アスパラガスの性染色体は、人間に似て、
男は、XYのヘテロで、女は、XXのホモです。
人間の性染色体を表す文字って、その形が似ているので、
XやYが使われますが
アスパラガスでは、Mとnの文字が、よく使われます。
面倒臭(くさ)いので、XとYで行きますが、
どうして、漢字で表記すると、いけないのかしら。
アスパラガスは、雌雄異株(しゆういしゅ)ですので、
普通の雄株(おかぶ)に咲くのは、雄花だけです。
雌株は、雌花しか、咲きません。
雄花には、雄しべしかなく、雌花には、雌しべしかありませんが、
雄株に、雄しべと雌しべの、両方を持つ花が、咲くことがあり、
両性花と言われます。
自家受粉が、可能ですので、
両性花は、XYが交配して、YYの種(たね)も、出来ます。
この種(たね)が育つと、雄花ばかりの雄株になりますが、
YYの特別な雄株ですから、XXの普通の雌株と、交配すれば、
全部XYの、普通の雄株の種(たね)ばかりに、なります。
アスパラガスって、実(み)の成らない雄株のほうが、
収穫量が多く、野菜としての、商品価値が高いそうです。
赤い実の中に、二つの黒い種(たね)が、入っています。
土筆(つくし)の袴(はかま)のようなのが、
アスパラガスでも、葉ですので、鱗片葉と言われます。
杉菜(すぎな)の葉のようなのが、
アスパラガスでは、茎ですので、擬葉(ぎよう)と言われます。
アスパラガスは、杉菜(すぎな)のような胞子植物でなく、
被子植物の単子葉類のユリ科に近く、クサスギカズラ科です。
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