シリブカガシのどんぐり 1287 三島由紀夫氏と知的障害

尻深樫(しりぶかがし)は、秋に花の咲くブナ科の樹木です。
ドングリの木のうちで、秋に花が咲くのは、尻深樫だけです。
 
ドングリの実の成るのも、秋ですけれど、
去年の花の実が、今年の秋に大きくなりますので、
花と果実が、同時です。
 
ドングリは、堅果(けんか)と言われる種類の果実ですが、
これから、中身が、ぐーっと伸びて来て、
尻深樫も、けっこう細長いドングリになります。
 
一本の花軸に、たくさんの実が成るのは、
ドングリのできるブナ科では、マテバシイ属と、シイ属だけですが、
椎(しい)の木のシイ属は、
殻斗(かくと)と言われるお椀(わん)ができません。
 
シイ属と、マテバシイ属と、クリ属は、虫媒花ですので、
すごい臭(にお)い放ち、虫を惹(ひ)きつけます。
精液の臭いです。
 
ブナ科でも、
櫟(くぬぎ)や粗樫(あらかし)や小楢(こなら)などの、
コナラ属は、風媒花ですので、
風に靡(なび)いて、花粉を飛ばします。
 
花とドングリを、一緒に撮れれば良かったのですが、
低い所は、花も実も、貧弱でした。
 
尻深樫って、あまり渋くないので、手間がかからず、
縄文時代の人にとっては、食べやすかったと、言われています。
 
         ***          ***
 
昭和の第二次世界大戦後に、三島由紀夫という小説家がいました。
生まれは、昭和の初めですけれど、
1970年に、市ヶ谷の自衛隊総監を、人質に取り、
クーデターを呼びかけた直後に、切腹をして、
首を切り取ってもらい、死にました。
 
介錯人(かいしゃくにん)も、同じ死に方をしましたから、
二人は仲良しでした。
  
その2年前に、
川端康成という小説家が、ノーベル賞を受賞しましたが、
三島氏の自殺の1年半後に、川端氏は
逗子マリーナのマンションで、ガス管を咥えて、自殺しました。
 
川端氏と三島氏は、親子ほどの齢(とし)の差ですが、
二人とも、昔ながらの日本人らしさを、売りに出した小説家です。
 
     1964年のオリンピックの年に、
     観光目的でも、自由に海外旅行ができるように
     なりました。
     500ドルしか、持ち出せませんでしたけれど、
     1970年の万国博覧会の年に、1000ドルになり、
     いつの間(ま)にか、制限が撤廃されました。
 
     一般の日本人は、欧米白人のことを、
     原始時代から、ずーっと知りませんでした。
 
     中国や朝鮮のことでしたら、
     明治以後の男性は、よく知っていましたけれど、
     原爆以後は、青年男子も、外国を見たことがなく、
     鎖国に逆戻りしていました。
 
     1964年の海外旅行の自由化まで、
     欧米白人との混血は、パンパンの子と言われて、
     虐(いじ)められました。
 
     1970年代後半になると、
     混血の子のほうが、一般の黄色い日本人よりも、
     優秀な人種として、
     青少年の、憧れの的(まと)になりましたから、 
     わずか10年くらいの間に、世の中の風潮が一変しました。
 
     黒船後の十数年と、よく似ていますが、
     日本人は、気づきませんでした。
 
     パンパンの子が、女神になるのは、
     女の子が、テレビコマーシャルを真似(まね)るような、
     劇的な変化でした。
     現在の中国や朝鮮の人たちも、そうですけれど、
     豊かになると、貧乏な頃を忘れます。
 
1970年代の韓国って、
毎年、無数の人が、警察や軍隊などの、公権力に殺されましたが、
闇から闇に、葬り去られましたから、ただの行方不明でした。
 
実態を表わす統計もありませんでしたから、人数がわかりません。
政府に問い質して、調べようとした人たちは、
行方不明になりました。
 
中国は、文化大革命の時代でしたから、事実上の内戦でした。
鉄砲を使わずに、中学生や高校生などの紅衛兵が、
毛沢東を尊敬しないやつを見つけて、
みんなで吊るし上げて、嬲(なぶ)り殺しました。
 
両親や、学校の先生や、下級官吏などの、
一般労働者でなく、高級な権力者でもない人たちが、
子供たちに殺されました。
 
後(のち)のカンボジアのポルポト政権は、
もっと奇麗に実行しました。
農民でなければ、革命の敵ですので、
都会の人たちが、田舎の収容所に連行されて、こき使われました。
 
下層労働者でなければ、子供たちに、棍棒で叩かれて、
あっと言う間(ま)に、150万人ほどが、殺されました。
 
     そういう時代に、
     日本人が、500ドルを持って、欧米を観光旅行するのは、
     画期的でした。
 
     ベトナムは、戦争の真っ最中でしたけれど、
     アメリカ合衆国でも、黒人は、
     黒人専用のホテルやレストランやトイレしか、
     利用できませんでした。
 
