三島 0031 認知症状の進行(その2)

 
  
統合失調症や性同一性障害の、
認知障害の進行する理由は、そう難しくありません。
器質的な病変を発見できませんから、
脳という身体の病気として証明するのが、たいへん厄介です。
 
統合失調症や性同一性障害などの心理症状の、
発症や進行の仕組みは、健常な人の心理と同じに見えますので、
特別な病気がないのに、
人よりも特別にアホなことをしたがる性格でないかと、疑う人もいます。
あるいは、躾ができていないと。
  
何がアホで、何が賢いかは、別として、
単純な知的作業を、間違いなく、速く処理できれば、
知能検査のように、知能が高いと言われます。
作業の能率にかかわらず、
何がアホで、何が賢いかという価値は、
人それぞれですので、測れません。
 
知能検査のように、知的に単純な作業の、効率の良さを、
けっして賢いとは言わない、と考える人も、たくさんいます。
何を賢いとするかは、人それぞれですので、測れませんが、
たくさんの人が、何を賢いと思っているかは、
たくさんの人に聞けば、すぐにわかります。
 
一般に、たくさんの人が賢いと思っていることをしない人や、
たくさんの人がアホと思っていることをする人は、アホと言われます。
 
性同一性障害や、統合失調症などの、
脳や身体の器質に、原因となる病変が発見されないにもかかわらず、
慢性的に常時、複合的な精神症状をきたして、
結果として、脳の萎縮を招く精神障害では、
賢いと言われていることが出来ずに、むしろ、わざとアホなことをしますが、
知能指数は正常です。
 
知能の低い人のように、精一杯、賢いことをしているつもりでも、
アホなことをしてしまうのではありません。
統合失調症や性同一性障害では、
自分からアホなことをしようと頑張って、アホなことをします。
 
そのために、たくさんの人が、アホと言っていることを、
アホではない、自由な生き方である、人それぞれの個性であると、強弁します。
たくさんの人が、アホと言っている事実を、無視しようとしますので、
たくさんの人の根拠にしている情報が、見えなくなります。
原因は、たくさんの人が賢いと言っている事を、実行する能力が低いからです。
努力しても出来なければ、本人には仕方ありません。
 
一般に、子供のように、今ここの心地よさをお預けできずに、
馬がニンジンに釣られるように、涎れを垂らして、手を出してしまう人や、
将来の心地よさのために、この場の苦しさに耐えられない大人は、
アホと言われます。
 
統合失調症や性同一性障害では、一時の苦しさに耐えられずに、
今この場の快楽を、衝動的にむさぼります。
賢いと言われていることが出来ずに、仕方なくアホなことをせざるを得ません。
もう、これからは絶対に、しんどいことをしないで、好きな事をして、
今すぐに、したい事をして、自分らしく生きて行くと、
心に誓ってから、病気になります。
 
     統合失調症も、性同一性障害も、
     不埒な事や、ふしだらな事しか出来なくなるのを、
     目指しているかのように、病気になりますが、
     3歳までの躾や、思春期の生活だけが、必ずしも病気の原因とはいえません。
 
     多くの患者さんでは、現在の生活の実態も、病気を作り続けていて、
     そのせいで、いつまでたっても病気が治りません。
     人格障害のような性格が、精神病質と言われて、
     精神の病気の一種や、統合失調症の予備軍とされるのは、このためです。
 
     性同一性障害では、法的に、責任能力は完全とされますので、
     男性が、女性の下着を身につけて、性的快感に浸るのを、
     淫乱であると非難されても、
     非難されるほうも、非難するほうも、
     自分の文化的趣味を、正当化しているだけかも知れません。
 
     性別のことでもなければ、性的快感のことでもなく、
     性同一性障害も統合失調症も、
     自我機能の低下によって起こる心理症状を、
     適宜、文学的に分類したにすぎません。
     自我障害の具体的な症状に合わせて、診断名が付いています。
 
     将来の快適さのために、
     今この場の、不快なことを辛抱しようとすると、
     解離して、自我機能を失い、極端に不快になり、様々な精神症状が現れます。
 
     将来の苦しさを慮らずに、今この場の快楽にむしゃぶりつくと、
     意識が自我に統合されて、自我機能を回復して、
     様々な精神症状が治まり、ニコニコした気持ちになれます。
 
     誰だって、将来のために、今この場の苦しさを我慢するのは、
     気持ちの良いものではありません。
     でも、誰もが辛抱している程度の、少々の苦しさには、すぐに慣れてしまい、
     今この場の苦しみも、さほど苦しいと感じなくなるのが、健常な人です。
     子供はそうして、いま辛抱すれば、すぐに楽になることを覚えます。
 
