赤坂のマンションと、
品川の高層ビルの職場とを、
往ったり来たりの、毎日です。
たまに、
札幌や大阪やニューヨークや上海に、
用事が出来ますので、息抜きになります。
普段は、自転車で、職場とマンションを、
往復しています。
今日のような雨降りは、車を運転しますが、
日曜日はお休み。
最寄りの繁華街というか、地下鉄の駅は、
六本木ですが、
東京でも指折りの、ガラの悪い町です。
六本木に行けば、
何か面白いことがあるだろうと、
期待して来る人が多いので、
そんな人たちを、誑(たぶら)かす連中も、
たくさんいます。
わたしの世代の、
六本木の有名人は、ピーターですが、
女形のキャラクターを、
売りに出しましたので、
そのせいでしょうか、今も、
新宿2丁目のような連中が、集まって来ます。
どこに、店があるのかも、知りませんが、
道を尋ねられたことが、何度かあります。
自転車を漕いでいると、
地元の人間に、見えるのでしょうか。
わたしの地元と、思われたくない。
六本木なんて、まっぴら御免。
赤坂9丁目の東京ミッドタウンが、
わたしのせいで、
新宿2丁目にならないことを、
祈っています。
つい最近まで、
乃木神社の前から
青山墓地に出るトンネルを、
自転車で抜けるのが、
嫌(いや)で嫌で、
いつも、迂回していましたが、
乃木坂という女の子の
芸能グループがあるし、
東京メトロの駅もあるのに、
どの坂を、乃木坂と言うのかを、
知りませんでした。
東京都港区は、
狸(たぬき)の出る山奥ですから、
坂でない道は、
海岸でなければ、古川の川べりだけ。
あとは全部、坂坂坂。
なに坂と言われても、さっぱり。
乃木坂は、乃木希典の家に、
因(ちな)んでいますから、
最近の命名です。
希典の旧宅が、乃木神社になっていて、
神社前の石碑に、
幽霊坂が乃木坂に改称されたと、
記されています。
だれが改称したのか・・・
幽霊坂は、地元の子供たちが
遊びで使っていた通称でないのか。
地下鉄の駅名まで、乃木希典って、
あほです。
なんで、天皇が死ぬと、
切腹しなければ、いけないのか。
安倍晋三や籠池泰典の、
教育勅語と同じで、
時代錯誤も甚だしい。
乃木神社の前は、小さな谷の源頭でして、
東へ、谷を下ると、
水のない空っぽの、南北に細長い形の、
溜池の名残(なごり)に出ます。
その池を渡った東側の岸辺が、永田町です。
南北に細長い池そのものが、谷ですので、
池に流れ込む支流の、
東西の小さな谷を、反対に西へ詰めると、
南北に張り出した舌や葉(lobe)のような、
青山墓地の稜線に出ます。
谷の源頭の坂を、乃木坂と言いますから、
都道413号線の乃木坂トンネルそのものを、
乃木坂と言うしか、ありません。
東から西へ、かなりの登り坂です。
トンネルの東端が、乃木坂陸橋の下ですが、
都道319号線支線(外苑東通り)の陸橋です。
その下をくぐり、
そのまま地下トンネルになり、
トンネルのまま、マカロニみたいに、
地上に現れて、都道319号線本線の上を、
立体交差で跨(また)ぎます。
この摩訶不思議な構造から、
元々の地形を想像するのが、厄介です。
どうして、マカロニみたいに、
チューブ型トンネルのまま、
地表の都道319号線本線を跨ぐのか。
ただの橋では、ダメなのか。
谷の奥と、青山墓地の尾根筋を、
乃木坂と言われる坂道が、繋いでいますが、
山腹に、319号線支線と本線があります。
いずれも、立体交差で超えますが、
谷に近いほうの、東側の、
標高の低い支線の下を、潜(くぐ)り、
稜線に近い西側の、
標高の高い本線の上を、跨(また)ぎます。
どうして、本線を跨ぐ時に、
橋でなく、
マカロニ型チューブのような形で跨ぐのか、
それが、
地元に住んでいながら、わからない。
トンネルの中は、何も見えないので、
トンネルに入らずに、遠回りをして、
付近の地形を、観察します。
乃木坂トンネルと、
名付けられていますが、
西半分は、
チューブ型の屋根付き陸橋です。
トンネルの外側の両側に、
歩道が付けられていますが、
北側は階段のために、自転車は無理で、
南側は急坂ですが、自転車通行可。
内部に、歩道や自転車道はなく、
案内標識は、一切ありません。
トンネルの東半分は、
都道319号支線(外苑東通り)の
乃木坂陸橋の下を含めて、
車道の下を、通っているだけですので、
トンネルでなく、
2階建ての車道にすぎない、
とも言えます。
なかなか、地形を理解できない構造に
なっていて、意地が悪いと言うか、
わたしは、最近まで、
トンネルの中も、外側の歩道も、
避けていました。
今は、チャリンコでも、横着になり、
乃木坂トンネルを、通り抜けます。
ごく近所なので、遠慮しませんが、
危険です。
チャリンコは、
トンネル外の南側歩道の通行が、
無難ですが、
そういう案内標識がありませんので、
初めての人は、知るよしも無し。
北側歩道は、階段で往生します。
距離にして380mほどですが、
写真のように、
内部には、歩道も自転車道もなく、
西から東へ、下り坂ですので、
片手でカメラを持ちながら、
シャッターを切ったりするのは、
あほです。
衆議院青山議員宿舎が、
建て替えられるそうですから、
乃木坂トンネルの上の、
行き止まりになっている道と、
トンネル内の道とが、
議員宿舎敷地を利用して、
合流するかも知れません。
橋でなく、チューブ型地上トンネルのまま、
都道を跨ぐ理由も、わかろうというものです。
議員宿舎への、騒音や銃撃を、防ぐためと、
噂(うわさ)されています。
0コメント