蓮華草(れんげそう)と、雀(すずめ)の鉄砲(てっぽう)は、
昔から、よくある取り合わせです。
今は、蓮華(れんげ)の種(たね)を蒔(ま)きませんから、
どうでも良いのですけれど…
マメ科の蓮華草(れんげそう)の根は、根粒菌と共生しますので、
空気中の窒素ガスを使い、
水に溶けるアンモニアの化合物を、効率良く作ります。
根粒菌の分泌するニトロゲナーゼという酵素(こうそ)が、
触媒になります。
共生って、細いひげ根(ね)に、
直径数mmの粒々(つぶつぶ)が、一杯できていますから、
レンゲを引き抜けば、よくわかります。
蓮華草が肥やしになっても、
雀の鉄砲のほうは、田畑の雑草ですので、
二つが一緒に育つと、あまり良くありません。
ギリシャ神話では、
妖精の宿る蓮華草の花を、知らずに摘んだ女性が、
草にされてしまった話があります。
日本でも、女の子の摘む草花の代表は、蓮華草でしたけれど、
昔の田畑は、下肥(しもごえ)を使っていましたので、
土に、新聞紙の断片が、漉(す)き込まれていました。
わたしの子供の頃は、
まだ、都会の人も、古新聞を、便所紙に使っていましたので、
寄生虫の卵が一杯でした。
今は化学肥料を使いますので、
蓮華畑を見ることも、滅多(めった)にありません。
東京では、横須賀や厚木の進駐軍が、
生(なま)野菜を食べるために、周辺の農家と契約して、
下肥を使わずに、化学肥料と農薬だけを使った野菜を作り、
清浄野菜と名付けました。
当時は、
人間の頭から、DDTの粉を振り掛けていたぐらいですから、
農薬の怖さを、アメリカ合衆国の軍人は、知りませんでした。
日本人が生野菜を食べるようになったのは、
サラダという言葉と、マヨネーズが流行(はや)った時代ですから、
1960年頃と記憶しています。
それまでの日本人は、野菜を、生(なま)で食べませんでした。
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