葡萄(ぶどう)は、
雌雄異株の野生種に、両性花の咲く品種を、接木します。
日本では、北アメリカの3種の野生種に、
ヨーロッパの1種の野生種を交配して、台木を作ります。
北アメリカや日本で改良された品種を、接ぎ穂として、接ぎます。
アブラムシが、ウィルスを運びますので、
アブラムシの針が刺さらないような、硬い根が求められます。
日本では、湿った土壌にも、強くなければいけません。
日本の野生の葡萄の種(しゅ)は、使われないそうです。
写真の品種の穂木(ほぎ)が、
北アメリカや日本で改良された品種なのか、
ヨーロッパの品種なのかを
わたしは、よく見分けられません。
花壇の草花や、畑の農作物のように、品種の一杯ある植物は難しく、
樹木でも、果樹は、見当がつきません。
農家は、農協の言う通りの人が多く、
農協も、農業試験場の言う通りですから、日本の農業は、悠長です。
畑の土壌や日当たりや水はけなどと、
苗木の品種を、合わせなければ、うまく行くはずがありません。
この写真は、ご近所の庭ですが、
ご両親が亡くなったので、品種を知りませんでした。
ブドウは、地中海沿岸だけでなく、
中央アジアが原産ですので、
カスピ海沿岸や黒海沿岸でも、よく見かけます。
カリフォルニアでも、しょっちゅう、見ていましたが、
お酒が嫌(きら)いでしたので、
いつまでたっても、品種を見分けられませんでした。
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