犬枇杷(いぬびわ)は、枇杷(びわ)の仲間でなく、
無花果(いちじく)や、イタビカズラや、ガジュマルなどと、
同じイチジク属です
教科書に載(の)っていますから、
イヌビワコバチとの共生を観察した人が、多いと思います。
高校生でしたら、レクリエーション気分で、遊べますけれど、
小学生には、難(むずか)しいかも知れません。
アメフラシや、カッコウや、プラナリアなどの、
飼育や観察みたいなものです。
人間とサナダ虫の関係や、
GID(性同一性障害)の患者さんと、
性転換医療を行なうお医者さんの関係も、教材になると思います。
サナダムシを、お腹(なか)に飼っている学者さんもいますし、
GIDは、共食いをします。
犬枇杷(いぬびわ)は、しぶとい木でして、
東京や房総半島や東海地方などの太平洋側から、
それよりも暖(あたた)かい地方でしたら、日本のどこにでも、
勝手(かって)に生えて来ます。
庭木としては、ほとんど役に立ちません。
イチジクのような花や実ですから、観賞(かんしょう)価値がなく、
小さな実の中で、蜂(はち)の子が、いっぱい暮らしていますから、
食べられるものなら、食べてみろ、と言いたくなります。
雌雄異株(しゆういしゅ)ですけれど、
写真は、雌株(めかぶ)の花嚢(かのう)です。
この中には、雌花(めばな)しか、咲(さ)きません。
雄株(おかぶ)の花嚢(かのう)には、
果物屋さんに並んでいる無花果(いちじく)には、
小蜂(こばち)が住み着いていないのかしら。
孵化していなくても、卵が一杯かも知れません。
昆虫の卵の中には、白蟻(しろあり)のお腹(なか)の中みたいに、
目に見えるぐらいの、大きな微生物が、
ウヨウヨいるかも知れません。
イチジクコバチ科の蜂(はち)と、イチジク属の植物との関係が、
特定の種(しゅ)と、種(しゅ)の、
一対一の関係に、共進化するまでに、
だいたい2000万年ぐらいの年月を要したそうです。
イチジク属の植物の種(しゅ)の一つ一つに、
それと共生するイチジクコバチ科の、蜂(はち)の種(しゅ)が、
決まっています。
新しいイチジク属の品種を作ると、蜂に寄生されないので、
安心して、果物屋さんの無花果を、食べても良いそうです。
日本の無花果(いちじく)の栽培品種は、
すべて、雌株(めかぶ)だけが、品種改良されましたので、
雄株(おかぶ)がありません。
野生種の、雄株の花粉を受粉したとしても、不稔ですので、
イチジクコバチが寄生することはないと、聞いていますが…
イチジク属の植物って、花の集まりの花序(かじょ)の全体が、
くるっと、内側に丸められた感じです。
閉鎖された空間の中で、花が一杯咲きます。
花粉が、風に飛ばされませんから、
自家受粉によるクローンを避けようとすれば、
虫に頼るのが、一番です。
閉鎖的な空間を作ったのと、
特定の種類の虫にしか、花を公開しないのとが、
同じ意味ですけれど、
日本の江戸時代の鎖国も、そのほうが良かったのか、悪かったのか、
評価は簡単でありません。
出入口は、虫一匹がやっと通れるぐらいの、狭いトンネルですから、
一度入ると、そう簡単に出られません。
秘密クラブを通り越して、地獄の一丁目という感じです。
サナダ虫も、一度、人間の体に入ると、
生殖しなければ、出て来れません。
今頃の季節ですと、犬枇杷(いぬびわ)は、
雄株も、雌株も、咲いています。
丸いちゃっちゃな、
無花果(いちじく)の実みたいな花嚢(かのう)の中で、
咲いています。
菫(すみれ)も、今頃の季節は、閉鎖花が咲きますけれど、
花序でなく、花が一つだけで、
萼片(がくへん)に包まれた蕾(つぼみ)が開かずに、
蕾の中で、自家受粉をします。
同じ遺伝子のクローンを作るだけです。
無花果(いちじく)や犬枇杷(いぬびわ)は、
実みたいな花嚢(かのう)のなかに、たくさんの花が咲いています。
雌株の花嚢(かのう)の中には、雌花ばかりが、咲いています。
体長2mmぐらいの、イヌビワコバチの雌は、産卵をするために、
犬枇杷の花嚢の中に、入ります。
入るときに、羽根が千切れてしまいますから、もう出れません。
この中で、卵を産まないと、仕方ありません。
イヌビワコバチは、花嚢(かのう)の中の、
たくさんの雌花(めばな)の、雌しべの先っちょから、
産卵管を差し込んで、雌しべの根元の、胚珠の中に、卵を産みます。
胚珠が育つと、イヌビワコバチの卵が孵(かえ)り、
幼虫が、胚珠の栄養分を食べてやろう、という魂胆です。
胚珠って、受精して大きくなれば、種子と言われます。
雌(め)しべの先っちょの、柱頭(ちゅうとう)に花粉がつくと、
