1月に、大阪に行った時に、
お城が近かったので、公園を通り抜けました。
野外音楽堂の横の、階段を登ると、
工事現場の囲いのような、仮設の白い塀がありました。
警備員みたいな人が、囲いのドアを手で開けて、
中から、こんなのに乗って、出てきました。
長いのを、囲いの外に出すと、歩いてドアを閉めに行きました。
ドアの鍵を閉めると、また、これに乗って、
夢のように、ゆっくりと、
太極拳(たいきょくけん)のように、弧(こ)を描いて、
やがて後ろ姿も、見えなくなりました。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜って、大正13年から書き始めていますので、
血圧の高いMtF(male to female)の、GID(性同一性障害)の人が、
お薬で血圧を下げているそうです。
MtFでしたら、体を鍛えるだけで、下がるかも知れません。
何度、測っても、155-90ぐらいの人が、
50才代で、ホルモンを始めて10年ぐらいでしたら、
お薬を使わなくても、一週間ぐらいの運動だけで、
半分ぐらいの人が、125-75ぐらいまで下がるかもと、
期待して構いません。
全員と言うわけに行きませんが…
体がどう変わるかってだけでなく、気持ちが変わります。
呼吸の仕方だけでなく、しゃべり方も、視線も変わります。
一週間ぐらいで、体が劇的に変わることはありませんし、
むしろ、これまでに、体の運動をしていなかった人には、
疲労がこたえるかも知れません。
でも、MtFのGIDの人には、気持ちが変わるってことが、
体の病的機能の、劇的な治療効果に、直結することが、よくあります。
たんに気持ちの問題でも、長期間、血圧が高ければ、危険ですから、
血液検査の結果が、悪くなければ、
MtFの人には、お薬よりも、運動をお薦めします。
良い効果が出るようですと、GIDも治してしまうのが、正解かもね。
性腺を摘出しているMtFの人では、
エストロゲン製剤よりも、テストステロン製剤を使えるようになれば、
かなり、GIDが治癒しているかも知れません。
エストロゲンとの配合剤もあります。
FtM(female to male 女から男へ)の人は、高齢になっても、
テストステロンって、致命的な悪さをしませんから、得かも。
インチキ臭(くさ)いペニスを作るって、いやな感じですけれど。
立ちしょんべんができれば、あとは、
精神の病気の人しか、どうせGIDのパートナーになりませんから、
FtMでも、MtFでも、似たようなものと言えば、言えます。
自分から望みますので、
全身が刺青(いれずみ)のあんちゃんと、似たようなものかしら。
MtFの人が、長距離バスに乗っていたところ、
廊下側の座席の人が、リクライニングシートを倒したまま、
サービスエリアのおトイレに行こうとしました。
その後ろの座席の、窓際に座っていた人が、
廊下に出られません。
運の悪いことに、後ろの座席の人は、ヤクザでした。
もの凄い形相(ぎょうそう)で、怒号(どごう)を浴びせて、
啖呵(たんか)を切りましたので、
前の座席の人は、慌てふためいて、ひたすら平謝りです。
うつむいたままでしたけれど、可哀想なくらいに恐縮して、
言葉も、しどろもどろ。
最後は、何を言っているのか、よく聞こえません。
でも、何度も謝った後に、ようやく顔をあげると、
顔全体が、原爆に焼かれたような、凄いケロイドでした。
昔は、戸籍って、よく売りに出されていたみたい。
原爆や空襲のせいだけでなく、ヤクザのせいも、あったかも。
1970年頃にSRS(性転換手術)を受けた人には、
槍でも鉄砲でも、持って来いって人が、
少なくありませんでしたけれど、
アル中の人も、そう言うように、精神の病気なんです。
気持ちが、とても不安定ですけど、
実際に、原爆の町で育って、
そうなってしまった人も、いたかもね。
刺青もヤクザも、槍や鉄砲も、
原爆やお酒や性転換などと、たいして違わないのですけれど。
MtFの人は、自分の心も、灼熱の光に焼かれたケロイドなのか、
それとも、啖呵を切るペエペエのヤクザなのかと、
なかなか、寝つけなかったそうです。
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