     南部では、毎日、ものすごい数の黒人が、リンチに遭い、
     木から吊り下げられました。
     白人の同性愛者も、黒人と同じように、扱われました。
 
     ベトナムの戦場に行くのと、どちらが幸せなのかしら。
 
     アメリカ合衆国の前は、
     フランスが、ベトナムで戦争をしていました。
 
     第二次世界大戦には、
     ドイツに占領されたフランスが、
     ベトナムから撤退しましたので、
     フランスやドイツの代わりに、
     日本がベトナムを占領しました。
 
     そのせいで、
     アメリカ合衆国が、日本の石油を止めましたので、
     日本は、真珠湾を攻撃しました。
 
     第二次世界大戦後に、
     フランスは、ベトナムに戻りましたが、
     ディエンビエンフーで負けたので、
     徴兵されたフランスの一般青年は、
     海外の戦地に、派遣されなくなり、
     性転換が流行しました。
 
     徴兵されるのを防ぐための性転換が、
     戦争の心配がなくなると、かえって流行しました。
 
     現在のフランスの海外領土は、外人部隊が守っています。
 
そういう時代に、
三島由紀夫や川端康成という人たちが、自殺しました。
     
ノーベル賞の知らせの翌日に、
川端さんと三島さんが、NHKで対談しています。
そのビデオを、youtube で見ることができます。
 
3本に分割されていますので、最初のをリンクして置きます。
下品なので、貼り付けません。 
 
その時の三島さんの喋り方が、
1年半後の、わたしが会った時と、同じです。
自殺の半年前でした。
 
わたしは、彼のことを、精神障害でないかと、疑いました。
一回きりの、1時間弱しか、喋っていませんので、
確かでありませんが、
精神障害に共通の、現実生活に適応できない感じが、
よく出ていました。
背伸びをして、演技をしているの。
 
当時は、三島さんに会った人の多くが、
彼のことを、キチガイであるとか、イカレているとかと、
言っていましたので、
わたしの印象は、月並みの平均的なものでした。
 
     NHKのビデオを見て、今の人は、どう思うかしら。
     わたしは、統合失調症の発病前の人生に似ていると、
     思いました。
     死ぬまで、ずーっと発病前の人と、
     実際に発病する人とを、なかなか見分けられません。
 
     当時は、発達障害を、一般の人は知りませんでした。
     1970年代の末頃に、
     小学校の先生の言うことを聞かない子供を、
     発達障害と診断して、
     これは病気だから、配慮してあげるようにと、
     医学部の大学教授が、日本でも、言い始めました。
 
     一般の国民は、
     子供を教育して、躾(しつ)けるのが、
     小学校の先生の役目なのに、
     教育を放棄して、
     言うことを聞かない子供を叱らないのは、
     変(へん)でないかと、訝(いぶか)りました。
 
     精神の病気の中でも、脳の器質に、
     共通の原因や仕組みの、物的証拠の出ない種類の、
     統合失調症や躁うつ病や、その他の精神疾患って、
     幼児期に、すでに異常が出ていると、わかっています。
 
     後々(のちのち)の病気の症状でなく、
     精神の病気と言えないような、
     躾(しつ)けの上手(うま)く行かない特徴が、
     幼児期に現れています。
 
     軽い異常ですので、知的障害でなく、
     身体障害との、直接の関係もありません。
 
     実際に、知能検査や学力検査の成績にも、異常がなく、
     色盲や喘息(ぜんそく)やべた足や、
     家庭の貧乏や、家族の犯罪などの、
     生活に不利な身体的条件や、不幸な境遇が、
     幾つにも重なっているかも知れませんが、
     どれ一つをとっても、
     躾けの困難なことの、直接の原因とは、
     言えませんでした。
 
     みんなと一緒のことをしなければいけない、
     という気持ちが、湧(わ)いて来ないばかりか、
     みんなと一緒のことをすれば、
     虐(いじ)められたり、損をしたりするから、
     むしろ、みんなと一緒のことをすべきでないと、
     本人は、確信しているかも知れません。
 
     チックや吃音(きつおん)や発熱のような、
     身体的な症状がなければ、一層、厄介ですが、
     幸いにも、後々に統合失調症を発症する子には、
     幼児の頃だけでなく、赤ちゃんの頃から、
     すでに、体に、反射的な異常の現れている子が、
     少なくありませんでした。
 
     いずれも、後々の精神障害の症状と異なりますが、
     後々の重大な精神障害と、
     幼児期の躾(しつ)けの成果が芳(かんば)しくない、
     と言うだけの、
     軽い発達障害との関係は、火を見るよりも明らかでした。
     いわゆる空気が読めない子なの。
 
