蔓穂(つるぼ)は、昔から日本に自生する野草です。
史前帰化植物とも、言われていますが、
そんなに古く、帰化したことを、
どのようにして、証明するのでしょうか。
ツルボ属 Scilla の、学名は、
ギリシャ語の skyllo(有害)から来たそうですが、
球根に、有害なアルカロイドが、含まれています。
花壇の園芸植物として、品種改良されたものは、
シラーと、片仮名で言われるのが、普通です。
ツルボ属の上の、
ツルボ亜科 Scilloideae は、ヒヤシンス科のことで、
クサスギカズラ科の下にあります。
草杉葛(くさすぎかづら)って、
アスパラガスのことです。
昔のユリ科が、今は、
いくつもに分類されて、再編されていますので、
素人(しろうと)の覚える植物の名前は、
属の単位で行くのが、無難です。
蔓穂の蔓は、鶴の長い首と、同じで、
その上に、穂が付きます。
夏の暑い間は、葉が枯れてなくなり、
涼しくなってから、穂の成る軸が、
地下の球根から、突き上がって来ます。
このまま、花壇に植えても、良さそうな、
綺麗な花が、あぜ道の雑草の中に、咲きますから、
忘れられません。
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