マスカーニ Pietro Mascagni の、
"カヴァレリア・ルスチカーナ Cavalleria rusticana" の
トゥリッドゥの歌うシチリアーナ siciliana
【 O Lola,bianca come fior 】茨の花のように、白いローラよ
シチリアーナって、6/8拍子や12/8拍子の、
シチリアの民謡というか、踊りのリズムです。
サンバとか、タンゴとか、ワルツとか、そういう類です。
デルモナコの声で、踊れるかしら。
ベリズモオペラの走りで、1幕ものです。
舞台裏で歌いますので、
大きな声でないと、観客に聞こえません。
幕が開く前に歌うのと、開いてから歌うのと、
演出に色々ありますけれど、
姿を見せずに舞台裏で歌うのは、共通しています。
遠くから聞こえてくる雰囲気ね。
白い肌、赤い唇を讃えて、
それから、扉は血塗られているが、
それでも構わない、逢いたいと歌います。
扉は血塗られているって、
旧約聖書の、ユダヤの過ぎ越しの話のことを、言っています。
もとは、メソポタミアの、春分の日のお祝いの慣習に、
ユダヤ人が、創作神話を事寄せたものと、思いますけれど…
要するに、家から出るなと神様に言われているのに、
人妻を、家から引っ張り出すことを、歌っています。
神の罰を受けてもいい、それほど好きだ、逢いたいってね。
マリオ・デル・モナコは、
むかし、NHKのイタリア歌劇団の公演の時に、来日しています。
NHKのイタリア歌劇って、毎年毎年ありましたけれど、
デル・モナコが休演して、
若手のプラシド・ドミンゴってのが出てきたことがあります。
デルモナコは、太く輝く声でしたけれど、
ドミンゴは、固い声に聞こえました。
デルモナコ休演ってのは、そういうヤラセね。
主役が風邪で休んで、急遽、新人が代役で出たところ、
好評を博したっていうハナシを作るために、わざと、そうします。
デルモナコの後継として、ドミンゴが選ばれたってこと。
それを、お客さんに披露しました。
デルモナコのほうが、体が小さかったから、
力が入らずに、声が緩かったみたい。
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