     当時からわかっていましたが、
     重症の子を、施設や特殊学級に収容して、
     療育するだけで、精一杯でした。
 
     社会の序列や階層を作っていたのでは、
     手当や予防になりませんけれど、
     お金や設備や理解や人員が、ありませんでした。
 
     何よりも、序列や階層を作った人たちが、
     発達障害の子どもたちに、手出しをするのは、
     矛盾しています。
     だれも助けてくれませんでした。
 
知能検査が、当てにならないように、
人間の賢しこさって、測れませんから、
後々(のちのち)の統合失調症の人の、知能の低下は、
もしかしたら、最初から低かったのかも知れません。
 
症状が進行したのでなく、変化しただけかも知れません。
普通学級での就学に、いちゃもんの付かない程度の、
軽い発達障害って、
統合失調症の認知障害と、同じ種類かも知れません。
 
GID(性同一性障害)の人の、心や脳の性別の主張だけでなく、
それを吹聴する学者さんの論文なども、
知的障害に見えるのですが… 
 
精神の病気の分類では、統合失調症を、認知障害の中に入れないで、
独立した項目として扱いますが、症状は認知障害です。
     
脳の器質に、原因となる共通の病変のない種類の認知障害って、
最初から知能が低い、と言うと、怒られますけれど、
そうでなければ、ただの少数派と言わねばならないかも知れません。
 
接枝統合失調症というのもありますが、知能が測れないとなれば、
統合失調症は、全部、接枝統合失調症であるとも、言えます。
そんなことを言えば、袋叩きですが。
 
GIDを発症すると、だいたい10才未満まで、知能が下がりますが、
最初から発達障害である、と言うと、
知能検査や学力検査の成績は良かったと、反論されます。
 
     三島由紀夫さんと話して、
     この人は知的障害である、という印象を受けました。
 
     ノーベル賞候補でしたし、
     東京大学法学部から大蔵省に、就職した人ですけれど、
     東京大学や、お役所って、
     世間一般の人や、お医者などと同じように、
     精神障害の人が、いくらでもいますから、
     別に不思議でありません。
 
     NHKを録画したyutubeのビデオを見ても、
     わたしは、やはり知的障害の印象を受けます。
 
     当時は、三島さんに実際に会ったことのある人の多くが、
     切腹事件以前から、三島さんのことを、
     キチガイや、頭がイカレていると、言っていましたので、
     わたしの印象は、
     精神障害の種類分けが、世間一般と違うだけでした。
 
     実際に、切腹をしましたから、世間一般の人の印象が、
     まんざら、間違っていたわけでありません。
 
     このビデオを見て、知的障害とわかれば、
     幼児の頃にも、たぶん発達障害とわかるのですが…
     
精神障害の人って、これこれでなければいけないってのを、
変更できませんけれど、
みんなと一緒でなければいけないと思うのは、健常と言われます。
 
精神障害を治すには、自分らしくなければいけないとか、
ありのままでなければいけないとか、
みんなと一緒でなければいけないとか、
何か特定の物事(ものごと)や価値を
目指さなければいけないとかって、思い込むのでなく、
いつでも、これと思ったり、あれと思ったり、
自由に変えられる能力を、発揮したほうが、確実なの。
 
信用を失うかも知れませんから、面倒です。
 
文化や進化も、そう。
節操なく、価値を変えて、変化し続けるのが、生物らしく、
ただの物体って、規則正しく、融通が効きません。
 
今は個人主義の時代ですので、フランス革命みたいに、
生物でなく、物体になりたいと、人は思っているかも知れません。
ギロチンに切断された首を、高く掲げて、みんなに見せしめます。
 
フランス革命に傾倒した考え方って、人殺しが大好きなの。
自分らしく、個人の人権の尊重される社会が、いいんでしょう?
 
みんなが一緒にならないと、実現しませんから、
個人主義って、全体主義と同じでないかと、
ファシストやソ連の共産主義者は、考えましたけれど、潰れました。
 
現在の欧米の政策も、
みんなに支持される信条のために、命を捧げますけれど、
GID(性同一性障害)のやりかたのほうが、優れていると、
言います。
 
それぞれの人たちが、自分の信じることのために、
死んで行きますので、
その考えとは違う人たちに幇助されて、祝福されます。
個人主義でしょう?
 
