金髪の娘 1581 コーカサス民謡

 
     【Sarı Gelin】 金髪の娘
     歌 : アリム・カシモフ Alim Qasımov
 
        ***          ***
  
Saçın ucun hörməzlər
Gülü sulu dərməzlər
Sarı gəlin
 
Saçın ucun hörməzlər
Gülü sulu dərməzlər
Sarı gəlin
 
Bu sevda nə sevdadır
Səni mənə verməzlər
Neynim aman, aman
Neynim aman, aman
Sarı gəlin
 
Bu dərənin uzunu,
Çoban qaytar quzunu, quzunu
Bu dərənin uzunu,
Çoban qaytar quzunu, quzunu
 
 
 
     歌詞は、Youtube に投稿した人の記述を、
     そのまま、貼りつけています。
 
     詳しくは、英語版の Wikipedia の、
     Sarı Gelin の項目を、見て下さい。
     
     いろいろな歌詞と、翻訳が載っています。
 
     民謡ですから、
     似たようなメロディやリズムと、
     たくさんの種類の、歌詞があるのは、
     どこの民族でも、同じです。
 
     Sarı Gelin は、
     アルメニアやグルジアや
     ペルシャやクルドなどの、
     インドヨーロッパ系や
     コーカサス系の言語を話す白人の民族と、
     トルコやアゼルバイジャンなどの、
     トルコ系の言語を話す黄色人種と白人の
     混血の民族の、両方の系統の民族の間で、
     それぞの民族の民謡として、
     伝わっています。
 
     どうせ、トルコ系の人たちは、
     黄色人種と白人の混血ですから、
     白人との、共通の文化があっても、
     不思議でないのに、
     結構、争われています。
 
     この民謡は、どの民族の、原産なのかと。
 
     黄色人種って、
     モンゴル民族や漢民族から東は、
     日本人と同じ顔や体ですから、
     区別がつきませんが、
     中国領内の、西南の端のタジク人は、
     白人です。
 
     そして、現在のタジク人の居住地が、
     だいたい、白人の発祥地と、
     言われています。
 
     黄色人種が、西に移動して、
     トルコ人のように、白人と混血したのに、
     どういうわけか、
     同じように、西に移動した白人が、
     黄色人種と混血して、
     トルコ人になったとは、言いません。
 
     言葉や宗教や政治が、原因ですので、
     白人のエステティックが悪い、と言うと、
     怒られます。
 
     白人は、顔や体の、形の純潔を、
     エスティックに評価する傾向が、強いと、
     思うのですが…
     ギリシャ文化が、その典型です。
 
     ギリシャの彫像が、
     真っ白の大理石であるのは、
     イギリス人が、表面を削って、
     わざと、白くしたそうです。
     
     イギリスの博物学者が、見つけた時に、
     ギリシャの彫像は、
     赤や黄色や青に、彩色されていました。
      
     この民謡は、Sarı Gelin の意味からして、
     解釈が多種多様です。
     わたしは、Sarı を金髪、 Gelin を娘と、
     単純に理解しましたが。
 
     金髪の娘に、恋をしたが、
     娘は、去ってしまった。
     まわりが、邪魔をするので。
     くそったれめ。
     石女(うまずめ)め。
     あんな女の母親も、死んでしまえ。
     
     金髪の娘でなく、
     背の高い娘や、山の娘や、
     黄色い肌の娘とも、解釈できるそうです。
     
     娘でなく、オスマン帝国にとっての、
     異邦人の意味かも知れない。
 
     アリム・カシモフ Alim Qasımov は、
     アゼルバイジャンの、
     ムガム mugham と言われる伝統音楽の、
     第一人者です。
 
     素朴さよりも、芸術性を求めます。
 
     ヨーロッパでは、キリスト教会が、
     楽譜に表現された芸術と言われる形式を、
     民謡から作りましたが、
     ムガムは、日本民謡のように、
     演奏形式が、口承により伝えられます。
     
     文字がなくても、ビデオがありますので、
     現代文化は、昔と違うのかも知れません。
     日本のような家元制度が、
     ないのかも知れませんが、
     日本民謡よりも、
     営業地域が、桁違いに広い。
 
     後ろで演奏しているのは、
     中世やルネサンスの音楽が得意の、
     イギリスの、ヒリヤード・アンサンブル
     Hilliard Ensemble 。
 
     ホーメイ Khoomei と言われる呪術的な
     喉声の女性は、
     瀬戸内寂聴さんで、ありません。
     
     ロシアの、
     モンゴルとの国境に近い自治共和国の、
     トゥバ Tuva 出身の、
     サインホ・ナムチラク Sainkho Namchylak
     という民謡歌手です。
     
     もう1人の女性は、
     アリム・カシモフの娘さんでなかったか…
     知りません。
     
     
 
 
 
     
     
      
     
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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