昔は、人間が麦踏(むぎふ)みをしましたが、
このごろは、踏(ふ)まなくても良い品種が多いと思います。
日本の小麦は、秋に蒔(ま)き、梅雨の初め頃までに収穫します。
いわゆる冬小麦ですけれど、
欧米の春小麦の品種を、日本の秋に蒔(ま)くこともあります。
パンやスパゲティって、
日本の小麦栽培は、商業上の競争力がありませんから、
国家によって保証されたお金を貰(もら)うための、栽培です。
趣味の園芸なの。
それでも、昔のような麦踏みはありません。
土管みたいなローラーを引っ張り、トラクターで麦を倒します。
機械の購入も、補助金がつきますので、
小さな畑でも、女の子の玩具(おもちゃ)のように、
可愛いく機械化されています。
秋に蒔(ま)いて、初夏に収穫する品種には、
冬の寒さに当たらなければ、穂の出ない品種もあります。
麦踏みは、穂の付く茎が出るまでの、冬に行なわれました。
実った麦は、雨にあたると、
穂に付いたまま、穂から発芽します。
小麦色の穂から、緑の芽が出てくるの。
その前に、収穫する必要がありますので、
日本では、だいたい、6月頃までの初夏が、
いわゆる麦秋(ばくしゅう)です。
麦踏みって、骨折と似たようなものなの。
骨が折れると、新しく骨ができて、修復されますけれど、
以前よりも、太くなります。
麦も、そうです。
以前よりも太くなるので、風や雨に、倒れにくくなります。
麦踏は、日本特有と言われていますけれど、
梅雨に、麦が倒れないように、太く短く育てるためのなの。
植物って、傷めつけられると、生殖を急ぎます。
子孫を残すために、全精力を使いますので、
梅雨の終わり頃の、激しい雨に遭(あ)う前に、
収穫できるようになります。
それでしたら、
品種改良によって、間に合うような気がしないでもありません。
ローラーを使って麦踏みを行なっているのは、
昔の品種に、こだわるためみたいなの。
無農薬栽培のような、悠長な趣味と思います。
人間の足で踏む麦踏みは、
ほぼ全部が、家庭菜園や、教育用の小麦栽培のはずです。
わざと踏んで、挫(くじ)いてあげると、
太くしっかりとした麦に育つように、
子供の自惚(うぬぼ)れた心を、
ちゃんと摘(つ)み取ってあげないと、
何もしないで、生まれつきに人から褒(ほ)められることだけに、
必死にしがみついて、楽ちんに生きて行こうとしますので、
非行に走り、精神の病気になりやすいそうなの。
人は楽をして、居心地の良いところに、居座ります。
生まれつきに美人ですと、どこへ行っても褒められるでしょう?
子供の頃に、早くも覚えた甘い心は、
自分を突き刺す角(つの)になります。
しっかりと叱ってあげなければいけません。
でも、踏みつけられると、精神の病気になる子供もいます。
踏みつけて、躾(しつけ)のできる子供と、そうでない子供とを、
何によって、見分けるのかしら。
「一粒の麦、もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、
死なば多くの実を結ぶべし」と、
イエスキリストという人が言ったそうですけれど、
生殖をしないで死ぬのと、生殖をして死ぬのとでは、
ぜんぜん、意味が違うことになります。
彼は、肉の割礼(かつれい)なんか要(い)らん、
心の割礼があれば良い、と言った人です。
お母さんのマリアさんが、
妊娠してから大工さんと結婚しましたから、
キリストって人は、大工さんの実(じつ)の子でなく、
私生児かも知れません。
村の人から、のけ者にされて、割礼をしてもらえませんでした。
お母さんのマリアさんも、息子のキリストさんも、
お父さんのヨセフさんも、みんな村の人から、馬鹿にされたような…
わたしは、GID(性同一性障害)のクローンを作って、
GIDの治療とするって、書きましたので、
みんなに笑われているかも知れません。
子供のいない夫婦でも、ちゃんと社会生活ができるように、
肉の生殖のできない人でも、
心の生殖があれば、社会の役に立ちます。
自分のクローンを、自分で育てるって、
自分の心を、見直すことなの。
人を見返すのでなく、自分を見返してください。
精神科の治療って、形而上学みたいでしょう?
相手は精神だもん、仕方ありません。
割礼(かつれい)って、おちんちんの皮の先っちょを切る儀式です。
中東方面で行なわれていますけれど、
一人前の人間の頭数(あたまかず)に入れるって意味ね。
どこの馬の骨かわからん血を、
自分たちの仲間に入れない、という社会の決意を示していますから、
血統書付きの人間を身内として、
そうでない奴を虐(いじ)めてもよろしいと、
公然と宣言しているようなものです。
市民権を貰(もら)えなかったの、キリストさん一家は。
GID(性同一性障害)には、
生まれながらにして、差別虐待されていた人が、たくさんいます。
宗教に凝(こ)る人も、一杯います。
人を踏みつけにする社会の病気なの、GIDって。
体を壊して、治療をしようとするのは、間違っています。
肉の病気でなく、心の病気です。
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