まるで、性転換医療は、
死出の旅立ちを祝福する文化を、良いと言っているかのようです。
 
みんなに支持されない人たちを、褒めてあげれば、
英雄の気持ちになって、死んで行きます。
みんなに間引かれただけなのに、
本人は、みんなに支持されたと思い、満足に死んで行きます。
なんとなく、ゲーテのファウストみたい。
 
性転換医療って、命よりも、QOL(生活の質)を大切にします。
精神科のお薬を飲んで、患者さんが、幸せな人間になります。
GIDの人って、家畜の中の王侯貴族のようなものです。
 
     性転換をした人たちが、
     三島さんのグループと付き合っていましたので、
     彼がホモであることは、わかっていました。
 
     ちゃんと生殖のできる人でしたから、
     問題はないと思っていましたが、
     会ってみると、youtube のビデオの通リに、
     気持ちが、あさっての人でした。
  
     彼は、どうして、
     あんなに威張って、喋らなければいけなかったのかしら。
     ノーベル賞を受賞できなかったので、
     人生が終わったような気持ちになっていたそうです。
     当時の文学者や精神医学者が、そう言っていました。
 
     川端さんも、三島さんも、
     毎年、記者会見のためのホテルを押さえて、
     受賞を待っていたそうですけれど、
     わたしは、若かったので、
     そういう事情を知りませんでした。
 
     当時のわたしは、
     ノーベルって、バクーの石油成金の独身なので、
     変人かも知れないと、思っていました。
 
     わたしは、名誉を必要としませんでしたから、
     ノーベル賞を有難がっている人を見て、
     なんとなく、滑稽で可哀想でした。
 
     芸能人が、賞をもらうために、
     足の引っ張り合いをしていると、
     どうせ商売なのに…と思いました。
 
     三島さんが自殺した後に、
     盛んに、ノーベル賞当時の、裏の事情が報道されました。
     三島さんは落胆を紛らわすために、
     横柄(おうへい)になっていたそうです。
 
     深刻な映画の中の、ヒトラーの態度が、
     チャップリンの喜劇に見えました。
 
     ロマンティックな人って、
     これこれの態度や日常でなければ、立派でない、
     という偶像を信じていました。
     わたしは、中学生の頃に、飽き飽きしていましたけれど、
     大学生の頃まで、我慢する積もりでした。
 
     実際には、死ぬまで、我慢し続けるかも知れません。
     癖(くせ)がついてしまったの。
 
     GIDの人と同じで、演技丸出しの、三島さんでした。
     みなさんが、そう言います。
     臭(くさ)い演技だと。
 
     小学5年生の決意のようなものですけれど、
     GID(性同一性障害)と、さほど違いません。
 
     そのまま、学習院から東京大学に推薦されて、
     大蔵省から小説家に就職して、少しも変更できずに、
     ノーベル賞でなければ、割腹自殺と来ました。
 
     受賞してから、自殺をしたほうが、もっと良かったと
     思っていたのかしら。
 
ヘミングウェイがそうでしたけれど、
三島さんの自殺のあとで、
川端さんが、ガス管を咥えて自殺しました。
ヘミングウェイって、猟銃を咥えて自殺したの。
川端さんと同い年でした。
 
精神障害者って、迷信や妄想やお題目みたいに、
つまらないことに、引っかかります。
 
ヘミングウェイの孫娘も、35年後の祖父の命日に、
お薬をたくさん飲んで、自殺しましたし、
お医者さんになった息子も、父親のように女装して、
性転換をしてから、牢屋の中で自殺しました。
      
三島さんも、ロマンティックに、
迷いのないほうが偉い、賢い、個性的であると、
思い込んでいたのかも知れません。
     
空気が読めないのと同じですけれど、女装癖のある人でした。
GIDのグループの人に、教えてもらっていたので、
わたしは知っていました。
 
ホモや性交渉や異性装などに耽る気持ちは、
抑うつ症状や、攻撃的な気持ちや、
妄想や幻覚や支離滅裂などと同じように、
精神の病気の、主要な症状ですけれど、
昔は、精神分析みたいに、進化論に掛けて、
ロマンティックに解釈しました。
     
性的快感に、ずーっと耽っていようとするのは、危険ですけれど、
快感は、オナニーみたいに、何とでもくっつきますから、
生物は、あほでなければ、生きられないのかも知れません。
     
三島さんと会い、すごい知的障害と思いました。
素直(すなお)な印象です。
この人は、頭が足りない…
 
フランス革命って、箪笥にゴンみたいに、あほがいいの。
亭主元気で、留守がいいってやつ。
個人主義と言いますけれど、
自惚れて、気持ち良くなり、他人を攻撃します。
 
自分の分身を殖やすために、生殖をして、
嫌(いや)な奴を殺します。
 
離合集散して、合従連衡するっていう手も、あるのに…
精神障害は、みんなと一緒のことが出来ませんから、
その道がなくなり、正直です。
 
三島さんは、ひたすら正直に、演技をしている感じでした。
GIDの人の、異性になった気持ちと、同じでした。
     
     
 
     
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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