サカキの実 1264 

榊(さかき)って、芽が、鈎型(かぎがた)に曲がっていますので、
すぐにわかります。
小枝を、神棚に供えます。
 
Cleyera japonica でなければ、榊と言わないのでなく、
昔は、神聖な意味合いの木を、全部、榊と言いました。
 
この種(しゅ)が、代表的でしたので、
鎌倉時代の末頃に、種(しゅ)の名前になりました。
 
寒さや直射日光に弱く、東京よりも北では、自生しませんが、 
常緑ですので、神事に便利です。
 
ツバキ科の、Cleyera サカキ属 は、
オランダの医師の名前に因(ちな)んでいますが、
japonica ですので、覚えやすく、
漢字の榊も、日本で作られました。
 
榊の語源に、定説はありませんが、
記紀や万葉集の時代から、使われていました。
 
賢木(さかき)と書きましたから、賢(さか)しい木です。
賢(かしこ)く、畏(おそ)れ多く、盛んである、
という意味ですけれど、
常緑樹が、神木(しんぼく)として、祭り事に使われれば、
その意味になるのは、当然です。
 
賢(さか)しい木なので、榊(さかき)という当たり前の意味から、
一歩も遡(さかのぼ)れませんので、
語源の由来に、定説がないのも、当然です。
 
鈎型(かぎがた)の芽を持ち、一目瞭然に識別できるのは、
この種(しゅ)が、
榊の具体的な木として、指定された理由かも知れません。
 
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精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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