上海の裏道 1688 社会の中の個人の、知覚や意識

表通りから、裏道に入ると、
上海の風景は、
日本の都会と、あまり変わりません。
洗濯物を、道の真ん中に向かって、差し出せば、
上海です。
 
         ***          ***
 
5才くらいの夏に、母の実家に行き、昼寝をしました。
目が醒めると、天井の様子が、違います。
 
ここは、どこだろう、
なぜ、ここに居るのだろうと、思いながら、
あたりを見回すと、
知らない家の、知らない部屋です。
 
ああ、母の田舎に来て、昼寝をしたと、
思い出しました。
当時は、エアコンなんて、ありませんでした。
 
自分が、どこにいるかが、わからなくなると、
自分が誰であるかも、怪しくなります。
  
時間も、そうです。
記憶だけでなく、将来の計画を立てられなければ、
自分でないような気持ちになります。
 
いずれも、スリルに満ちた気持ちであることを、
5才の時に、納得しました。
赤ちゃんの時から、
しょっちゅう、経験していた気持ちですが、
仕組みがわかるまで、5年間もかかりました。
 
瓶の中に、濡れた米粒が、くっついている時に、
瓶の口のほうに、瓶を振って、急に止めれば、
米粒だけが、飛び出して来るって、
数回も経験すれば、乳幼児は、
そこに、法則があるかのように、
理解してしまいます。
物理化学って、赤ちゃんの思惑(おもわく)です。
 
昭和の初期は、空き瓶の中に、玄米を入れて、
棒で突っつき、精米をしました。
子供の仕事ですが、第二次世界大戦の後も、
子供の遊びとして、伝わっていました。
 
わたしは、あほだったと、5才の時に感じました。
だんだんと、あほになるような、感じなの。
何事(なにごと)につけても、
意識しないと、上手(うま)く出来ないのは、
体という機械の性能が、悪い。
 
でも、賢くなりたいと、思いませんでした。
あほのほうが、尼崎事件のように、スリルがあって、
面白いもん。
 
4才ですと、自分の家で、昼寝から目覚めても、
母がいないことに、気づくと、泣き出しました。
寝る所がない、と言い、泣いていたそうです。
 
たぶん、夢の中身と、寝ていたという記憶とを、
混同したのでしょう。
すごく不安になり、泣き出しましたが、
だんだんと、事情がわかって来たのに、
引っ込みがつかずに、
しばらく、泣き続けたのを、覚えています。
急に泣き止(や)むのって、照れ臭いでしょう?
 
6才になり、小学校に入学すると、
要領良くなりましたので、
寝る前に、現在と過去の、
継続的な仕事の状況を整理して、
目覚めた後にも、その続きをするように、
心の段取りを立ててから、寝ます。
 
目覚めた時に、自動的に、
予定を実行しようとするのは、
眠りにつくまでの間の、
記憶の回顧と整理の、仕業(しわざ)なの。
 
予定って、条件により、枝分かれをしますから、
第一希望だけを、実行するのでなく、
わたしは、
枝分かれのすべてを、実行したくなり、
人生は、きりがない。
 
第一希望だけを、実現したのでは、
知らない土地で、目覚めても、何のスリルもなく、
面白くありません。
 
わたしの子供の頃って、
実験的に作られたコンピュータが、
実用化される時代でしたので、
日本は、トランジスタラジオを作り、稼ぎました。
 
電話やラジオやテレビって、
コンピュータと同じことでしょう?
 
枝分かれの中身のような、判断の意味は、
電線や化学物質に、固定されていませんから、
物体と言われる枝分かれや結びつきは、
判断の回数だけが、大切なのかも知れません。
 
特定の電気回路に、特定の意味があると思うのは、
あほです。
判断の回数が、現れているだけなのに。
 
小学校に入学してから、集団と物体の関係が、
七夕様の短冊のように、
目の前に、ぶら下がりました。
学校の集団生活って、体の物体生活に、
似ているでしょう?
 
脳みそと同じことと、思うようになったのは、
小学高学年になってからです。
豚や牛の脳みそって、
食べる機会が、ありませんでしたから。
 
普通のお肉やお魚を、食べていましたから、
人間のお肉が、判断の塊(かたまり)であることを、
自分自身の内側から、気づいていました。
 
判断の回数だけが、現れているのに、
どうして、人間はエステティックに、
判断の意味を、読み取ろうとするのかしら。
論理も、同じです。
算盤(そろばん)と同じなのに…
 
     大人になっても、物凄く疲れていると、
     無計画に眠ってしまいますので、
     面白いことにならないかと、期待しても、
     無駄です。
 
     疲れているとか、うとうとと、
     眠ってしまうかも知れないとかって、
     予(あらかじ)め、わかりますから、
     実際に、電車の中で、眠ってしまっても、
     たいていは、織り込み済みなの。
 
     目的の駅に着くと、
     しゃきっと目が覚めて、
     忘れ物もなく、速足で、歩き出します。
 
     ちっとも、疲れていないのに、
     予定外に、こっくりこっくりと、
     眠ってしまっても、
     健常な睡眠である限り、
     面白いことは、何も起こりません。
 
     眠っていないのに、
     意識が遠退(とおの)くのは、危ない。
     
     けっして、眠っているので
     ありませんから、
     ちゃんと、歩いていますけれど、
     自分でないような気持ちを、
     自覚する人もいます。
 
     目覚めて、日常の動作を、
     行なっているのに、
     自分の意識が、遠ざかる感じって、
     物凄く、不安になりませんか。
 
     日常生活の、具体的な計画や、
     前後左右の見当が、つかないのは、
     認知障害かも知れませんが、
     糸の切れた凧(たこ)のように、
     計画が立たず、
     自分という意識の継続性や同一性が、
     曖昧になったり、疑問になったりします。
 