花粉が発芽して、花粉管ってのが伸びて、精核ができます。
雌しべの中を、根っこみたいに伸びて、胚珠に届き、
卵細胞や、胚嚢(はいのう)の中央細胞などと、重複受精をします。
胚珠は受精をすると、大きく育ち始めて、栄養を蓄えます。
イヌビワコバチは、犬枇杷(いぬびわ)の花粉をくっつけたまま、
犬枇杷の花嚢(かのう)に入りますから、
雌しべの柱頭(ちゅうとう)から、産卵管を差し込んで、
胚珠に卵を産みつけようとすると、
犬枇杷が受粉して、受精することになります。
でも、犬枇杷の雌株(めかぶ)の花嚢(かのう)の中の、
雌花(めばな)の雌しべって、柱頭がひょろ長く、細いの。
こんなところに、産卵管を差し込めません。
雌株(めかぶ)の花嚢(かのう)に入ったイヌビワコバチは、
ようするに、雄株(おかぶ)の花嚢と、間違えたの。
イヌビワコバチは、産卵ができずに、雌株の花嚢の中で、死にます。
犬枇杷の雌株(めかぶ)の花嚢(かのう)の中の、
たくさんの雌花(めばな)は、イヌビワコバチによって、
ちゃんと花粉を付けてもらい、いっぱい、種を付けますので、
めでたしめでたしです。
イヌビワコバチは、ほんとうなら、
犬枇杷の雄株(おかぶ)の花嚢(かのう)に、入るべきでした。
後悔をしないのは、GID(性同一性障害)に似ています。
雄株の花嚢の中には、雄花と雌花の、両方が咲きます。
雄株の花嚢の中の、雌花(めばな)の花柱は、太く短いので、
イヌビワコバチは、産卵管を差し込んで、胚珠に卵を産み付けます。
いっぱいある雌花の、すべてに一個ずつ、こまめに産卵します。
花粉を付けて来ますから、胚珠が受精をして、種子が出来ると、
イヌビワコバチが孵化(ふか)して、種子を食べてしまいます。
花嚢(かのう)の中の、
多数の雌花(めばな)の、それぞれの雌しべの根元の、
子房の中の胚珠の中で、蛹(さなぎ)になり、冬を越します。
胚珠が受精して、種子になると、子房は果実と言われます。
犬枇杷(いぬびわ)の花嚢(かのう)の中には、
たくさんの雌花がありましたから、たくさんの果実ができます。
それぞれの果実に、イヌビワコバチが、一匹ずつ、住んでいます。
たくさんの果実の集まりが、一個の無花果(いちじく)の実や、
一個の犬枇杷(いぬびわ)の実のように、見えます。
花の集まりの花序が、果実の集まりになると、
花序が袋状(ふくろじょう)に閉鎖された花嚢(かのう)も、
果嚢(かのう)と言われるようになります。
翌年の春になり、蛹(さなぎ)が脱皮すると、
雄(おす)が子房を食い破リ、雌(めす)と交尾します。
雄は、果嚢(かのう)の出口も、食い破り、
羽根の生えた雌(めす)が、果嚢の外に飛び立ちます。
雄株(おかぶ)の果嚢(かのう)の出入口付近には、
雄花が咲いていますので、出る時に、体に花粉を付けて行きます。
雄株(おかぶ)の花嚢(かのう)って、
真夏でなければ、一年中、咲いています。
雌株(めかぶ)のほうは、今頃に咲いて、秋に、実が熟します。
イヌビワコバチは、一年に、3~4回、繁殖しますので、
越冬する個体もあれば、しない個体もあります。
昆虫ですから、体温が下がると、不活発になり、
冬眠と同じになります。
雄(おす)のイヌビワコバチには、羽根がなく、
犬枇杷の雄株(おかぶ)の花嚢の中で生まれて、
同じ花嚢の中で死にます。
雌(めす)のイヌビワコバチは、
雄株(おかぶ)の花嚢を飛び立ち、
産卵のために、別の花嚢を探します。
犬枇杷には、犬枇杷尾長小蜂(イヌビワオナガコバチ)も、
卵を産み付けます。
これは、花嚢(かのう)の中に入らずに、
外から、うんと長い産卵管を差し込んで、
花嚢の中に、たくさんの卵を産み付けます。
イヌビワオナガコバチの幼虫が、イヌビワコバチの幼虫を、
食べてしまいます。
少し大きく、少し早く孵(かえ)るそうです。
もっと大きな蜂(はち)もいて、
犬枇杷の花嚢の中に、卵を一つだけ産みます。
芋虫(いもむし)みたいに大きいのが、
イヌビワコバチや、イヌビワオナガコバチを、
全部、食べてしまいます。
大きさが違うと、仕方ありません。
欧米白人にしても、アフリカ黒人にしても、
ようするに、大きいのが小さいのを食べます。
大きいやつが生きて行けない自然環境に、
小さいのが生きるしかありません。
欧米と、日本や中国の関係も、そうなのに…
島国の日本が、鎖国をして、生き残りました。
そうでなければ、混血しかありません。
生殖を拒否するのは、それも嫌(いや)だ、ということです。
性転換によって、上手く生きて行く方法が、あるのかしら。
0コメント