慎太郎の建てた裕次郎記念碑から、富士山を見た図。
カメラマンが、三脚を並べていましたが、
わたしは、コンパクトカメラを向けて、
片手で写しました。
富士山の左に、箱根の外輪山と金時山が、見えます。
富士山の右の、
てっぺんに明かりのあるのが、江ノ島。
逗子の山の、左の先っちょに、
逗子マリーナとレジャーマンションが、
あるはずです。
右端の明るい所は、葉山マリーナかしら。
左手前の、裕次郎の碑に、
夢はとおく 白い帆にのって
消えていく 消えていく 水のかなたに
と、慎太郎が書いています。
下のほうに、
太陽の季節に実る狂った果実たちの先達
石原裕次郎を偲んで と書いてあります。
狂った果実、というのが、
ビリー・ホリデイの、奇妙な果実の、
パロディのようなものです。
黒人が、木からぶら下がり、
カラスに、目玉を突っつかれているのを、
奇妙な果実と、歌います。
ポプラの木なのに、
モクレンやハクモクレンやコブシなどの、
マグノリアの木の、甘い香りが漂う。
ビリー・ホリデイの歌の、代表作ですが、
彼女は、女性ジャズ歌手の、ベスト3に、
たいていは入りますから、
奇妙な果実って、ジャズの代表的な歌唱なの。
それを、慎太郎は、狂った果実と言い替え、
日本で初めて、足の長さを売りに出した裕次郎に、
喩(たと)えています。
裕ちゃんの足って、
イカみたいに、美味しかったのかしら。
彼のファンに、統合失調症が多発しました。
真ん中の、上のほうの星は、宵の明星です。
金星。
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