カンツバキに雪 1443

 
雪に椿は、伝統的な日本絵画の、お題ですが、
椿の咲く季節に、雪は、珍しいものです。
 
椿って、普通は、藪椿(やぶつばき)のことです。
 
一重(ひとえ)の花が、
細長い筒状に、俯(うつむ)き加減に、咲きますが、
けっして、開き切らずに、花びらを散らしません。
 
香りも音もなく、首から、全体が落ちますので、
潔(いさぎよ)しとして、武士に好まれたと、言われます。
 
首が落ちて、歓迎されるわけが、ありませんから、
千利休あたりの、こじつけでないかと、疑われます。
 
藪椿は、春になり、
気温が、10度を超えるぐらいにならないと、咲きませんから、
雪を被(かぶ)ることは、滅多(めった)にありません。
 
写真は、寒椿(かんつばき)ですので、
藪椿(やぶつばき)に、似ていません。
 
椿と言うよりは、山茶花(さざんか)です。
 
山茶花は、秋遅くから、初冬にかけて、
八重(やえ)の花びらを、よく開き、盛んに、咲き散らします。
 
椿と山茶花は、正反対のように見えますが、
簡単に交配されて、たくさんの雑種ができます。
 
その一つ一つに、品種のような名前が付いていますから、
くそったれです。
 
上手(うま)い具合に、交配された品種は、
みんな、椿と山茶花の、中間のような性質です。
山茶花よりも山茶花らしく、椿よりも椿らしいものは、ありません。
 
中間みたいな品種に、何という名前を付けるかは、
商売の勝手ですから、学問の好きな人たちの分類とは、無関係です。
 
性同一性障害みたいでしょう?
 
寒椿は、椿という名前ですが、
山茶花(さざんか)が、真冬に咲くようになったと、
思ったほうが、良いかも知れません。
 
4~5mの山茶花や、10m以上の椿と同じように、
高く育つ系統と、
1~2mぐらいにしかならない系統とが、あるようです。
 
山茶花 Camellia sasanqua や、椿 Camellia japonica は、
日本っぽい学名ですが、
山茶花は、中国の長江流域と、ほとんど同じ植生です。
 
椿は、日本特産に近いのに、山茶花と、簡単に交配できますから、
分類って、精神の病気と同じように、面倒くさいものです。
 
事務的には、名札(なふだ)を付けなければ、処理できませんから、
品種の一々にも、名前があるのは、仕方ありません。
 
性同一性障害を、病気でないとするには、
進化論をやっつけないと、なかなかです。
 
コンピュータも、けっこう、頑張っていますけれど、
エステティックって、精神分析と同じように、
血統血縁主義の進化論丸出しです。
 
           ***          ***
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
 
 
 
  

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

0コメント

  • 1000 / 1000