ピンボケで、ごめんなさい。
ナツツバキは、娑羅の木とも言いますけれど、ヒメシャラとは別です。
ヒメシャラは、サルスベリのように、つるつるの樹肌ですから、すぐにわかります。
知能検査や学力検査などの、比較的客観的に測れる検査によっても、
測れない知的能力は、おもに人格障害として、症状が表れます。
知的能力の中に、客観的な検査では、測れない能力が多いのは、
記憶は測れても、記憶を処分する能力は、測れないからです。
忘れる能力は、検査しにくい。
具体的には、脳の神経細胞を処分するアポトーシスの機能に、
関係した障害かも知れません。
よく使う神経細胞は生き残り、使わない神経細胞は廃れて、
壊死するのが健常です。
わざと使わない場合でも、廃れて壊死すると、
性格的に人格障害が表れて、やがて、脳が萎縮して、
客観的な検査によって、測れるぐらいに、
知的障害が表れるように、なるかも知れません。
嫌な記憶を封印しても、神経細胞が壊死しないようにするには、
封印された記憶を含めて、常に記憶を整理整頓して、
記憶の重要度を、把握して置かなければいけません。
不必要な記憶は、思い切って、
神経細胞ごと、処分してしまうのが、良いかも知れません。
封印された記憶でも、大切な記憶は、
神経細胞を壊死させないように、
しかも、思い出さずに、封印したままにして置くために、
試験的に電気を流して、神経細胞を維持しなければなりません。
神経細胞を殺さずに、樹状突起の一部だけを、
記憶と共に、壊死させる方法や、
樹状突起の、神経伝達物質を捕捉する受容体を、
小さくする方法もあります。
使わなくなった記憶も含めて、記憶を常に整理整頓する作業を怠れば、
嫌な記憶と一緒に、神経細胞が壊死して、
真性の認知障害に至り、脳が萎縮して、
統合失調症に、進行するかも知れません。
ふつうは、知能検査や学力検査などにより、
知的障害として計測されるようになると、人格障害とは言われません。
脳が萎縮していれば、認知障害と言われますが、
統合失調症では、認知障害が表れていても、
統合失調症の診断名が、使われることになってます。
性格に障害が表れていても、未成年では、
診断名として、人格障害は使われません。
幼児期では、発達障害と言われます。
思春期以後では、行為障害や適応障害などと、言われるかも知れません。
統合失調症では、いったん発達していた知的能力が、
認知障害のせいで、低下します。
御本人は、そのことを自覚できずに、
以前のように、知的能力が保たれていると、思っていますので、
物事が、うまく行かなくなった時に、
自分の知的能力の不足とは、思いも寄りません。
きっと、自分以外の何かが、原因であり、
もしかしたら、誰かが妨害しているかも知れないと、思います。
この思いが、統合失調症の被害妄想や、
誰かに、心の中を知られている、と確信する原因になり、
思考が混乱して、脳の様々な部位の、様々な種類の、
神経伝達物質の量を、制御する能力を失い、
しばしば、中間の丁度良い量に調節できずに、
両極端に張り付いてしまい、興奮や昏迷の症状になります。
根本的には、嫌な記憶を思い出したくなく、
わざと、思い出さないようにしていると、
実際に、脳の神経細胞が、壊死してしまう機能障害によって、
認知障害が起こります。
より具体的には、おそらく封印した記憶を、
そのまま封を切らずに、温存する能力の不足にあります。
細胞は、使わなければ、廃れますので、
記憶を封印して、記憶を呼び出さなくても、細胞を温存するには、
時々、試験的に、電気を流してあげなければいけません。
男性が、猥褻な夢を見ていないのに、
朝、ペニスが勃起するようなものです。
猥褻な夢を見たとは、記憶に残りません。
情報の中身を自覚しなくても、中身を閲覧したことになっています。
嫌な記憶も、こうして、神経細胞が廃れずに温存されます。
この能力は、たぶん、情報の内容を伝達する前に、
これから情報を伝達しますって意味の、
予備的な印だけを、伝達する機能と同じです。
人って、たとえば、誰かと一生懸命、話している時に、
後ろから、急に話しかけられても、
御本人は、なかなか、気づかないでしょう?
