統合失調症や性同一性障害の、
認知障害の進行する理由は、そう難しくありません。
器質的な病変を発見できませんから、
脳という身体の病気として証明するのが、たいへん厄介です。
統合失調症や性同一性障害などの心理症状の、
発症や進行の仕組みは、健常な人の心理と同じに見えますので、
特別な病気がないのに、
人よりも特別にアホなことをしたがる性格でないかと、疑う人もいます。
あるいは、躾ができていないと。
何がアホで、何が賢いかは、別として、
単純な知的作業を、間違いなく、速く処理できれば、
知能検査のように、知能が高いと言われます。
作業の能率にかかわらず、
何がアホで、何が賢いかという価値は、
人それぞれですので、測れません。
知能検査のように、知的に単純な作業の、効率の良さを、
けっして賢いとは言わない、と考える人も、たくさんいます。
何を賢いとするかは、人それぞれですので、測れませんが、
たくさんの人が、何を賢いと思っているかは、
たくさんの人に聞けば、すぐにわかります。
一般に、たくさんの人が賢いと思っていることをしない人や、
たくさんの人がアホと思っていることをする人は、アホと言われます。
性同一性障害や、統合失調症などの、
脳や身体の器質に、原因となる病変が発見されないにもかかわらず、
慢性的に常時、複合的な精神症状をきたして、
結果として、脳の萎縮を招く精神障害では、
賢いと言われていることが出来ずに、むしろ、わざとアホなことをしますが、
知能指数は正常です。
知能の低い人のように、精一杯、賢いことをしているつもりでも、
アホなことをしてしまうのではありません。
統合失調症や性同一性障害では、
自分からアホなことをしようと頑張って、アホなことをします。
そのために、たくさんの人が、アホと言っていることを、
アホではない、自由な生き方である、人それぞれの個性であると、強弁します。
たくさんの人が、アホと言っている事実を、無視しようとしますので、
たくさんの人の根拠にしている情報が、見えなくなります。
原因は、たくさんの人が賢いと言っている事を、実行する能力が低いからです。
努力しても出来なければ、本人には仕方ありません。
一般に、子供のように、今ここの心地よさをお預けできずに、
馬がニンジンに釣られるように、涎れを垂らして、手を出してしまう人や、
将来の心地よさのために、この場の苦しさに耐えられない大人は、
アホと言われます。
統合失調症や性同一性障害では、一時の苦しさに耐えられずに、
今この場の快楽を、衝動的にむさぼります。
賢いと言われていることが出来ずに、仕方なくアホなことをせざるを得ません。
もう、これからは絶対に、しんどいことをしないで、好きな事をして、
今すぐに、したい事をして、自分らしく生きて行くと、
心に誓ってから、病気になります。
統合失調症も、性同一性障害も、
不埒な事や、ふしだらな事しか出来なくなるのを、
目指しているかのように、病気になりますが、
3歳までの躾や、思春期の生活だけが、必ずしも病気の原因とはいえません。
多くの患者さんでは、現在の生活の実態も、病気を作り続けていて、
そのせいで、いつまでたっても病気が治りません。
人格障害のような性格が、精神病質と言われて、
精神の病気の一種や、統合失調症の予備軍とされるのは、このためです。
性同一性障害では、法的に、責任能力は完全とされますので、
男性が、女性の下着を身につけて、性的快感に浸るのを、
淫乱であると非難されても、
非難されるほうも、非難するほうも、
自分の文化的趣味を、正当化しているだけかも知れません。
性別のことでもなければ、性的快感のことでもなく、
性同一性障害も統合失調症も、
自我機能の低下によって起こる心理症状を、
適宜、文学的に分類したにすぎません。
自我障害の具体的な症状に合わせて、診断名が付いています。
将来の快適さのために、
今この場の、不快なことを辛抱しようとすると、
解離して、自我機能を失い、極端に不快になり、様々な精神症状が現れます。
将来の苦しさを慮らずに、今この場の快楽にむしゃぶりつくと、
意識が自我に統合されて、自我機能を回復して、
様々な精神症状が治まり、ニコニコした気持ちになれます。
誰だって、将来のために、今この場の苦しさを我慢するのは、
気持ちの良いものではありません。
でも、誰もが辛抱している程度の、少々の苦しさには、すぐに慣れてしまい、