     パニック障害や鬱病などと、
     言われる人もいれば、
     解離性同一性障害と、
     診断される人もいます。
     リストカットや強迫神経症なども、
     性同一性障害の人には、
     少なくありません。
 
     鬱(うつ)病や統合失調症だけでなく、
     癲癇(てんかん)も、
     GID(性同一性障害)には、
     多いような気がします。
 
     はじめて、アメリカ合衆国に行った時に、
     わたしは、
     旅行のガイドブックを、読む余裕もなく、
     道路地図も、持っていませんでしたので、
     右を見ても、左を見ても、東西南北が、
     さっぱりわかりませんでした。
     海外旅行の手続きも、知らんかった。
 
     わたしは、日本人に会いたい、と言い、
     地方都市在住の人から、
     わたしが為(な)すべきことの、輪郭を、
     教えてもらいました。
     急でしたから、他力本願で行きましたが、
     中学生でしたから、
     仕方ないと言うよりは、
     上手(うま)い方法でした。
  
     日本全国の旅行は、小学高学年の時に、
     ヒッチハイクで済ませていました。
     一人で野宿するのは、慣れています。
        
     それでも、変な心に、なりませんでした。
     精神科のような、縁起でもない所に、
     行きたいとは、思いませんでした。
 
     不安になることも、ありません。
     利用できる奴や物や知識を、見つけて、
     要領良く、現金に、立ち回ります。
     わからない時は、
     時間を稼ぎ、よく観察をすれば、
     緒(いとぐち)が見つかります。
 
     生活に必要な情報を探して、
     一人で歩くのは、得意でしたから、
     ちっとも、精神科医を、
     尊敬しませんでした。
     最悪でも、あんな奴らには、
     なりたくない。
     
性別違和を訴え、性転換を望む人も、
抑うつや、パニック発作や、リストカットなどの、
他の精神の病気に、多い症状が、
けっこう出ますので、
それらの人が、藁(わら)をもつかむ思いで、
性転換に縋(すが)ったのかも、知れません。
 
子供の頃から、
性別の違和感に悩んでいた人が多いので、
早くも、みんなと一緒に、
歩けなくなったのでしょう。
 
トルストイの、戦争と平和の中で、
モスクワに居残っていたロシア人が、
フランス軍に捕まえられて、歩かされます。
収容所に入れられるのか、裁判にかけられるのかを、
知りませんけれど、ケガや病気があるのに、
飢えと寒さの中で、疲れて、
歩けなくなった人から、順番に、
その場で射殺されました。
 
子供の頃から、性別違和に悩むって、
早くから、射殺されそうな人ですけれど、
今は、性転換に縋(すが)ったのでしょう。
性別が違う、と言っても、怒られません。
 
性転換をすると、助かるのかしら。
冬山で遭難しても、助かるのかしら。
 
性別違和のせいで、
捕虜になったり、遭難したりするので、ないと、
思いますが…
 
当然、性転換をしても、
捕虜から逃げられるわけでなく、
遭難したのに助かるわけでも、ありません。
性別が違うと訴えても、怒られないのなら、
そこを、突いてみるのは、当たり前です。
 
溺れた人に、しがみつかれると、
泳ぎの上手(うま)い人も、
簡単に沈められてしまいます。
 
タイタニックが、氷山にぶつかった時も、
救命ボートは、
泳いでいる人を、オールで突き放しました。
食らいつかれると、ボートを沈められてしまいます。
 
性別違和の訴えや、性転換の希望って、
それなの。
健常な人を、がんじがらめにするくらいに、
しがみつきます。
精神の病気の中でも、
脳や体に、原因となる病変の発見されない種類は、
たいてい、放置されれば、そうなります。
 
性転換医療により、十把一絡げに、扱えば、
健常な人たちから、隔離できる、というものです。
精神病院に放り込まずに、放牧で行きます。
 
団体旅行って、
観光バスのガイドさんや、旅行会社の人が、
旗を持って、みんなを連れて歩くでしょう?
 
性転換やLGBTの運動って、それなの。
放牧されている家畜に、癖(くせ)を付けさせる旗。
夕方になり、自分勝手に、畜舎に帰れば、
手間要(い)らずです。
 
なーんだ、精神の病気だけでなく、
乳幼児の教育って、みんな、そうですけれど、
なんで、生殖機能を壊して、
世代交代ができないように、するのかしら。
 
梅毒をやっつけるために、
水銀や砒素やマラリアを使うみたいに、
毒をもって、毒を制するのは、上手く行くのかしら。
 
癖をつけるには、命や性欲を利用するのが、賢い。
生物は、40億年間も、そうしていますから、
その流れに乗るのが、一番楽チンです。
 
その流れを断てば、精神の病気を、過ぎ越せるって、
どこから、思い着いたのかしら。
たいていは、40億年に逆らうと、
自殺と同じ結果になります。
 
オーバーハングの超高層ビルって、
世界中に出来て、ちっとも珍しくなくなりました。
上へ行けば行くほど、太くなるのは、不安定ですが、
2本を並べて、
てっぺんを、渡り廊下で繋げば、安定します。
どうせなら、ツインビルより、3本が良い。
 
それぞれの一本は、上へ行けば行くほど、太いが、
3本を纏(まと)めて、全体を見ると、そうでない。
 
性転換医療も、それで行こうって、言うのかしら。
一人一人の予後が悪くても、
全体が発展すれば、本人も喜ぶって、
人柱(ひとばしら)みたい。 
 
人類の歴史は、それですけれど、
個人の、自由や権利や責任などと、
言われるやつです。
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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