マルバヤナギ 1155 ヴァリャーグやギリヤークのこと

柳(やなぎ)は、みんな、こういう花(はな)ですけれど、
ヤナギ科(か)には、
ポプラの類(るい)と、ヤナギの類(るい)があります。
 
ヤナギ Salix 属(ぞく)なのに、
ヤマナラシ Populus 属(ぞく)のように、
葉(は)が広(ひろ)いのは、珍(めずら)しく、
 
 
バイキングって、ほんとにカスピ海へ行き、
ペルシャやインドとの、交易路を築いたのかしら。
 
ロシアでは、ヴァリャーグと言いますが、
彼らの活動が、ロシア民族という共通の意識を形成して、
ロシア建国に繋(つな)がりました。
 
中央アジアやシベリアの開拓は、
川から川へのフロンティアでしたが、
舟と水と魚が、バイキングの生活でした。
 
昔のギリシャやフェニキアやインドの人も、
そうだったのかも知れません。
 
生活を維持するために、水を頼りに活動して、食料を得るのが、
猿から人間に進化した動機である、とロシア人は考えます。
 
古代文明が大河川の流域に栄え、
地中海やインド洋の、舟を使った交易が、文明を築きました。
 
ユダヤの聖書や、シュメールの神話などにも、
洪水と舟による移住が、時代を画したと、記(しる)されています。
 
バルト海の、ヴァリャーグと言われるヴァイキングは、
川を使い、ギリシャやペルシャに向かい、
黒海やカスピ海沿岸に住み着きました。
 
ロシアを建国して、川から川へ、シベリアを開拓して、
アムール川からオホーツク海に出て、樺太に達しました。
 
カスピ海や、アムールや樺太などの、行き着いた所の、
川や海や、舟や魚の民族を、ロシア人は、ギリヤークと言いました。
 
ギルは、川や海や舟や魚などに頼る生活様式を言います。
昔のアーリア系の言葉に由来していますので、
ほとんどの白人の言語に、今も残っているそうです。
 
ギルの生活をする人や言葉を、
単数では、ギラクや、ギレクや、ギリャクなどと言い、
複数では、ギラキや、ギレキや、ギリャキなどと言います
その人たちの住む土地が、ギランです。
 
アムール川河口や樺太の、ギリヤークと言われた民族は、
ニブフと自称していましたので、今はギリヤークと言いません。
 
第二次世界大戦後に、北海道にも移住しましたが、
日本に帰化した人たちは、どうなったのかしら。
 
カスピ海南岸のギリヤクと言われた民族は、
いまも、自分たちの生活や言葉を、ギラキと自称して、
その土地は、イランのギラン州と、名付けられています。
 
第一次世界大戦後の一時期に、
ギラン共和国を名乗り、独立しようとしたこともありました。
 
当時のイランは、
首都のテヘランが、イギリスに占領されていましたが
ソ連とイギリスが取引をして、
カスピ海南岸を、イギリスの支配下に、
他のカスピ海沿岸を、ソ連の支配下と決めました。
 
その結果、ギラン共和国は、国際的に独立をすることなく、
ソ連からイギリスに引き渡されて、
ソ連はカスピ海南岸から手を引きました。
 
第二次世界大戦後も、
この地域の人たちは、ギリヤクを自称していましたが、
ソ連が潰(つぶ)れた後(のち)は、
マーザンダラーン州の人が、ギリヤクを自称することは、
少なくなったそうです。
 
ギラン州の人は、今もギリヤクを自称しています。
州の名前がギランですから、仕方ありません。
 
昔のギラン共和国は、現在のギラン州のラシュトが首都でしたので、
その東のマーザンダラーン州のほうは、辺境でした。
雨も、東へ行くほど少なくなります。
 
ギリヤークという言葉には、
ロシア人の民族意識と、建国の精神が込められています。
 
アムールや樺太の人は、
ギリヤークを、自分たちの民族名のように言われて、
迷惑したかも知れませんが、
カスピ海は、実際にバイキングが活動していただけでなく、
ここに暮らす人たちの自称でもあります。
 
何よりも、ロシア人が、バイキングの活動を、
自分たちの民族と国家のアイデンティティーと、確信しています。
それだけでなく、人類の進化と、文明の発祥を、
ギルという言葉に込めているくらいです。
 
シベリアや中央アジアは、
ロシア人が異民族を征服して、服属させた土地なので、
ロシアの所有でないと、世界の人が言っても、
ロシア人は、絶対に納得しません。
 
アメリカ合衆国がインディアンを殺して、土地を強奪したのは、
アメリカ合衆国のアイデンティティに決まっています。
 
ロシアもそうなの。
シベリアや中央アジアを開拓した精神が、
民族と建国のアイデンティティです。
 
その意味が、ヴァリャーグというバイキングの活動に
込められているだけでなく、
ギリヤークという民族の意味に、今も残っています。
 
実は、世界中の民族が、みんな、そうなんですけれど…
殺し合いが、後々(のちのち)に、
民族という生殖の血筋を形成したフロンティアと言われ、
異民族を征服したことが、自分たちのアイデンティティーであると、
確信されるようになります。
 
生殖して家族を作り、大きな家族になれば民族になります。
日本は大きな家族であるって、皇室の人たちが言っているでしょう?
それと同じです。
 
類は友を呼ぶってことですけれど、
粒々(つぶつぶ)主義で言うと、化学物質がくっつくことです、
生殖って。
 
生物は水がないと生殖できませんけれど、
精子って、魚みたいに泳ぐでしょう?
 
ロシアのヴァリャーグって、
ロシア人がバイキングの活動をしたのと、区別がつきません。
 
バイキングはノルウェー人で、
カスピ海のギリヤークはイラン人のように、言われていますけれど、
生殖をして、子孫を殖やしたのと、
赤の他人が、同じ文化に染まったのと、区別がつかないでしょう?
 
生殖って、他人の細胞が、体の中に入って来たくせに、
自分の子供になります。
異物として排除しませんから、免疫の仕組みが機能しませんけれど、
子宮だけでなく、脳や心も、よく似ています。
 
体の仕組みを解釈するために、
個人主義を、体の中に持ち込むと、免疫の考え方になります。
フランス革命のようなロマンティックな文学を、
体の中に持ち込むのって、なんとなく、変(へん)と思いません?
 
ソ連は潰(つぶ)れましたけれど、フランスやアメリカ合衆国も、
一蓮托生(いちれんたくしょう)ですから、
この際、一緒に壊したほうが、良かったかも知れません。
 
柳(やなぎ)って、水辺(みずべ)の樹木ですけれど、
花が終わりになると、ポプラが綿毛(わたげ)を飛ばします。
 
 
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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