スモークツリー 0173 白熊の木 煙の木

花柄(かへい)が、細長く伸びて、
花序全体の残骸が、毛の多い花柄だらけの、
煙のように見えます。
 
人間が、その遺伝的素質を、取捨選択して、
品種改良したのでしょう。
 
ハグマは、白熊(はくくま)ですので、
日本語です。
 
チベットのウシ属の
ヤク(Bos grunniens)の尻尾の毛のことで、
白いのをハグマ、
黒いのをコグマ、
赤いのをシャグマと、言ったそうです。
 
虫を払うための仏具の、払子(ほっす)や、
腰まで垂れる毛だらけの帽子のような、
武具の材料になります。
 
ヤクは、牛の一種であり、
熊でありませんから、
間違いに由来する言葉です。
 
 
   キク科の草本の、
   ハグマの類もありますが、
   現代では、使用されない言葉ですから、
   ハグマノキと言うよりは、
   スモークツリー(煙の木)と
   言ったほうが、わかりやすいかも。
  
   花柄が伸びて、
   毛だらけのフサフサになる様子を、
   見たいのですが、
   こんなのを、自宅に植えるつもりは、
   ありませんので、
   観察する機会を、逃しました。
 
   今は、マンション住まいですので、
   鉢植えにでもしなければ、
   観察できません。
 
 
わたしは、人に知られたくないことが、
2つあります。
 
1つは、赤坂に暮らしていて、
東京メトロや都営地下鉄の、六本木が、
最寄の鉄道の駅であること。
 
ガラの悪い遊び人の町ですので、
ここが地元であると、知られたくありません。
 
住まいは、ただしく赤坂ですと、答えて、
最寄りの駅はと、尋ねられると、
東京メトロ千代田線の赤坂ですと、
嘘をついておきます。
 
ほんとうのことを言うと、
蔑(さげす)まれるので。
 
もう1つ。
趣味はと、尋ねられても、
絶対に、植物の採集分類などと、言いません。
 
昔はグルメでしたが、いまはオペラ鑑賞です、
とでも、嘘をついて置きます。
 
植物が趣味の男は、
盆栽好きの、田舎の年寄りでなければ、
変人に決まっていますから。
 
 
   これは、ウイリアム・ワイラーの、
   『コレクター』のような、
   秘密の趣味であると、
   肝に銘じています。
 
   それに比べて、アメリカ滞在中に、
   ビクターフックスの
   ボイストレーニングを
   受けたことなどは、
   何も恥じることが、ありません。
 
   昔は、公園の歩道から外れると、
   犬のウンコだらけでした。
 
   都会で、植物を観察するには、
   犬のウンコを、
   屁とも思わない気持ちが、必要でした。
 
   『コレクター』のように、
   蝶々を採集する青年も、そう。
 
   わたしは、小学生の頃から、
   日本国中を、ヒッチハイクして、
   都会の片隅で、1人で野宿していました。
 
   どういう人間かを、知られたくないので、
   嘘をつきます。
 

 


 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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