遠くから見て、何かしらと、近づいて行き、
庭漆(にわうるし)とわかると、なーんだと思い、引き返します。
ウルシ科でなく、
べつに、かぶれませんませんから、大丈夫ですけれど、
日本産の樹木でありませんから、
なんとなく、ぞんざいな扱いになります。
園芸品種と似たような気持ちです。
神樹(しんじゅ)とも、言います。
中国産の、ニガキ科ですけれど、成長が早く、大木になりますので、
かえって、植物の種類が少なくなるかも知れません。
都会の環境が、けっこう過酷なので、
アメリカ合衆国一点張りの人間に似て、仕方ありません。
*** ***
アラル海に注ぐアムダリヤ川とシルダリヤ川の流域は、
ソ連の農業開発の成功例として、小学生や中学生の頃に、
何度も、ニュース映画を見たことがあります。
テレビのない時代でしたので、映画館へ行くと、
普通の映画の合間(あいま)に、
ニュースフィルムが上映されました。
アメリカ合衆国で言うと、テネシー川やコロラド川流域の、
灌漑事業や電源開発のようなものですが、
現代のアメリカ合衆国の、
中西部の穀倉地帯や酪農地帯を支えているのは、
地下水の汲み上げです。
コロラド川は、メキシコのカリフォルニア湾に注ぎますが、
今は、下水道の排水しか、流れて来ません。
アメリカ合衆国が、全部、川の水を使ってしまい、
汚水だけを、コロラド川に返します。
ソ連は、汚水さえ、アラル海に返さなかったそうです。
ウズベキスタンやカザフスタンが、独立国家になりましたけれど、
一時は、アラル海が地図から消えるほど、干上がりました。
北海道よりも大きかったのに…
農業用水を、取りすぎたせいですけれど、
いずれも、中流や下流域に、広大な湿地帯がありますので、
牧草地を維持するために、
湿地帯を残したまま、農業開発を行えば、
アラル海まで、水が届かなくなるのは、当たり前です。
遊牧民を、農耕民に変えるのは、簡単でありませんけれど、
ソ連は、強制的にやってのけたのかしら。
衛星写真では、綺麗に区画されていますので、
かつての牧草地が、耕作地に変わっています。
これだけの水を使えば、
アラル海が干上がっても、不思議でありません。
水田ですと、水を溜めたままでも、行けますけれど、
畑でしたら、大量の水を流さなければ、塩害が出ます。
ナイル川の中流域のスーダンでも、
サッドと呼ばれる湿地帯があり、周辺が牧草地になっていました。
湿地帯の水を使えば、
下流の砂漠に、耕作地を作ることが出来ますので、
農業用水路を掘削しましたが、
放牧で暮らすディンカ民族と、砂漠のイスラム教徒の戦争になり、
南スーダンが独立しました。
スーダンと南スーダンの間に、石油が出ましたので、
水と油の、殺し合いになりました。
シルダリヤ川の中流の、バイコヌールは、ロケットを飛ばすために、
現在でも、ロシアの軍事基地になっています。
シルダリヤ川流域の中心都市のタシケントには、
200万人を超える人たちが、暮らしています。
ウズベキスタン共和国って、海のない国ですが、
周囲の国も、すべて海がありませんので、海なし国の中心地です。
8世紀の唐の高仙芝(こうせんし Gao Xianzhi)が、
アッバース朝のズィヤード・イブン・サーリフ Ziyad ibn Salih と、
タラス河畔で戦ったと、中学校の教科書に載っていました。
タラス川って、キルギス共和国の西の端っこの、
シルダリヤ川の上流です。
中央アジアの国って、西と東に、二つずつ並んでいます。
一番北の寒い所が、カザフスタンと、キルギスタンです。
西のカザフは、平地の草原で、東のキルギスは、高原です。
キルギスタンは、
イシク・クルという内陸湖に流れ込む河川の流域と、
シルダリア川上流の、
フェルガナ盆地に流れ込むナルイン川の流域のほかに、
シルダリヤ川上流の、タラス川の上流部分も、含まれます。
その南は、ウズベキスタンと、タジキスタンです。
ウズベクは、平地の砂漠で、タジクは、パミール高原の山国ですが、
シルダリア川上流のフェルガナ盆地や、
タシケントのあるチルチク川流域などは、ウズベキスタンです。
タジク人は、イラン人やアフガン人の続きのような、
顔や言葉の民族に見えます。
一番南は、トルクメニスタンと、アフガニスタンです。
いずれも、アムダリヤ川の南側ですが、
トルクメニスタンは、平地の砂漠で、
アフガニスタンは、ヒンズークシの山国です。
8世紀に、イスラム教の軍事的な布教が、
ソグディアナやトランスオクシアナ地方に、達しましたので、
タラス川やフェルガナ盆地などを抑えていた漢民族と、
衝突しました。
動員された兵力は、地元の人たちですから、
土地の有力者たちが、西と東に分かれて、戦ったようなものです。
当時の北西インドは、
パミール高原から天山山脈の、高い山の、西側の麓の民族が、
インドのほうへ移動して、
ラージプートのプラティハーラ朝を作りました。
ペルシャ人や漢民族などが、ソグディアナ地方に手を出したのと、
同じ時期です。
雪の積もる山の麓(ふもと)は、
真夏に雨が降らなくても、水が豊富ですので、
ヨーロッパや中央アジアのように、たくさんの人々が暮らせます。
人類って、いつでも暑く、たくさんの雨の降る森林の猿が、
雨の降らない土地でも、暮らせるように、
農作物を作り、賢くなったそうです。
夏の暖かい太陽と水は、必需ですが、
直接の雨や、鬱蒼とした森は、必ずしも要らん、と言うのです。
冬も暖かく、森に被(おお)われ、
夏に雨の降る東アジアの民族は、猿に近いと、
インドヨーロッパ系の白人たちは、確信しているそうです。
マレー人は猿であり、中国人や日本人は猿に近い。
性転換医療を行なう日本のお医者さんを見ると、
ほんとうかも知れません。
日本には、
欧米やイスラム教国のような同性愛差別が、ありませんから、
心の性別は、エステティックな理由です。
顔や体の見てくれを、異性に近くしようとして、
生殖機能を壊すのは、
日本人が、欧米白人に似ていないからと、悲観して、
自殺するようなものかも知れません。
異性装は、洋の東西を問わず、通常の性欲に、共通の歓楽でしたが、
性転換医療が流行したのは、
欧米や中東諸国の、同性愛差別と、戦争や徴兵制の事情です。
タイや日本の人が、真似(まね)をするのは、猿真似です。
とりわけ、第二次世界大戦後に、徴兵制も戦争もなく、
かつて、同性愛差別が、文化的に流行したことのない日本人なのに、
欧米の猿真似をするのは、
欧米白人に対するエステティックな劣等感が、
性別のエステティックに転嫁されたもののように見えます。
黒船と原爆に負けたので、鹿鳴館が性転換になりました。
性転換医療を行なうお医者さんと患者さんが、
お互いに傷を舐め合うように、共食いをしていますから、
可哀想です。
お医者さんのことを、底辺の人たちと言うと、怒られますが、
日本や、中国の最近のお医者さんなどは、
紛れもなく、落ちこぼれの精神症状として、
大学受験勉強に引き籠りました。
治らないまま、
患者さんたちを嘲笑して、攻撃するかのように、医療を行ないます。
日本の性転換医療は、その典型です。
高仙芝って、高句麗の人ですけれど、朝鮮人かしら。
エステティックであったと、言われています。
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