蛇(じゃ)の髭(ひげ)は、
夏(なつ)に白(しろ)い花(はな)を咲(さ)かせますが、
目立(めだ)ちません。
日陰(ひかげ)の花(はな)です。
実(み)は、冬(ふゆ)に、青(あお)く輝(かがや)き、
とても奇麗(きれい)ですが、
やはり、葉(は)の陰(かげ)に隠(かく)れています。
母(はは)が、土止(つちど)めのために、
庭(にわ)や裏山(うらやま)に、たくさん植(う)えました。
葉(は)の陰(かげ)に、
青(あお)い実(み)を見(み)つけると、
母(はは)を思(おも)い出(だ)します。
草場(くさば)の陰(かげ)とは、このことです。
昔(むかし)は、ユリ科(か)でしたが、
今(いま)は、遺伝子(いでんし)を分類(ぶんるい)しますので、
クサスギカズラ科(か)Asparagaceae と言(い)います。
属名(ぞくめい)も、アスパラガス Asparagus ですが、
この一属(いちぞく)限(かぎ)りでしたら、
科名(かめい)を、アスパラガス科(か)と言(い)えば、
便利(べんり)です。
最近(さいきん)の
遺伝子(いでんし)による分類(ぶんるい)では、
リュウゼツラン属(ぞく) Agave や、
ヒヤシンス属(ぞく) Hyacinthus や、
スズラン属(ぞく) Convallaria や、
オモト属(ぞく) Rohdea なども、
クサスギカズラ科(か)Asparagaceae に、
含(ふく)めるそうです。
APG Angiosperm Phylogeny Group という団体(だんたい)の、
遺伝子(いでんし)による分類(ぶんるい)は、
化学物質(かがくぶっしつ)の
配列(はいれつ)された記号(きごう)と、
人間(にんげん)の認識(にんしき)の中身(なかみ)の、
表現(ひょうげん)された形態(けいたい)や機能(きのう)との
関係(かんけい)を、数量的(すうりょうてき)に、
杓子定規(しゃくしじょうぎ)に定義(ていぎ)しているのかも
知(し)れません。
今(いま)に、袋叩(ふくろだた)きに遭(あ)いますので、
先物買(さきものが)いを、しないほうが良(よ)いのですが、
儲(もう)からないと、面白(おもしろ)くありませんので、
スケベな人(ひと)は、手(て)を出(だ)したくなります。
蛇(じゃ)の髭(ひげ)の実(み)は、
胚珠(はいしゅ)が、子房(しぼう)を突(つ)き破(やぶ)り、
剥(む)き出(だ)しに露出(ろしゅつ)した種子(しゅし)です。
昔(むかし)の
クロキスト Cronquist 体系(たいけい)の分類(ぶんるい)では、
日本語(にほんご)の、
蛇(じゃ)の髭(ひげ)のギリシャ語訳(ごやく)が、
ラテン語化(ごか)されて、
Ophiopogon オフィオポゴン という属名(ぞくめい)に
なっていました。
ジャノヒゲ属(ぞく)ですが、
種小名(しゅしょうめい)もわかりやすく、japonicus です。
日本(にほん)では、
龍(りゅう)の髭(ひげ)とも言(い)いますので、
蛇(へび)よりも、龍 δρακωυ ドラコーン ですが、
海千山千(うみせんやません)と言(い)うように、
海(うみ)に千年(せんねん)、
山(やま)に千年(せんねん)も、暮(く)らした蛇(へび)は、
龍(りゅう)になります。
パーリ語(ご)の、弥蘭陀王問経(みりんだおうもんきょう)に、
紀元前(きげんぜん)2世紀(せいき)の、
パンジャプからタジキスタンあたりの、
ギリシャ系(けい)のメナンドロス王(おう)が、
インドのナーガセーナという仏教(ぶっきょう)の
お坊(ぼう)さんに、
帰依(きえ)した話(はなし)が、残(のこ)っています。
ナーガって、蛇(へび)の意味(いみ)ですが、
インドの蛇(へび)は、賢(かしこ)いそうです。
