お馬さん 364 DID(解離性同一性障害)

人の少ない冬の浜辺って、乗馬クラブのお馬さんが来ます。
波打ち際を歩くの。
 
 
解離性同一性障害のことを、多重人格と言いますが、
精神の病気の人に、多重人格と言ってあげると、受けがいいの。
 
患者さんにしてみれば、自分には、色々な自分があり、
何人もの人間の性格を、兼ね備えているので、
多重人格と言ってもらえれば、
なんとなく、才能がありすぎて、苦労している気分に、なれるのかしら。
今の自分だけで、判断してもらっては困る、という感じ。
 
だれでも、色々な自分を持っていますけれど、
一つに纏(まと)める機能を、自我と言います。
自我が希薄になると、一つに纏められずに、
バラバラになってしまいます。
その状態を、解離性障害と言います。
 
同時には、一つの性格しか現れませんが、
幾つもの性格が、入れ替わるように、交替するタイプの人を、
解離性同一性障害と言います。
多重人格ね。
 
人格が入れ替わる時に、記憶も入れ替わります。
一年前に現れた人格が、再び現れる時には、
一年前の記憶を、継承していますけれど、
つい最近の、別の人格の記憶は、忘れています。
 
この人格には、この記憶ってのが、決まっていますけれど、
どの人格にも、共通の記憶、というのもあります。
たとえば、日本語を使う記憶は、どの人格にも共通ですので、
人格が変わっても、日本語を忘れません。
 
解離性同一性障害の初期症状では、
交替人格のほとんどが、アニメのキャラクターのように、
すごく幼稚で、実用価値のない、使い捨ての人格の、
真似(まね)ですけれど、
次々に人格を替えて行くと、ネタ切れになりますので、
使い勝手の良い人格が、何度も現れます。
 
嫌(いや)な事が予想される時には、
二度と使わない人格になれば、便利です。
楽しい事は、いつまでも覚えていたいので、
楽しい記憶を持つ人格は、何度も現れて、常用することになります。
 
解離性同一性障害の症状が進むと、
使い勝手の良い人格だけを、多用するようになります。
やがて、一種類だけの人格を、長期間、使い続けることになります。
 
それでも、在日韓国人と、日本人の戸籍とを、使い分ける人もいました。
関東大震災のように、戸籍簿が消失した例や、
広島の原爆のように、戸籍は消失を免れたのに、一家全滅の例などでは、
簡単に、他人に成り済ますことが、出来ました。
 
韓国人と日本人が交替するたびに、人格も記憶も変わります。
本人は、人格交代を自覚できませんが、何十年も、上手くやっています。
奥さんが二人いて、自宅も二つ、
子供も、あっちとこっちに、二世帯分です。
 
解離性同一性障害の診断基準の通りでしたら、
御本人に、人格交代の自覚がありませんので、
尻尾を出さずに、うまく使い分けるのは、困難です。
 
実際には、人格交代の自覚のある人が、ほとんどで、
意図的な人格交代が可能ですので、
馬脚を露(あら)わさずに、要領よく、困難を切り抜けられます。
 
恣意的な人格交代を、
解離性同一性障害と言うべきなのかは、疑問ですが、
記憶は確かに交替しています。
嘘をついているのでなく、一つの人格に成りきっている時は、
他の人格の記憶を、本当に思い出せません。
 
GID(性同一性障害)も、つい最近まで、
戸籍の合法的な変更が、不可能でしたけれど、
性転換後の、望みの性別の戸籍を持っていた人が、たくさんいました。
日本人なのに、ロシア生まれのロシア人とか。
 
周囲の人が、首を傾(かし)げるだけでなく、
御本人も、記憶がないと言い、首を傾げます。
とんでもない大嘘つきの、決定的証拠を入手したので、
それとなく、探(さぐ)りを入れてみると、
嘘でなく、本当に記憶がありません。
 
映画の、『心の旅路』のような、記憶喪失かと思うと、
ちゃんと、元の人格に戻って、生活しています。
都合が悪くなると、また記憶を失い、別人になります。
 
何度も、同じ人格交代を繰り返して、記憶が交換されるのを見ると、
御本人が、わざと人格を切り替えているのに、決まっていますけれど、
わざとしているという自覚がありません。
 
多重人格の初期では、人格交代の自覚が、御本人にあります。
人格交代に習熟して来ると、交替人格の数が少なくなり、
人格交代の自覚が希薄になります。
習慣になるみたい。
 
使い分ける人格の数が、二種類だけになり、
さらに習熟して、一種類になると、
もちろん、人格交替と言いませんから、
人格交代の自覚も、完全になくなります。
 
解離性同一性障害は治った、ということになりますけれど、
精神の病気が治ったとは、限りません。
多重人格になる前に、逆戻りしただけかも知れません。
今度は、別の症状が出てきたり。
 
脳や体の器質に、原因となる病変のない精神疾患って、
精神症状を、文学的に分類しているだけですから、
疾患名は、たんなる精神症状の組み合わせの、例示に過ぎません。
 
解離性同一性障害も、
こういう精神症状の組み合わせもありますよって感じで、
例を示しているだけです。
組み合わせに、幅を持たせていますので、
たくさんの人が、この疾患名という例示に、当てはまるとしても、
こういう組み合わせを分類するのは、
あくまで文学的で、便宜的で、操作的です。
 
GID(性同一性障害)にも、
DID(解離性同一性障害)の輪郭を、かすめて行く人がいて、
台風が上陸したのか、上陸しなかったのかと、問われても、困ります。
目がなくても、台風は台風ですから。
 
最近の多重人格では、かならずと言っていいほど、
交代人格の中に、異性の人格が含まれています。
こいつが具合よく、常用される状態で、多重人格が治ると、
性同一性障害が、残るかも知れません。
 
多重人格だけでなく、解離性障害は、
ヒステリーの中核症状と言っても、構いません。
そのほかに、おもに身体表現性障害と言われる転換性障害や、
性的非行や、ロールプレイや、トランス状態などの特徴が、
ヒステリーに共通しています。
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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