ムラサキケマン 776 生殖と進化論と精神分析

春植物と言われます。
スプリング・エフェメラル( Spring ephemeral )の訳ですけれど、
エフェメラルは、儚(はかな)いものの意味です。
 
落葉樹林の雪解けと共に、春一番に咲き出し、
落葉樹の葉が茂るころには、地上部分が枯れて、
来年の早春まで、地下の根が休眠します。
 
夏や秋に、見られませんので、
大変めずらしい植物のような印象があります。
 
紫華鬘(むらさきけまん)って、ごく普通の雑草ですけれど、
虫媒花ですので、花が大きく、
大急ぎで成長して、種(たね)を残して、店じまいをしますので、
茎や葉の水分が多く、
いかにも、儚(はかな)く美しい感じです。
 
6月には、地上部分が消えてなくなります。
宿根草です。
 
華鬘(けまん)って、
室内を装飾するための花飾りみたいなものらしく、
古代インドのサンスクリットの音写です。
 
この花飾りに使った花を撒(ま)く儀式(ぎしき)を、
散華(さんげ)と言い、日本にも伝えられています。
 
後(のち)に、花を写した透かし彫刻のような、薄い金属板になり、
仏教寺院の屋内の長押(なげし)に、
たくさん、ぶら下げられるようになりました。
 
紫華鬘(むらさきけまん)は、ケマンソウ科ですけれど、
ケマンソウ科全体が、ケシ科の一部分とされることもあります。
罌粟(けし)の仲間なの。
 
鯛釣草(たいつりそう)と言われる華鬘草(けまんそう)の花が、
寺院に掛けられた華鬘(けまん)の形に似ています。
 
 
 
性転換をする人って、精神の病気とされていますけれど、
精神疾患のことです。
GID(性同一性障害)という病名ね。
 
日本語には、精神病という言葉があり、紛らわしくて、困ります。
お医者さんが、精神病という言葉を使えば、
統合失調症や躁うつ病などと、その近辺の精神疾患の意味です。
GID(性同一性障害)や発達障害などは、精神病でありませんが、
将来のことは、また別です。
 
精神病って、お医者さんだけの言葉でなく、
一般の人も使います。
その意味は、お医者さんの使う精神疾患と、似ています。
 
精神疾患は、日常語にない言葉ですが、
精神の病気、という感じかしら。
疾患名に分類するためにのみ、作られた言葉かも知れません。
 
昔の日本人は、ヨーロッパの言葉を、日本語に翻訳すると、
あほみたいに見えるので、
漢語に翻訳をして、格好をつけました。
あほです。
 
あまのうずめのみこと、のような日本語にするのも、
かえって、わかりにくく、
精神の病気と翻訳すれば、一番わかりやすいのに…
 
実は、精神病と、精神の病気とが、わかりにくいのは、
そのような意味ではありません。
 
精神の病気の中でも、
脳の器質に原因となる病変の見つからない種類の病気って、
精神症状が変わります。
 
病気でなかった人が病気になり、病気の人が治るのですから、
病気の症状が変わるのは、当たり前ですけれど、
一つの病名に纏めるための、器質的な根拠がなく、
精神症状を文学的に纏めて、一つの病名としているだけでしたら、
精神症状が変われば、病名も変わってしまいます。
 
それですと、不便ですので、
過去の症状と、現在の症状と、将来の症状との、変化も、
病気の要素として、考慮されます。
そうなると、疾患名は、必ずしも現在の精神症状を表していません。
 
厄介で面倒ですけれど、お薬を飲むと、症状が変わりますから、
そのたびに、病名が変わっていたのでは、使い物になりません。
 
病気の成り行きを見て、病気を分類するって、
操作的と言われる便宜的な病気の分類に、矛盾します。
 
事務的に病名を統一しなければ、仕方ありませんので、
いろいろな学者さんたちの意見を折衷(せっちゅう)して、
木に竹を接(つ)いだように、
便宜的な分類に、ならざるを得ませんが、
二重帳簿のように、
事務的な病名とは別に、闇の病名があったりしてね。
 
事務的にはGID(性同一性障害)ですので、精神病でありませんが、
闇の病名では躁うつ病ですので、精神病であるとか…
GIDの10%が、後に精神病を発症するのに、
GIDは精神病でないって、詐欺かも知れません。
 
だって、GIDは、性転換を実行しようとする病気なのに、
GIDは精神病でない、と言えば、
性転換を唆(そそのか)しているようなものです。
阿漕(あこぎ)な商売です。
 
     昔の精神医学は、生命の原動力として、
     性欲を重視しましたけれど、
     生殖本能が、生命と物体の違いである、という意味です。
     生きるって、生殖しようとすることである、と言うの。
 
     進化論のように、
     生物は全部繋(つな)がっているから、神様は要らん、
     という考え方です。
 
     神話では、神様が、
     動物や人間を作ったことになっていますけれど、
     命って、生殖をすることでしたら、
     生物は、自分で勝手に作りますし、
     生まれた個体が、ちょっとずつ違うのは、
     誰でも知っていますから、生殖が変化を生み出します。
 
     世界は、唯一の神様が、個体を一本釣りにするような、
     砂漠の砂粒の、個人主義の構造でなく、
     水や川のように流れて、雲や海や雨になると、
     進化論は言います。
 
