常緑樹は、今が、落葉の季節なので、
ヒマラヤシーダーの枯葉も、
道に、敷き詰められています。
絨毯の上を、歩く感じ。
ヒマラヤシーダー属 Cedrus は、
ギリシャ語の、香りの良い木の意味の、cedros に、
由来していますが、
種小名の deodara も、
ヒンディー語の、神の木の意味と、言われています。
いずれも、
ヒマラヤシーダーそのものを、
指す言葉かも、知れません。
この木は、下の枝葉が、垂れ下がりますので、
夜は、お化けみたいに、見えます。
原産地のインドの、宗教的な修行者は、
この木の茂る森に、隠棲します。
香り高く、お化けみたいなのが、良いのでしょう。
西は、黒海や地中海沿岸から、東は、中国まで、
自生しているそうです。
中東やヨーロッパでも、
神聖な寺院に、この木の木材を使います。
日本語名は、ヒマラヤ杉ですが、
誤訳でないのかしら。
ヒマラヤシーダー属は、マツ科です。
ヒノキ科やスギ科でありません。
松と、檜(ひのき)や杉を、間違えたのでなく、
ヒマラヤシーダー属を、
スギ科に含めようとする魂胆かも、知れません。
あの針状の葉は、杉や檜でなく、松に見えますが…
わたしは、ヒマラヤ杉と言わずに、
ヒマラヤシーダーと言っておきます。
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