草藤(くさふじ)の仲間は、奇麗な花が咲きます。
ナヨは、なよなよしているから、この名がつきましたが、
このごろは、猛烈な勢いで、増えています。
牧草と一緒に入って来た帰化植物ですが、
そもそも、牧草の種(たね)が、
輸入穀物と一緒に、どうしても、入って来ますから、
日本の風土に馴染めば、全国を席捲(せっけん)するのは、
当たり前です。
ナヨ草藤は、奇麗な花のせいで、
除去されないのかも、知れません。
在来の草藤の仲間も、似たように、奇麗な花を咲かせますが、
牧草地のような、
日当たりの良い、広々とした生育条件がなければ、
生き残れませんでした。
ナヨ草藤は、都会の空き地に進出しましたから、
どうして、こいつだけがと、訝(いぶか)ります。
奇麗な花だけでなく、なよなよしい草ですから、許してやろう、
という気になるのかも知れません。
今さっき、花壇から逃げ出して来たような、顔をしています。
でも、写真の背後に、
葛(くず)の、毛だらけの太い蔓(つる)が、伸びているように、
手の届かない所に、蔓延(はびこ)り、
鬱蒼(うっそう)とした藪(やぶ)を作り、
健康な人間は、足を踏み入れたく、なくなります。
性転換医療みたいでしょう?
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