オオバボダイジュ 1539

うまい具合に、
大葉菩提樹(おおばぼだいじゅ)の満開に、出くわしました。
 
花期が短く、一斉に咲いて、落ちますので、
満開の時は、美しい。
 
まだ、蕾(つぼみ)が残っていますから、今が見頃です。
明後日(あさって)には、散り始めます。
 
性交渉の真っ最中を、見上げるみたいで、
恥ずかしいのですけれど、桜も、一斉に咲いて、散ります。
 
盛りの花が、萎れた花と、同居しません。
 
オオバボダイジュと、同定するのに、
1年ぐらい、かかりました。
 
インド菩提樹 Ficus religiosa は、クワ科ですけれど、
中国や日本やヨーロッパでは、寒くて、咲きません。
Ficus って、イチジク属です。
 
インド菩提樹の代用品として、葉っぱの形が似ているので、
シナノキ科の樹木を、菩提樹と呼ぶようになりました。
 
ヨーロッパのリンデン Linden も、シナノキ科ですので、
セイヨウボダイジュと言います。
いずれも、シナノキ属 Tilia で、
ラテン語の翼の意味の、ptilon が語源です。
 
花序の苞葉(ほうよう)が、へらや翼のように、見えますので、
シナノキの類は、一発でわかります。
花が落ちた後も、残りますから。
 
シナノキ属の中の、オオバボダイジュと、同定するのが、
難儀でした。
 
50才を過ぎると、目があほですから、
遠くの解像度が低くなり、
近寄せると、老眼のせいで、さっぱり見えません。
 
眼鏡を掛けても、手前は見えませんから、
同定する気にも、なりません。
 
若いころは、小さな20倍のルーペを、
いつも、ポーチに入れていましたが、
今は、口径15cmぐらいの虫眼鏡でなければ、役に立ちません。
 
そんなのを、持ち歩けませんから、
若いころの直感で、菩提樹だろう、tilia 属だろうと、
適当に見当をつけて置きます。
 
正確なところは、捕虫網を持った男の子を捕まえて、
花の形や、星状毛や蜜毛の有無などを、観察してもらいます。
目だけでなく、脳味噌のほうも、
若くてピチピチのを、使ったほうが、賢いのに決まっています。
世代交代は、そのためにあるのですから。
 
昆虫の好きな子は、植物も、よく知っています。
45才を過ぎて、外科医をやっている子は、何も見えません。
腹いせに、性転換医療をやっているのかしら。
外科医は、あほです。
 
菩提(ぼだい)って、知る、という意味の、
サンスクリットの bodhi ですから、
覚(さと)ると、翻訳することもできます。
知覚です。
 
英語の body と、同じ語源ですから、
体と、翻訳することもできます。
 
知るって、体が知るんです、当たり前ですけれど。
仏教では、菩提を弔(ともら)うと、言います。
 
日本の、品(しな)の木 Tilia japonica は、
信濃の木とも、言われますが、
わたしの感じでは、支那の木です。
インド菩提樹の代用品の、支那の菩提樹です。
 
分類学のリンネ Carl von Linné の、
フォン・リンネ von Linné という名字は、
自宅の庭に、リンネの木が植わっていたので、
古代ローマの慣習に従い、家系の印(しるし)としました。
日本の皇室も、植物の印を、決めているみたい。
 
スウェーデン語のリンネって、
ドイツ語のリンデンと、同じらしいので、
シューベルトの菩提樹の作詞者の、
詩人のヴィルヘルム・ミューラーは、
リンネの人柄を、思い出していたのかも知れません。
 
古代インドの研究家の、
フリードリヒ・マックス・ミューラーが、
菩提樹の息子なの。
アーリア人や、インドヨーロッパ文化などと、
言い出した人です。
 
古代ギリシャと古代インドは、
同じ民族でないかと、疑われるくらいに、
よく似た文化でしょう?
 
仏教と、進化論と、マルクス主義なんかは、ほとんど同じです。
古代ギリシャが、インドペルシャの支配から、脱したのは、
紀元前7世紀頃に、
エジプトの傭兵として、ナイルの文化を学んだからです。
 
軍事力が、無理やりに、
インドとの絆(きずな)を、切りましたけれど、
アレクサンダーは、また、インドまで行き、
愛していると、言いました。
 
ギリシャ人は、
自分たちの御先祖さまが、インドにいると、
知っていたみたいなの。
 
現代のロシア人も、
ボルガ川や黒海やカスピ海を越えて、インドに憧れます。
 
遺伝子を分類すると、
白人は、ソグディアナ地方で、発祥したそうですから、
アレクサンダーの行動は、ぴったんこ、当たっていました。
 
アムダリア川の上流ぐらいまで、北に行くと、
メラニン色素を足りなくても、結構、長生きが出来る、
という意味ですから、
ナイル川上流の、熱帯雨林の猿は、
インダス川上流の、山を越えて、寒さに強くなりました。
 
文豪のゲーテは、
シェイクスピアと、スピノザと、リンネに、影響されたと、
言っています。
 
リンネも、お医者さんに、植物学を教わりましたが、
弟子の、カール・ツンベルク Carl Peter Thunberg は、
オランダの東インド会社のお医者さんとして、
長崎の出島に赴任して、東京の徳川家治に、謁見しました。
出島の三学者と、言われています。 
 
ツンベルクは、
南アフリカと、セイロンと、スンダ列島と、日本の、
植物誌を書いていますけれど、
日本以外は、全部、オランダの植民地です。
 
オランダ民族って、あるのかしら。
ツンベルクも、スウェーデン人ですけれど、
日本が、インドネシアを占領したのは、
もっと、評価されて、良いかも知れません。
 
インドネシアを、解放しましたから。
オランダ人は、今でも、日本の悪口ばかりを、言っています。
石油を、日本に盗られたと、思っているの。
 
インドネシアの島って、ものすごく広いから、
イギリスとアメリカ合衆国の関係のように、
オランダとインドネシアは、繁栄するはずでした。
日本にぶち壊されたと、思っています。
 
石油の技術者って、
オランダ人やノルウェー人が、多いのですけれど、
日本が、インドネシアを盗ったので、
第二次世界大戦後に、繁栄したと、
オランダ人は、勘違いしています。
 
学校の教科書に、書いてあるみたいなの。
日本のインドネシア侵略とか、南京大虐殺とか…
  
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精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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