ハンノキの、毬果と雄花序 1564

榛(はん)の木の、受粉後の雌花序は、
松ぼっくりのように、毬果(きゅうか)になります。
 
まだ未熟ですので、
たくさんの胚珠が、入ったままですが、
すでに、今年の1~2月頃に、受粉を終えています。
 
その時の雌花序は、
1cmぐらいに、赤く色づいていましたが、
今は、
2.5cmぐらいの、緑色の毬果になっています。
 
秋に熟した後に、
乾燥して、毬果が開き、種が飛びます。
遺骸のような松ぼっくりは、そのまま、落ちずに、
来年も、再来年も、枝にくっついています。
 
榛の木は、落葉樹ですから、
冬に、茶色く乾燥した毬果の松ぼっくりが、
よく目立ちます。
 
花が咲くのも、真冬ですので、
すでに、今頃は、
冬に咲く花序の、蕾(つぼみ)が、
準備されています。
 
写真の左端に、小さな雄花序が、写っています。
来年の1月に、
5cmぐらいの、黄色い尾状花序を垂らします。
 
榛の木は、水辺の植物ですが、
フランキア属 Frankia の、
放線菌 actinobacteria と、共生して、
根粒 root nodules を形成します。
 
モクマオウや、ヤマモモや、グミなどの、
300種ほどの、広範な植物が、
この菌と共生しますので、
一括して、
アクチノリザル植物 Actinorhizal plants と、
言われます。
 
リザ rhíza って、
英語の rhizome の語源の、ギリシャ語の、根です。
ローマ字に音写しただけ。
Actinorhiza は、放線菌と共生する根粒のこと。
actin は、ギリシャ語の aktis で、
車輪の輻(や)や、その形。英語の ray です。
 
マメ科の根粒のほうは、
リゾビウム属 Rhizobium や、Sinorhizobium 属や、
Bradyrhizobium 属などの、
多様な種類の細菌が、共生しますので、
それらの菌を、一括して、根粒菌と言います。
 
放線菌って、抗生物質を作るやつですが、
マメ科の根粒菌のように、空気中の窒素ガスを、
水に溶ける固体に、還元します。
 
根粒菌と同じニトロゲナーゼという名前の、
触媒としての酵素(こうそ)を、作るものなのかは、
知りません。
同じ名前であっても、違う物質かも知れませんし、
ニトロゲナーゼでなく、
酵素(こうそ)でもないかも、知れません。
 
マメ科の根粒菌は、
ATP(アデノシン三リン酸)を、
ADP(アデノシン二リン酸)とリン酸に、
加水分解して、発生したエネルギーにより、
空気中の窒素ガスの、三重結合が切断されますので、
窒素と水素が、自由にくっつき、
アンモニアになります。
 
放線菌の内の、フランキア属も、
植物の根粒に棲みつき、窒素を固定しますが、
なんらかの酵素(こうそ)を、
作っているのでしょうか。
 
わたしは、その物質を見たことがないので、
その作用を、知りませんが、 
窒素肥料を自前で生産しますので、
榛(はん)の木は、荒れ地にも、よく育ちます。
いわゆるパイオニア植物です。
 
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精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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