     誰だって、将来のことを心配せずに、今この場の気持ち良さをむさぼり続けていると、
     自分だけ置いてけぼりにされるのではないかと、不安になります。
     むしろ、将来のために、今この場の気持ち良さを敬遠して、
     みんなと一緒に、一生懸命、つらい事を辛抱したほうが、
     かえって幸せな気持ちになれのが、健常というものです。
 
     苦しいことを回避して、気持ちのよいことを求めるのは、動物の本能ですが、
     自我機能は、計画的に手順を立てて、将来を見積もって行動したり、
     みんなと一緒に行動したりすることにより、
     動物的な本能を制御します。
 
     人間には理性や意志があるとか、人間は社会的動物であるとかと言いますが、
     大脳新皮質の容積や、他の個体との情報交換能力などが、
     人間は桁違いに大きいことからも、すぐにわかります。
 
     自我障害では、その制御力が低く、解離した意識状態になりますが、
     日常語では、我がままと言います。
     解離して、自我機能が低下すると、我が侭になりますので、お間違いなく。
     けっして、フランス革命の主張したような、
     エゴ(自我)を中心とした心理状態でなく、
     自我機能が制御力を失い、社会性を維持できない意識状態です。
 
自我障害のある患者さんは、たとえ性的快感や麻薬の快感に、浸りきりになっても、
すぐに限りなく不快になり、居ても立ってもいられなくなります。
 
性別は生殖のためにあり、生殖によって社会性が生まれますが、
人間では、その本能を自我機能が制御していますので、
自我の低下した統合失調症や性同一性障害などの患者さんでは、
生殖不能や生殖拒否だけでなく、社会性に障害が現れます。
 
性同一性障害では、カミングして、性ホルモン剤を服用し、
身体的にパスしないのに、性転換手術を受けたりしますが、
どこまで突っ走って、浮かれるように気持ち良さを求めても、
すぐに不快感に追いつかれて、治りません。
患者さんは、性別の問題と思っていますが、
生殖と社会性を拒否する病気です。
  
統合失調症では、被害妄想のために興奮して、認知障害が進行します。
患者さんは、自分の身体が危険に晒され、権利が侵害されていると訴えますが、
社会性を拒否する自我障害のせいで、
他人や社会との関係が、自分の安全を脅かすように感じられます。
自分の殻に閉じ籠もらなければ、心にすきま風が吹き、
どこにも隠れるところのない不安な気持ちになります。
 
解離性障害の人でも、マイケルジャクソンのように、
美容手術や麻薬に凝りますが、
宇宙人のような顔にしてしまっても、心の傷は治りません。
具体的な事が原因で傷ついたのでなく、自我機能の低さが原因です。
 
PTSDの人は、悲惨な戦争のせいと言い、
性同一性障害の人は、部落差別のように、性同一性障害が差別されているのが原因と言いますが、
戦争や部落差別は、PTSDや性同一性障害の、きっかけや口実にすぎません。
自我障害が原因です。
 
うつ病と思い込み、抗鬱剤や覚醒剤を服用する人もいますが、
精神症状の悪化する例が多く、
性同一性障害では、パートタイムの異性装で済んでいた人が、
お薬の勢いで性転換手術を受けたりします。
 
性同一性障害では、うつ病の併発は、まずないと思って下さい。
御本人がうつ病と思っているのは、
将来の見込みもなくカミングしたり、性転換したりしたことへの、
後悔と不安の気持ちがほとんどです。
うつ病ではありません。
 
どうしても心に隙間風の吹くように、淋しい気持ちになり、
眠ることもできない人や、胃が痛くなるような人は、
主治医に相談して、抗不安剤をもらってください。
 
抗鬱剤や覚醒剤やリタリンなどは、性同一性障害では原則禁忌と思っても構いません。
性転換しなくても済む人が、性転換してしまいますので、
一生、社会に適応できなくなり、自殺の可能性も出てきます。
うつ病による自殺でなく、抗鬱剤の副作用による自殺です。
 
インターネットを使ったSSRIの個人輸入などに頼らずに、
精神科や心療内科を受診してください。
嘘つきの思い込みのアホは、精神科の患者さんでは、ごく普通ですので、
たぶん、お医者さんは優しくしてくれます。
病気ですから、仕方ないということを、お医者さんはよく知っていますし、
開業しているお医者さんには、患者さんの顔が、お金に見えていますので、
逃げられないように、大切にしてもらえます。
 
 
精神医療の廃止とコンピュータ

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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