白居易の長恨歌の、
未央の柳に、因（ちな）んだ命名は、
日本だけです。
中国では、金絲桃 Jīnsītáo と、言います。
この日本名を付けた人は、よくやった。
卸売市場の、長靴のおっさんかも知れませんけれど、
千葉大学園芸学科出身の、禿頭のバイヤーかも。
未央宮（びおうきゅう）って、
前漢の長安の宮殿ですから、
植物の名前も、未央柳（びおうやなぎ）が、
正解です。
一般には、ビヨウヤナギと、言われていますので、
美容柳と、書かれることもあります。
未央柳と美容柳は、
中国語の発音が、全然違うのですが…
Hypericum monogynum ってやつです。
オトギリソウ属 Hypericum の中でも、
雄しべの長いのは、
東欧産の、カリシナム Hypericum calycinum と、
中国産の、未央柳が、
日本の公園に、よく植わっています。
大量に見かける園芸種は、
苗木を、大量に生産して、
自治体に売り込んでいる人たちがいます。
病気に強く、放ったらかしでも、よく育つのが、
普通です。
calycinum は、萼（がく）のような、という意味で、
monogynum は、雌しべが１本、という意味ですが、
どちらも、萼のような花びらで、
雌しべの先が、５本に分かれています。
カリシナムの雄しべは、直線ですけれど、
未央柳のモノジナムの雄しべは、
内側に湾曲していますので、
くにゃっと嫋（たお）やかに、見えるかも知れません。
楊貴妃って、しぶとい女と、思いますが…
*** ***
犯罪者や、精神の病気の人たちに、
みんなと一緒のことが、出来ないのは、
脳の神経や化学物質の、つながり方やくっつき方が、
すぐに変更不能になるからって、書くと、
非難轟々（ひなんごうごう）でした。
化学物質のくっつき方を、
一定の度合いに、保つことが出来ないと、
書いたので、
矛盾しているって、文句を言われました。
もう一つは、
犯罪と、精神の病気を、一緒にするなと、
怒られました。
犯罪者って、過半数は、知能が病的に低いんです。
犯罪の被害者や、警察官も、似ている、と言えば、
もっと、怒られるでしょう。
100％、そうであるって、
定義しようと、思いませんが、
だいたいは、その通りです。
知能を計測する方法は、当てになりませんから、
知能は、未知の能力であるとか、
何を賢いと思うかは、人の勝手ですから、
知能は、多数決のように、
権力やコミュニケーションに似ているとかって、
書きました。
犯罪の加害者や警察官や、
精神の病気の人だけでなく、
犯罪の被害者の知能も、病的に低いのは、
当たり前なのですが…
人を殺すのが、悪いことであるだけでなく、
殺されたり、病気になったり、死んだりすることも、
悪いことであると、お釈迦さんは考えました。
お母さんのお腹の中に居る時って、
保護されていますから、
人間の生活環境は、
わりと安定しています。
脳の中の、神経や化学物質の、
つながり方やくっつき方を、
一定に保つ能力が、
培（つちか）われます。
分娩された後は、みんなと一緒の生活に、
適応しなければ、いけませんので、
みんなの流行文化に、
合わせる能力が、問われます。
文化って、
しょっちゅう、変わるだけでなく、
憲法みたいに、
これをしろ、あれをしろって、
事（こと）細かく、決められています。
鋳型を擬（なぞら）えるだけでも、
脳の中の、神経や化学物質の、
つながり方やくっつき方を、
変化させなければ、いけないのに、
フランス革命や、漫才師のネタみたいに、
しょっちゅう、変わる鋳型って、
インチキでないのかと、
赤ちゃんは、文句を言いたくなります。
変化する鋳型を、擬える能力って、
安定したお母さんのお腹の中での、
神経や化学物質の、
つながり方やくっつき方を、
一定に保つ能力と、たぶん、同じです。
精神の病気や、警察官になる人が、
犯罪の加害者や被害者になる人と、
よく似ているのは、
昔から、よく知られていました。
類は友を呼ぶって、言うやつですけれど、
共食いをしますから、すぐにわかります。
似た者同士が、同じ世界にたむろするの。
昔は、
やくざが、警察の仕事をしていました。
警察って、やくざの組の、一つが、
組員を、たくさん抱えて、
繁盛したようなものです。
警察官や、犯罪の加害者や被害者や、
精神の病気の人たちが、
運営している社会を、
社会の底辺と、言います。
てっぺんのほうとは、
同じ社会という言葉を使いますが、
別の意味です。
社会の底辺は、革命が起こらなければ、
間引かれます。
スラム街のように、
存在することが、悪です。
江戸時代に、十手を持ち、
警察の現場の仕事を、
請け負っていたヤクザの人たちは、
文明開化と言われても、
ちっとも、報われなかったでしょう？
警察官や、犯罪の加害者や、
精神の病気の人たちだけでなく、
犯罪の被害者の人たちも、同類なの。
性転換医療って、
そういう考え方を、反映しています。
部落差別と、
同じ考え方の医療ですけれど、
カースト制度や仏教や
進化論や階級闘争などの、
インドヨーロッパ系の文化の特徴が、
よく現れています。
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