先月(2010年1月)の末に、お仕事の所用があり、大阪に行きました。
藤田男爵の邸宅が、戦後は太閤園という名前の、レストランや式典場になっています。
旧淀川べりの藤田美術館の向かい側で、大阪市長公舎の御近所です。
戦前の藤田男爵一族は、藤田財閥や藤田組などと言われ、
秋田の小坂鉱山を経営していました。
戦後は同和鉱業や同和興産と言い、
日産や日立グループの一部にも関与しましたが、
最近になり、DOWAグループと言い出しました。
太閤園を経営しているのは、グループ内の藤田観光という会社で、
ワシントンホテルと同じです。
このグループの帳簿上の資産は、4000億円ぐらいのようです。
年寄りのGIDグループを支援している一族が、
10年ほど前に総資産1兆円程度と言っていましたので、
おそらく、似たような規模の経済組織と思います。
太閤園でお食事を頂いた後、藤田男爵の庭園の跡地を散策しました。
写真は、旧藤田邸の正門で、
昔の大長寺というお寺の山門を、そのまま残して、藤田さんのお屋敷の門にしていました。
藤田邸の庭園は、遺跡として発掘調査された後、
今は川べりの、ありきたりの公園として、公開されています。
公園から旧藤田邸の大きな二棟の蔵がよく見えます。
この蔵は空襲で焼け残りましたので、
美術品や古文書などの内容物と共に、
現在は藤田美術館として、春と秋に一般公開されています。
年寄りのGIDは、みなさん非常に貧乏な生まれ育ちの人たちですが、
彼女らを支援してくれた一族の中に、
障害者の世話をしていた福祉組織がありました。
昔の宗教的な信仰から、半陰陽の症状を差別しませんでしたので、
よそ者のはずの、年寄りのGIDの人たちも、
性転換のよしみから、医療や経済上の支援を受けることができました。
昔の障害者のための福祉は、神社やお寺のお仕事でしたが、
裕福な一族は、身内のための宗教施設を経営していました。
手っとり早く言えば、
皇室や貴族の家にも、障害者は生まれます。
裕福な人も、病気のために社会生活ができなくなれば、
世間から爪弾きにされて、だんだんと忘れられます。
すると、廃品を回収するように、
神社やお寺が、役に立たない障害者を引き取りました。
その考え方の延長に過ぎませんが、
神社や寺院を運営するには、大変なお金がかかります。
独立採算で経営してもらわなければ、
一族の人たちも、無尽蔵にお金があるわけではありません。
障害者の福祉のために、一族が神社やお寺の企業経営を手助けしたのが、
年寄りのGIDを支援している経済組織の始まりでした。
年寄りのGIDというのは、
1975年頃までに、性転換手術を受けたり、受けなかったりして、
性同一性障害の治癒したMtFの人たちと、
2000年以降に性同一性障害になった若いFtMのうちの、
治癒したいと思っている人たちのグループです。
本人が治りたいと思わなければ、どうしようもなく、
そのためには、心の何が病気であるかを、知らなければなりません。
客観的な事実の知識と、コミュニケーションや社会生活の実技が必要です。
自分という心はない、と思ってください。
健常な人なら、自分の心があると思っても、ないと思っても、
目に見えない心の形而上学のことですから、
辻褄の合うように説明できて、納得ができれば、どちらでも構いません。
性同一性障害の精神症状は、
自分の心を絶対的なものにして、客観的事実を拒否しますので、
他人や社会の特別な保護がなければ、生きて行けません。
治りたければ、性同一性障害としての特別な保護がなくても、
普通の人と同じように、生きて行く気持ちが必要です。
客観的事実を拒否する根拠を、妄想として排除したほうが、良い結果になります。
性同一性障害では、半分の人は治ります。
社会生活も、労働も、家庭生活も、充分に可能です。
残りの半分の人は治りません。
社会生活や、労働や、家庭生活などに現れる障害が、
症状の軽重に応じて、徐々に進行して、
本人や周囲に深刻な被害をもたらすようになります。
最も重症の人では、いずれも完全に不能になり、
50才を超えた頃には、寝たきりの生活でなければ、
周囲の人の社会生活を妨害する症状しか、出せなくなります。
統合失調症に似て、軽症から重症まで様々ですが、
進行の程度や速さも、様々です。
心の何が病気と言われる症状なのか、わからない人ほど重症ですので、
性同一性障害のことを、精神の病気でなく、
自由な個性や、人それぞれの生き方であるとか、
社会の無理解によって、精神障害にされているとか、
自分の好みの性別で生きるのは、基本的人権であるとかと、言っている人は、
最も重症と思って、だいたい間違いありません。
50才ぐらいになると、廃人と言われるほどの痴呆になっています。
健常な人は、最も重症の性同一性障害の患者さんの症状が、
だんだんと進行して行く過程を、よく観察して下さい。
認知障害の進行は、抗精神病薬では止まりませんので、
統合失調症も性同一性障害も、同じ結果になります。
性転換手術を受けても、治りません。
65才頃には、0才まで退行しています。
埼玉で手術を受けた人の中で、最も軽症の部類と思われる患者さんは、
性同一性障害の人たちの間でも、人望を得ていますが、
今も、性同一性障害の人たちの集まる2ちゃんねる風の掲示板に、
たむろする生活から、抜けられません。
就労していますが、おそらく性転換後の性別社会に、適応していません。
御本人はうつ病持ちと言いますが、
抗鬱剤で治る症状でなく、ホルモン療法の副作用でもありません。
治療前の症状は、年寄りのGIDの人たちに、近かったかも知れませんが、
治癒が遅いのでないかと、気になります。
統合失調症ではありませんが、人格障害の疑いが残ります。
診察室では、生殖不能や生殖拒否の理由に、人格障害がよく現れます。
異性装や同性愛の理由のことではありません。
人格障害は、おそらく治らずに、性同一性障害の治癒が遅れます。
性同一性障害では、治癒する人の大部分が、
治療開始後、10年ほどを経て、治癒傾向がはっきりして来ます。
性的非行や精神障害などの、仲間内社会から遠ざかり、
性転換後の性別社会の交友関係に、満足できるようになります。
性転換した人と一緒に暮らせる人は、精神障害者しかいませんので、
パートナーと一緒に、精神障害を治療する必要があります。
片方の精神障害が治らなければ、連れ合いの精神障害も治りません。
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