「えっ、なにっ?」って感じで、聞き返してしまい、
もう一度、同じことを、聞けない時もあります。
老人の、いわゆる勝手つんぼでも、似たようなことが、起こります。
当てずっぽうで、話の内容を、想像してしまいますので、
耳が遠くなると、誤解する、という当たり前のことが起こります。
精神障害では、耳の聞こえに、症状の表れる人が、少なくなく、
メニエルでは、安定剤を処方することが、よくあります。
楽器でも、最初の瞬間の、波形を聞き取ることが、
音色を聞き分けるために、とても重要な情報になるでしょう?
統合失調症の御家族に、わりと目立つ病気です。
後ろから、肩を軽く叩かれてから、話しかけられると、
一発で理解できます。
実際には、肩を叩かれるという予備的なサインを、受け取り、
「はい」と、お返事をしてから、本題を聞きますので、
二段構えの情報伝達ですけれど、気持ちに余裕ができて、
間違いが少なくなります。
地震も、S波っていう横波の前に、P波っていう縦波が伝わって来ます。
夜、仰向けに寝て、目覚めている時なんか、ガタガタっと来て、
ああ、来るなあって思っていると、大揺れに揺れて来ます。
わたしは、揺れかたの方向と、P波とS波の時間差から、
震源地は何処かって、当てるのが好きで、
奇麗に揺れる建物ですと、
震央の半径100㎞ぐらい、方角で45度ぐらいの誤差で、
よく当たります。
脳の神経回路も、最初に予備的なサインだけが、伝わって来ます。
内容は、これから大切な情報を送りますって、意味ね。
それから、本題の、中身のある情報が、伝わってきます。
最初の予備的なサインを、プレパルスって言います。
プレパルスがあると、たとえば、いきなり車が向かって来ても、
なんとなく、スローモーションのように、車が近づいて来るので、
咄嗟に反射的に、俊敏な回避行動をとることができます。
プルパルスがないと、何も知らずに歩いているうちに、
いきなり、頭の上から落ちてきた鉄骨の下敷きになって、即死する感じ。
精神障害者の人を見ていると、
刺激に対する受け応えの言葉や、動作が、ぎこちないの。
なかには、どもる人もいます。
いつも、頭の上に、鉄骨が落ちて来て、
いきなり、頭蓋骨陥没の脳震盪で、
何が起こったのか、わからない意識状態で、
前後不覚になって、対応している感じです。
なんとなく、プレパルス機能が、故障しているのでないかと、疑われます。
咄嗟に入って来る情報に、冷静に対処する仕組みね。
驚かずに、反応できるので、プレパルス抑制って、言います。
地震でも、震源地に近い所で、地震を感じると、
遠いところに、電波で先回りして、情報を伝えて、
地震の伝わる数秒前に、予知情報を流す仕組みが、あるでしょう?
