江蘇省崑山市の錦渓鎮という田舎町の、水郷の風景です。
詳しい歴史を知りませんから、旅行ガイドを見て下さい。
毎度お馴染みの写真ですけれど、
手前に、船着場があるので、だれでも、ここから写します。
鎮は、小さな町のことです。
錦渓と言っても、谷でなく、平べったい低湿地で、
紅葉(もみじ)には、まだ早い。
上海は、長江の河口の、南の岸辺ですが、
50kmぐらい西に、太湖(たいこ・タイフー)という湖があり、
湖畔に、蘇州(そしゅう・スーチョウ)の町があります。
湖の大きさも、直径50kmぐらいですけれど、
上海と太湖の間に、池みたいに小さな湖が、一杯あります。
互いに水路で結ばれて、水郷地帯になっています。
南船北馬って、よくわかります。
江蘇省は、全域が、
長江や淮河(わいが)の、氾濫原のようなものですけれど、
本流の水位が下がっても、氾濫原の水が引かずに、
無数の池や湖が、残ります。
水路を作り、水を捌(さば)かなければ、耕作できませんから、
農業と水運は、切っても切れませんでした。
掘った土を盛り、堤防と集落を作りますから、干拓の一種です。
夏は、水が恋しくなりますが、
光が水面に反射して、観光客は暑い。
冬は、
蕩子(とうし・ダンツ)と言われる池を、北風が渡りますから、
寒くて、行きたくない。
ちょうど良い季節に、寄ってみましたが、だれもいませんでした。
観光客は、半袖の季節に、集中するそうですけれど、
紅葉はまだですから、今頃はあほだけです。
古い建物は、全部、観光用に保存されたものです。
日本と同じように、飲食店やお土産屋さんですが、
新築の昔風の建物でありませんから、地震があれば、崩れます。
上海は、滅多(めった)に、起こりません。
わたしは、
都市ガスや家電製品や下水道のない時代に、育ちましたから、
貧乏な子供の頃を、思い出します。
中国の建物は、凝りに凝っています。
わたしは、装飾がなく、実用的で安全で、
丈夫で作りやすく壊しやすく、掃除や補修や増改築がしやすく、
値段の安い建物が、好きです。
GID(性同一性障害)のような、エステティックな建物は、
精神の病気に罹りやすいので、建てません。
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