わたしは、溶鉱炉(ようこうろ)で生(う)まれましたが、
日本(にほん)からヨーロッパに至(いた)るまで、
溶鉱炉(ようこうろ)には、
サラマンダという神(かみ)さまが、住(す)んでいます。
ヨーロッパでは、
井守(いもり)の類(るい)の、両生類(りょうせいるい)と
言(い)われていますが、
ようするに、お腹(なか)が、火(ひ)のように赤(あか)いの。
日本(にほん)では、
溶鉱炉(ようこうろ)の底(そこ)に沈(しず)み、
冷(ひ)えて固(かた)まった鉄(てつ)のことです。
炉(ろ)の温度(おんど)が、上(あ)がりませんので、
解体(かいたい)しなければ、取(と)り出(だ)せません。
こんなものが現(あらわ)れないように、
神(かみ)さまとして、祀(まつ)り上(あ)げられています。
井守(いもり)は、足(あし)がありますので、
炉(ろ)の底(そこ)から、
ちょろちょろと、出(で)て来(き)た姿(すがた)は、
龍(りゅう)に似(に)ています。
火(ひ)を吐(は)きますが、
水(みず)に住(す)んでいますので、
両生類(りょうせいるい)です。
龍神(りゅうじん)さんは、水(みず)の神(かみ)さまなので、
水分神社(みくまりじんじゃ)に祀(まつ)られているように、
川(かわ)の水(みず)の配分(はいぶん)を
司(つかさど)ります。
八岐(やまた)の大蛇(おろち)なの。
又(また)があるから、足(あし)がありますが、
おしっこは、又(また)から出(で)るのに、
決(き)まっています。
川(かわ)の水(みず)を配分(はいぶん)するだけでなく、
概念(がいねん)を分類(ぶんるい)しますから、
弁証法(べんしょうほう)を言(い)います。
ヨーロッパの弁証法(べんしょうほう)は、
アリストテレスのような
古代(こだい)ギリシャの自然学(しぜんがく)が、
アラビアに伝(つた)えられて、
鉄(てつ)と化学物質(かがくぶっしつ)の、
錬金術(れんきんじゅつ)になりました。
鉄器(てっき)の使用(しよう)は、
小(しょう)アジアが始(はじ)まりと、言(い)われていますが、
後(のち)のトルコ民族(みんぞく)は、
鉄砲(てっぽう)を装備(そうび)した常備軍(じょうびぐん)を
作(つく)り、アラブ世界(せかい)を征服(せいふく)しました。
石(いし)を溶(と)かして、金属(きんぞく)を作(つく)ると、
冷(ひ)えた物体(ぶったい)の親(おや)は、
熱々(あつあつ)の溶岩(ようがん)であると、わかります。
ドロドロの溶岩(ようがん)は、
熱々(あつあつ)の気体(きたい)の冷(ひ)えたものですから、
気体(きたい)の組(く)み合(あ)わせが、
様々(さまざま)な種類(しゅるい)の、
冷(ひ)えた物体(ぶったい)であると、わかります。
錬金術(れんきんじゅつ)って、
物理化学(ぶつりかがく)や弁証法(べんしょうほう)の
考(かんが)え方(かた)ですけれど、
ゾロアスター教(きょう)のペルシャは、
火(ひ)を信仰(しんこう)していましたので、
イスラム教(きょう)の時代(じだい)になっても、
古代(こだい)ギリシャの自然学(しぜんがく)が、
よく発達(はったつ)しました。
わたしは、火(ひ)が大好(だいす)きです。
よく反応(はんのう)しますので、
岡本太郎(おかもとたろう)を爆発(ばくはつ)させて、
鉄砲(てっぽう)やエンジンや電気(でんき)を作(つく)り、
宇宙(うちゅう)で暮(く)らさなければ、
人類(じんるい)は絶滅(ぜつめつ)すると、
今(いま)でも、信(しん)じています。
地面(じめん)を占領(せんりょう)するより、
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