あれと同じ仕組みが、脳にもあるの。
この仕組みが、精神障害の人では、壊れているのでないかと、
疑われます。
とくに、発達障害の幼児では、よくわかります。
自分から行動するときも、瀬踏みをしません。
ヘルスメーターに、いきなり両脚ごと、飛び乗ります。
まず、片足だけを乗せて、少しずつ力を入れて、
体重計が、どのように反応するかを見て、
その加減を知ってから、もう片方の足も乗せて、
全体重をかけるのが、健常かも知れません。
飛び乗ったほうが、元気がいいかしら。
だいたい、統合失調症と、それに近い診断名の症状の人や、
統合失調症の御家族に多く、
GIDでは、全体の25%ぐらいに、
プレパルス機能の異常があるかも知れません。
幼児期に観察して、早期に知ることができます。
これがあったとしても、
幼児期に発達障害の症状が、強く出るとは、限りません。
思春期以後に、統合失調症圏の症状の、出て来る可能性が高く、
統合失調症にならなくても、
老後に、認知障害が、ひどくなるかも知れません。
情報の具体的内容よりも、
これから情報を送りますって意味の、サインが大切。
電気が神経細胞を流れても、記憶に残らないかも。
男の朝立ちみたいにね。
サインだけだと、ペニスが勃起しても、
エッチな夢を見た覚えが、ありません。
でも、エッチな記憶を持つ神経細胞に、
ちゃんと、電気が通じた証拠なんです、朝立ちって。
こうすれば、嫌な記憶を呼び出さずに、
嫌な記憶を持つ神経細胞に、電気を流して、
神経細胞の壊死を、防ぐことができます。
もしかしたら、精神障害の人は、
この機能に、障害があるかも知れません。
たとえば、夢の中で、試験的に電気を流した時に、
一々、記憶の中身を呼び出して、自覚してしまうと、
嫌な夢や、恐い夢になってしまいます。
毎日、封印したはずの、嫌な記憶が、夢に再現されたのでは、
落ち落ち、眠っていられません。
昔、菊田一夫っていう脚本家は、
『君の名は』という、ラジオドラマを書いて、人気になりました。
いかにも頭の悪そうな、後宮春樹って名前の、主人公を演じたのは、
映画版では、佐田啓二っていう男前の男優さんでした。
中井貴一のお父さんです。
うちの母は、戦前に、佐田啓二に似た顔の男と結婚して、
わたしが産まれました。
映画のポスターを見ると、父が出ているようで、嫌な感じでした。
ナレーションが、こんなことを言うんです。
忘却とは、忘れ去ることなり。
忘れ得ずして、忘却を誓う心の悲しさよ。
まるで、精神障害のことを、言っているみたいでしょう?
菊田一夫って、覚醒剤の常習者で、
二度も自殺未遂をして、頭のおかしかった人です。
忘れるのが下手なので、封印された神経細胞に、
試験的に電気を流すことも、できません。
嫌な記憶を持つ神経細胞が、完全に使用されなくなって、
それが長期に渡ると、壊死して、認知障害になります。
わざと、記憶を封印しただけなのに、
実際に、神経細胞が壊死してしまいますので、
嫌な事を、我慢するための、合理的な手段を失います。
代表的な心理症状は、統合失調症です。
まだ、壊死しない仮性痴呆の状態では、おそらく人格障害になります。
代表的な心理症状は、
性同一性障害や、強迫神経症や、パニック障害や、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)や
醜形恐怖や、ナルコレプシーなどです。
多くは、一時的に人前で、健常を装うことができますので、
診察室では、御本人が訴えなければ、症状が表れません。
日常生活の実態に、異常を観察できますので、性格のせいにされて、
人格障害と言われることが、少なくありません。
また、予期しない緊急事態に、突飛な行動を、取り易いみたい。
御本人が自発的に受診したり、人に相談したりしなければ、
他人には、手の下しようがないので、放置されるかも。
統合失調症の患者さんは、
わざと異常な事をして、症状を出しているように見えます。
健常な人では、
わざとしたことを自覚して、記憶していますので、
嘘と言われ、非難されます。
わざとしたことを、自覚していなければ、
ヒステリーと言われ、精神障害と言われます。
統合失調症は、ヒステリーの一種です。
御本人は、記憶を封印していますので、
わざとしたことを、自覚できません。
健常な人では、わざとしたことを自覚していますが、
知らず知らずのうちに、してしまったことは、
