ザクロ 1550 

柘榴(ざくろ)って、
イランでは、普通に見掛けましたが、
ザクロス山脈と、同じ言葉です。
 
乾燥地帯の樹木ですので、
種(たね)が、果汁に包まれているのは、
水分を貯蓄する方法かも知れません。
 
鳥が、取り合いをしますから、
種を運んでもらうために、決まっていますけれど、
生物の変化を、目的論的に理解するのは、
物語でなければ、認識できない人間の、
脳や文化のせいなのですが…
 
この種を搾った油に、
エストロゲンが含まれているそうです。
果汁には、含まれていません。
どうせ微量ですから、ホルモンとしての作用は、
期待できません。
 
柘榴の種皮には、
シュウ酸やクエン酸やリンゴ酸が多いそうで、
こいつを、銅鏡の研磨に使いました。
錫(すず)と水銀と砥(と)の粉(こ)と、
酢漿(かたばみ)や柘榴や梅などの、酢(す)を、
使ったそうです。
 
銅の表面を、錫アマルガムにより、メッキします。
なんで、酢漿や柘榴や梅でなければ、
いけないのかは、よく知りません。
 
表面が酸化して、曇った鏡を磨く時に、
柘榴の酢を、使うのでしょうか、
それとも、鏡を鋳造した時に、
表面が酸化して曇らないように、
柘榴の酢で、磨いておくのでしょうか。
 
お風呂屋さんの、浴室の入り口を、
石榴口(ざくろぐち)と、言ったそうです。
 
明治の初め頃までは、
浴槽が小さく、お湯が少なくても、
湯気を籠(こ)もらせて、温かくして、
浴室を暗くして、男女混浴にしていました。
 
湯気が逃げないように、人間の出入口を、
茶室の躙口(にじりぐち)のように、
低く小さくしましたので、
屈(かがん)んで、浴室に入りました。
 
屈み入(い)るので、
お風呂屋さんの浴室の出入口は、
石榴口(ざくろぐち)と言われたそうです。
鏡鋳(かがみい)るです。
 
入ると言うのは、要るでなく、鋳ると思うのですが…
 
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精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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