池の鯉 0085 認知障害としてのヒステリー(その1)

これって、鮒(ふな)でなく、鯉(こい)と思います。
見えるかしら。
お髭を確認できないので、確実ではありませんけれど、
Carp(カープ)の感じ。
体型と色が。
鮒って、鱗が銀色に輝いてなかった?
錦鯉は、carpって言わずに、koi(コイ)って言うそうです。
 
愛知県の知立も、安藤広重の東海道五十三次では、
たしか、池鯉鮒でした。
昔の人も、鯉と鮒は親戚と思っていたのかしら。
五月になると、鯉のぼりになって、空を泳ぎます。
 
統合失調症や性同一性障害や拒食症などの、認知障害も、
これなんです。
ヒステリーが見えるんです、認知障害の奥に。
 
脳って、瞬間ごとに、どの部分が活動しているのか、
大きく変わりますので、
電流や、特定の化学物質などの、
様々な指標に着目して、
できるだけ、時間的にも空間的にも、
細かく捕捉できれば良いのですが。
 
電気は、すごく速いから、一瞬ごとに変わるって、
なんとなく、わかりますが、
神経細胞と神経細胞の間のシナプスの、
化学物質の放出や受容が、
0.001秒ぐらいの単位で、細かく変わるのは、凄い精度です。
 
自分の心の変化を思うと、
確かに0.1秒ぐらいで、完全に入れ替わります。
1秒あれば、その間に、何回もコロコロと、判断が変わります。
肝臓が化学工場と言われていますけれど、
こんなに瞬時に、
化学物質を出したり止めたりすることは、できません。
 
こんなに速い変化は、
微量の化学物質を放出しただけでも、
それに敏感に反応する能力がなければ、
不可能です。
微量というのは、分子単位で、1個2個の量を放出するだけで、
シナプスでの情報伝達が可能でないかと、推測します。
 
伝達してしまうと、すぐに余計な化学物質を回収して、
シナプスの空隙を、奇麗にお掃除します。
たくさんの神経細胞が束になり、
シナプスの準備の完了した所を使います。
 
ホテルでは、使用済みのお部屋を奇麗にするまで、
次のお客さんは、そのお部屋に入れません。
お部屋を、幾つも用意して、
次々に素早く清掃して、空き部屋を回転しなければいけません。
 
シナプスでの神経細胞の連絡も、
似たような目的のために、
何万という回線を束にしているのかも知れません。
そうでなければ、
一瞬の速さで、シナプスの化学物質による連絡は、
できない気がします。
 
この敏捷さや、感受性などの、てきぱきとした切れの良さが、
統合失調症やGID(性同一性障害)などの認知障害では、
明らかに、にぶくなります。
放出や回収の速度が遅くなるとともに、
受容の感受性が低下し、1個の分子では反応せずに、
たとえば何千個の分子を必要とするようになります。
 
伝達を終えると、シナプスの空隙に残っている余分な分子を、
すべて回収するまで、そのシナプスは使えません。
さっきの分子が残っていたのでは、誤動作になります。
一つの系統で、10万回線が束になっていたとしても、
1個の分子で済むところを、何千個もの分子を放出したのでは、
余分な分子を回収するために、凄い時間がかかってしまいます。
すぐに、空いているシナプスが、なくなってしまいます。
 
     糖尿病の血糖値の調節機能の低下に似ていますが、
     脳では、神経伝達物質の種類が多く、
     遙かに複雑と思います。
 
     遺伝的な素質のほかに、
     糖尿病では、過食や肥満や運動不足などの生活習慣が、
     血糖値を調節するシステムの、疲労の原因になりますが、
     統合失調症や性同一性障害や拒食症などでは、
     ヒステリーが、
     改善しなければいけない生活習慣かも知れません。
 
     ひょっとすると、記憶を封印することによって、
     ヒステリーは、脳の調節機能の疲労を、
     避けようとしているのかも知れません。
     いずれにしても、素質以外の原因は、
     使いすぎによるシステムの疲弊でないかと、
     疑われています。
 
     統合失調症でもアルツハイマーでも、
     海馬が、比較的最初に、機能不全に陥ります。
     海馬は、懸案事項を、
     七夕さまの短冊のように、ぶらさげて置きますが、
     短冊の数が多くなると、空きが少なくなり、
     記憶の差配ができなくなります。
 
     海馬は、一時的に記憶を展開する所ですので、
     ここが満室になっていると、動きがとれなくなります。
 
     電撃によって、記憶を失うと、
     気分がすっきりしますが、
     海馬の懸案事項の情報が、失われるのかも知れません。
     電撃は、かなり野蛮な、
     実力行使による治療法ですので、
     御本人自身のヒステリーによる記憶の封印のほうが、
     マシな気がします。
 
     ヒステリーは、脳の調節機能の疲弊を避けるために、
     記憶を失うのかも知れませんが、
     統合失調症では、かえって窮地に陥るようです。
     ヒステリーが下手かも知れません。
 
     GIDは、統合失調症よりも、
     遙かに重症のヒステリーですが、
     意図的な記憶の封印によって、
     どれぐらいの効果を期待できるのか、
     まだ確定的なことは言えません。
 
     子供のいない人の、生殖機能の阻害は、
     社会性の低下の意味で、致命的になりかねませんが、
     認知障害は、統合失調症よりも軽く済むようです。
                               (続く)
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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