのも、
     無理からぬことです。
     日本人には、さっぱり、わかりませんが。
     毛沢東も、それで行こうと、
     言っていました。
     
     ブラジルは、
     リオデジャネイロやサンパウロのように、
     大きなスラム街のある国です。
 
     リオのカーニバルは、2月ですから、
     今は、練習中かしら。
     あっちは、一年中、歌って踊って、
     真面目に働きたくないみたい。
     そのほうが、良いかも。
 
     ギリシャ人やローマ人なんか、
     全然、働きませんでした。
     スラム街と奴隷制は、
     似たようなものです。
     そのほうが良い、と言うと、
     怒られるけれど、気楽です。
 
     インドやアラブの、強姦社会は、
     なんとかして欲しい。
 
 
 
 
 
 
 
精神医療の廃止とコンピュータ

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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