ガマズミって、漢字で書くと、ややこしい字で、意味が不明です。
莢迷(きょうめい)という中国の植物名ですが、
莢(きょう)の字は、さやの意味です。
迷(めい)の字は、上に草冠のあるのが、ほんとうですが、
表記できませんので、迷(めい)としておきます。
これ一字だけでも、がまずみという意味があります。
中国の莢迷(きょうめい)と言われる植物は、
日本のガマズミと言われる植物に、同じであるとして、
莢迷(きょうめい)と書き、莢迷(がまずみ)と読みます。
平安時代初期の「本草和名」に、
莢迷(きょうめい)と記されていたのを、
江戸時代の小野蘭山という人が、「本草綱目啓蒙」に、
ガマズミであると、書いています。
日本語のスミは、
酸(す)む、染(す)む、炭(すみ)、
澄(す)む、済(す)む、住(す)む、などに共通の意味です。
たぶん、変化せずに一定になることを、すむと言います。
ガマは、オカマのカマと同じで、
草を刈る鎌(かま)や、御飯を炊く釜(かま)や、
喧(やかま)しい、構(かま)うなどに、共通の意味です。
かましいは、釜を焚(た)く音から来ています。
たぶん、囲うような形のことを、かまと言います。
ガマズミの意味は、知りません。
実を染料に使ったことから、植物の名前になったのかも知れません。
まだ色づき始めたばかりですが、
日本のFtM(female to male 女→男)の多い理由を、
2011-08-26 と、2011-09-06 に書きましたが、
並べてみます。
1. 宗教による同性愛差別がない。
2. 第二次世界大戦後の男子の兵役と戦争がない。
3. 単一民族であり、
戸籍制度があり、アイデンティティがなく
言語に印欧語の如きジェンダーがない。
4. 日本特有の漫画アニメゲームなどの、女子の男言葉。
5. 宝塚の見てくれ
5番目に宝塚の見てくれを加えたのは、
1970~1985年頃には、体がごついので、
引け目を感じて、虐(いじ)められていた女の子が、
反攻してFtMになる例が、結構ありました。
その後、ボーイッシュな女の子が、スタイルを自慢するように、
FtMになる例が増えました。
MtFのTV(トランスベスティズム)の流行を受けて、
その後を追うように、FtMのTVが流行したのかも知れません。
宝塚の影響が小さくないと思います。
そのほかにも、日本の欧米白人への阿諛追従(あゆついしょう)が、
FtMに強い、という意見もあります。
どれもこれも、ただの憶測ですから、
御自分なりに、もっともらしい理由を、考えてみて下さい。
※ オカマの語源は、
オ・カマのように、オを、接頭辞とする説のほかに、
オカ・マのように、
別の一群を意味するオカと、
真相や時間を意味するマとの、
複合語とする説もあります。
岡っ引や岡目八目のオカと、
真(まこと)や陰間(かげま)のマです。
東京大学の北側の、根津神社の門前は、
有名な岡場の一つでした。
岡場は、公式の遊郭でないにもかかわらず、
売春業の盛んな地域を言います。
けっして、遊郭と言われるような、
公認された楼閣建築の性交渉施設でなく、
飲食店と飯盛女(めしもりおんな)や、
出女(でおんな)といわれる街娼や、
遊女を抱える的屋(てきや)などの多い地域が、
岡場と言われました。
テキ屋って、露天商を営むやくざです。
無許可の売春業密集地域ですから、
東京に、たくさんありましたが、
根津の岡場も、その一つでした。
とりわけ、男色で有名だったそうです。
幕末に、陸軍奉行から営業許可をもらい、
晴れて根津遊郭と呼ばれるようになりましたが、
わたしは、東京大学の学生さんのために、
明治政府が、新しく根津遊郭を作ったものとばかり、
思っていました。
ほんとうは、東京大学ができたので、
根津遊郭は、江東区の州崎に移転させられました。
なんとなく、がっかりです。
面白くないもん。
岡場の岡は、
非公式の別扱い、という感じの意味でして、
岡っ引や岡目八目の岡と、同じです。
オカマのオカは、それと言うのです。
海に対して、陸(おか)と言いますけれど、
海はもちろん、女性ですから、
陸(おか)は、男性です。
海の男や、岡場のオカマって、何かしら。
根津や湯島天神門前の本郷は、
陰間(かげま)と言われる男娼のメッカでした。
加賀藩の上屋敷や、水戸藩の中屋敷が、
近かったせいかもしれません。
尚武(しょうぶ)の気風を養うために、
武士は、男女の恋愛を蔑(さげす)み、
青年の同性愛を、盛んに奨励しました。
欧米とは、ぜんぜん違うでしょう?
公権力が、青年男子に、同性愛を奨励したの。
男と女が、でれでれしていたのでは、
戦(いくさ)にならん、と言います。
女は育児、男は戦争ですから、
亭主に、性交渉をさせてあげて、
お料理を作ってあげるのも、育児です。
戦争を仕向けるように、男の子を教育しているのは、
母親ですが、男の子は気づきません。
男の言うには、
女って、家庭の平和を望んでいるそうです。
こんな世間知らずのお坊っちゃんに、
誰が育てたのか…
オカマのマは、真(まこと)のマ、暇(ひま)のマ、
間男(まおとこ)のマ、
陰間(かげま)のマですから、
たぶん、陰間(かげま)と一対のものとして、
岡間(おかま)と言われます。
陰と陽は、一対ですから、
陰間(かげま)があれば、陽間(ひま)があります。
そして、非公式別枠の、
岡間(おかま)があると言うのです。
間男(まおとこ)って、女性の不倫のこと、
あるいは、不倫相手の男性のことです。
陰間(かげま)って、男性同性愛の売春のこと、
あるいは、その男娼のことです。
オカマの語源には、そういう説もあります。
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