覚えていません。
自覚していないことを苦にして、
受診することは、滅多にありませんが、
眠れないとか、ドキドキするとか、イライラするとかと言い、
不定愁訴のために、受診することが、女性によくあります。
多くは、それぞの具体的な言い草に応じて、
診断名がつきますが、
どのような具体的な事もなければ、境界性人格障害などと、
診断されるかも知れません。
ふつうは、自発的に受診した人に、
人格障害の診断名は付けません。
最近は、パーソナリティ障害と言いますが、
何を言っているのか、よくわからない診断名です。
具体的な事を、指摘してあげたほうが、
患者さんも、納得できます。
パーソナリティ障害などと言えば、
よけいに、わからなくなってしまいます。
統合失調症の患者さんでは、
多くは、すでに認知障害が出ていますが、
自発的に受診する人は珍しく、
初発では、強制的に連れて来られる人が、ほとんどです。
一見、支離滅裂なことを言い、認知障害のように見えても、
若い人ですと、初発では、ほとんどが仮性痴呆です。
お薬を飲むと、ケロッと治りますが、
お薬の調整や、検査や、
自分でお薬を飲むだけの、病識を持ってもらうために、
入院してもらうことが、少なくありません。
病識と言うのは、ただの病気の知識でなく、
自分の何が、病気と言われるかを知り、診断に同意して、
病気を治したいと、思うことを言います。
精神障害では、病識のない患者さんを治療するには、
強制的に入院させて、治療するしかありませんが、
法律上、強制的な治療のできない軽い症状や、
治療法のない症状では、
患者さんの自由意志に、任せるしかありません。
病識のない患者さんは、
自分のことを、精神の病気と、思っていませんから、
自発的に受診するはずが、ありません。
性同一性障害の患者さんも、病識がありませんが、
受診しなければ、苦しくなることを知っていますので、
自発的に受診します。
性同一性障害(GID)では、
診断書や、ホルモン剤や、手術などがなければ、
生活が苦しくなることを、知っていますので、
自分のことを病気と思っていなくても、受診します。
これは、統合失調症の多くの患者さんに、似ています。
初発の時に、強制的に入院してもらうと、
症状が軽快しますので、
もはや強制的には、治療できなくなります。
それでも、患者さんは、入院中に、お薬を飲んで、
気持ちの楽になることを、習得していますので、
退院しても、自発的に通院して、
自宅で、強制されずに、お薬を飲むようになります。
統合失調症の患者さんの多くは、
自分のせいで、病気になったのでなく、
何者かのせいで、病気にさせられたと、思っています。
患者さんによっては、自分は病気でないのに、
主治医のせいで、病気にさせられていると、
思っている人もいます。
主治医のことを、巨大な陰謀の、
ちっぽけな手先と、思っています。
それでも、自分から通院して、お薬を飲む人が、大部分です。
この状態は、GID(性同一性障害)の患者さんの、
精神状態に、よく似ています。
統合失調症では、患者さんの妄想に、
医師は、安易に同調しませんが、
GIDでは、患者さんの思いに、GIDの専門医と称する医師は、
ほとんど無条件に、同調しているかのようです。
精神科医のうち、性転換医療を有効なものと、
認めている人は、1%程度です。
大部分の精神科医は、性転換を有害と思っていますが、
お医者さんの世界では、
他の医師のやることを、とやかく言いません。
少なくとも、患者さんの目の前で、喧嘩をして、
醜態をさらけ出すようなことは、しません。
みんな、インチキをしていますから、
不正を暴露し合う泥仕合は、慎みます。
『ヒッポリュトス』という、
古代ギリシャ悲劇を書いたエウリピデスの、
言い訳と同じです。
どうして、女性同性愛者の、月の女神の、アルテミスは、
もっと早く、男女の恋愛と、美の女神の、アフロディーテの、
嫉妬を制止して、
男性同性愛者の、ヒッポリュトスという人間を、
助けなかったのかと、疑問が出てきます。
エウリピデスの言うには、神々の世界では、
他の神のすることを、とやかく、悪く言わないしきたりに、
なっています。
お医者さんは、一般の人々の上に、君臨する神々ですので、
神様同士の、醜い喧嘩は、しないことになっています。
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