今この場の苦しみも、さほど苦しいと感じなくなるのが、健常な人です。
子供はそうして、いま辛抱すれば、すぐに楽になることを覚えます。
誰だって、将来のことを心配せずに、今この場の気持ち良さをむさぼり続けていると、
自分だけ置いてけぼりにされるのではないかと、不安になります。
むしろ、将来のために、今この場の気持ち良さを敬遠して、
みんなと一緒に、一生懸命、つらい事を辛抱したほうが、
かえって幸せな気持ちになれのが、健常というものです。
苦しいことを回避して、気持ちのよいことを求めるのは、動物の本能ですが、
自我機能は、計画的に手順を立てて、将来を見積もって行動したり、
みんなと一緒に行動したりすることにより、
動物的な本能を制御します。
人間には理性や意志があるとか、人間は社会的動物であるとかと言いますが、
大脳新皮質の容積や、他の個体との情報交換能力などが、
人間は桁違いに大きいことからも、すぐにわかります。
自我障害では、その制御力が低く、解離した意識状態になりますが、
日常語では、我がままと言います。
解離して、自我機能が低下すると、我が侭になりますので、お間違いなく。
けっして、フランス革命の主張したような、
エゴ(自我)を中心とした心理状態でなく、
自我機能が制御力を失い、社会性を維持できない意識状態です。
自我障害のある患者さんは、たとえ性的快感や麻薬の快感に、浸りきりになっても、
すぐに限りなく不快になり、居ても立ってもいられなくなります。
性別は生殖のためにあり、生殖によって社会性が生まれますが、
人間では、その本能を自我機能が制御していますので、
自我の低下した統合失調症や性同一性障害などの患者さんでは、
生殖不能や生殖拒否だけでなく、社会性に障害が現れます。
性同一性障害では、カミングして、性ホルモン剤を服用し、
身体的にパスしないのに、性転換手術を受けたりしますが、
どこまで突っ走って、浮かれるように気持ち良さを求めても、
すぐに不快感に追いつかれて、治りません。
患者さんは、性別の問題と思っていますが、
生殖と社会性を拒否する病気です。
統合失調症では、被害妄想のために興奮して、認知障害が進行します。
患者さんは、自分の身体が危険に晒され、権利が侵害されていると訴えますが、
社会性を拒否する自我障害のせいで、
他人や社会との関係が、自分の安全を脅かすように感じられます。
自分の殻に閉じ籠もらなければ、心にすきま風が吹き、
どこにも隠れるところのない不安な気持ちになります。
解離性障害の人でも、マイケルジャクソンのように、
美容手術や麻薬に凝りますが、
宇宙人のような顔にしてしまっても、心の傷は治りません。
具体的な事が原因で傷ついたのでなく、自我機能の低さが原因です。
PTSDの人は、悲惨な戦争のせいと言い、
性同一性障害の人は、部落差別のように、性同一性障害が差別されているのが原因と言いますが、
戦争や部落差別は、PTSDや性同一性障害の、きっかけや口実にすぎません。
自我障害が原因です。
うつ病と思い込み、抗鬱剤や覚醒剤を服用する人もいますが、
精神症状の悪化する例が多く、
性同一性障害では、パートタイムの異性装で済んでいた人が、
お薬の勢いで性転換手術を受けたりします。
性同一性障害では、うつ病の併発は、まずないと思って下さい。
御本人がうつ病と思っているのは、
将来の見込みもなくカミングしたり、性転換したりしたことへの、
後悔と不安の気持ちがほとんどです。
うつ病ではありません。
どうしても心に隙間風の吹くように、淋しい気持ちになり、
眠ることもできない人や、胃が痛くなるような人は、
主治医に相談して、抗不安剤をもらってください。
抗鬱剤や覚醒剤やリタリンなどは、性同一性障害では原則禁忌と思っても構いません。
性転換しなくても済む人が、性転換してしまいますので、
一生、社会に適応できなくなり、自殺の可能性も出てきます。
うつ病による自殺でなく、抗鬱剤の副作用による自殺です。
インターネットを使ったSSRIの個人輸入などに頼らずに、
精神科や心療内科を受診してください。
嘘つきの思い込みのアホは、精神科の患者さんでは、ごく普通ですので、
たぶん、お医者さんは優しくしてくれます。
病気ですから、仕方ないということを、お医者さんはよく知っていますし、
開業しているお医者さんには、患者さんの顔が、お金に見えていますので、
逃げられないように、大切にしてもらえます。
0コメント