     性欲って、流れて循環して変化する力です。
     生殖をするから、物事が変化します。
     物事っていう情報を、整理して認識するっていう論理は、
     生殖っていう変化に一致すると、
     アリストテレスは考えました。
 
     生殖を、生物の生きる原動力や目的などとして、
     根本的な本能である、と考えましたから、
     生命活動は、全部、生殖なの。
 
     生殖を拒否するGID(性同一性障害)が、
     自閉するのは、当然です。
     子供のいるGIDも、
     生殖を打ち止めにして、変化を拒みます。
 
     精神の病気の症状が変わるって、
     たんに、病気になり、病気が治るのでなく、
     個体という進化の枝先の隅々(すみずみ)まで、
     変形菌やアメーバが移動するように、
     生まれて死ぬことによって、進化しつつあるの。
 
     生殖が、進化の原動力であるってのは、
     日々の暮らしや、身体(からだ)の変化などのように、
     コミュニケーションによって伝達される情報の変化は、
     生殖の余波や余韻であると言うことなの。
 
     進化論は、生殖中心主義ですけれど、
     自然や宇宙が、論理に一致する、という確信の中でも、
     論理と生殖は同じである、と考えました。
     ダーウィンが、アリストテレスの考えに、賛成したの。
     精神医学も、ダーウィンに賛成して、
     精神分析を生みました。
 
病気の症状の変化が、進化論によって解釈されますから、
生殖を拒否するGID(性同一性障害)っていう病気は、
砂漠の砂粒が、神様と交信したので、
時間が止まったと、言っているようなものかしら。
サンテグジュペリの、星の王子様みたいな病気です。
 
昔、インドに行くと、
まだ、天然痘や飢餓(きが)などによる死者が、
当たり前に見られる時代でした。
 
日本のGID(性同一性障害)の人たちが、経済開放以前の、
インドとソ連との、ルピー建て貿易に従事していました。
 
ソ連のお役所の仕事を受注して、
アラブの石油を買ったり、運んだり、
後には、コンピューターの学校を、経営したりしていましたが、
ポンディシェリーの町に住んでいたGIDを訪ねると、
手術済みのMtF(male to female 男→女)の人が、
変なことを教えてくれました。
 
資産家のイギリス人の友達の家に行くと、
ご両親や、お爺ちゃんや、イギリス人やフランス人などが、
インド人を品種改良して、美味しいお肉を生産すれば、
人口問題と食糧問題が、一挙に解決すると、言っているらしいの。
 
人間は賢く、自分で自分を飼育しますから、手間が要りません。
品種改良をされたインド人が、美味しいお肉になろうとして、
一生懸命に努力しています。
 
みんなに食べてもらい、美味(おい)しいと、喜んでもらうのが、
彼らの生き甲斐です。
この幸せを追求する権利は、誰にも奪われないと、
彼らは主張します。
それが、インドのヒジュラと言われる人たちだそうです。
 
そのイギリス人たちは、
日本の女性のことを、MtFのGIDであると、知りませんでした。
でも、彼女は、自分もそれであると、しんみりと言いました。
 
この人は、治って行く途中でしたので、
こういう危機が何度も訪れて、何度も克服しなければなりません。
もしかしたら、一生、
屍(しかばね)を乗り越えて行く人生かも知れません。
人間って、誰でもそうですから、
そのつもりで、治って行かなければいけません。
 
そうでなければ、美味しいお肉になりたいと、
自分で言い出すようになります。
 
GID(性同一性障害)の病気って、
発達障害の子が、自分でお肉になることを、
権利や自由であると言い、わたしを脅迫します。
性転換は、生きかたの個性や多様性であり、
この幸せは、誰にも妨害されない、と主張して、
自分から間引かれるように、生殖機能を破壊します。
 
砂粒が、水に流れずに、沈んで行くのかしら。
当時、わたしの友達の外交官が、マドラスにいたので、
この話をすると、
宗教のタブーに触れるので殺される、と言って、心配しました。
人口が増えて、食糧生産が追いつかないので、
強制的な不妊手術が行なわれている時代でした。
マドラスって、今のチェンナイね。
 
精神の病気って、
器質的な病変という碇(いかり)がありませんので、
症状の変化が、病気の進行である、とする根拠もありません。
ずーっと見ていて、
同じ人に起こる症状の変化を、同じ病気とするなら、
精神疾患の分類は、症状を分類しても、
病気を分類したことにならないのかも知れません。
 
GID(性同一性障害)の10%ぐらいは、後に精神病と診断されます。
生殖機能を破壊して、
一般社会とのコミュニケーションを遮断(しゃだん)されると、
辛(つら)いことになります。
 
子供を育てなければ、精神の発達が難しくなりますから、
GIDが治るには、
職能や仕事を確保して、子供を育てる算段が必要です。
希望が必要なの。
 
ホルモンや手術をしてしまうと、
生活のパートナーが精神障害者になりますから、
袋小路のどん詰まりになりかねません。
 
QOL(生活の質)と言いますけれど、
性転換医療は、セデッションのようなものです。
末期癌の人に麻薬を使う医療ね。
生きている人間を、棺桶に入れますから、
精神的に治癒の傾向の出て来た人を、棺桶から出して、
ゾンビにならないように復活してもらうのは、簡単でありません。
 
最初から、性転換医療をしないのが、一番簡単なのに…
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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