パンパスグラスって、
あっちには、これしか生えていないように、聞こえますけれど、
こんなのが、牧場に生えているわけがない。
Cortaderia って、属名で言えばいいのに…
アルゼンチンのスペイン語の、切れるって意味ですから、
やはり、芒(すすき)や、FtM(female to male 女→男)みたいに、
切れるのでしょう。
和名のシロガネヨシは、聞いたことがない。
白銀(しろがね)って、銀ですけれど、
パンパスグラスの穂は、真っ白に見えます。
日暮れには、無理をすれば、銀色かも。
ススキよりも大きく、穂が長持ちしますので、
鑑賞用に重宝されます。
葉は、ススキよりも細いので、
茅葺き屋根を葺(ふ)くために、萱場(かやば)に植栽する人は、
いないでしょう。
観光用には、このほうが目立つかも知れません。
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満州に生まれ育った小学5年生の日本人が、
ちゃんと日本語と中国語を話していたのに、
戦争のどさくさに、ソ連領内に連れ去られて、
その後、日本語や中国語を、忘れました。
10才なのに、忘れます。
右も左もわからないシベリアで、
ロシア人に拾われて、ロシア語を覚えなければいけませんから、
必死でした。
なにも、日本語や中国語を、忘れなくても良いのに、
役に立たないことは、綺麗さっぱりと、忘れました。
日本でも、1964年頃まで、
観光目的の海外旅行は、ドルを持ち出せなかったので、
事実上、できませんでした。
昔の共産主義は、里帰りの海外旅行も、不可能でしたから、
日本語を知っていても、役に立ちません。
日本人であることを知られると、スパイを疑われて、
処刑されたかも知れません。
通訳になる手もありましたが、
職業は、手づるによって、決まりますから、
下層労働者の望みが、叶えられるわけが、ありませんでした。
中国人に拾われて、中国領内で暮らした日本の子は、
もともと、中国語を話せましたから、日本語も忘れません。
文化大革命の時は、日本人であることがバレれば、
命がありませんでしたが、日本語を忘れませんでした。
みんなと一緒のことができない人の、
家族や周囲の社会と、同じです。
健常者は、余裕があるから、
精神障害者に譲ってあげれば良いと、思いますけれど、
そうは問屋が卸しません。
みんなと一緒のことができなければ、家族や周囲の社会は、
その人の、次の行動や発言を、予測できません。
みんなと打ち合わせることも、できないのが、普通です。
不測の出来事に曝(さら)されると、
家族や周囲の人の心は、パニックになり、
役に立たない規則を忘れます。
蜥蜴(とかげ)の尻尾切りのようなものかしら。
みんなと一緒のことができない人のせいで、
家族や周囲の人が、みんなと一緒の心を、忘れてしまうの。
心的外傷と言いますが、巻き込まれます。
人間って、向う先を見て、規則的な心で、暮らしています。
精神障害者は、みんなと違う規則ですから、
いずれかが、苦しむ羽目になります。
規則が役に立たなくなれば、砂浜が、潮(しお)に流されるように、
一夜にして、無防備の丸裸になるのが、普通です。
中国語と日本語のできた子が、
中国人に拾われても、日本語を忘れなかったように、
中立条約を破ったロシア人の心を、知っていれば、
ロシアに連れ去られても、
日本語を忘れずに、済んだかも知れません。
みんなと一緒のことのできない人の、心を知っていれば、
家族や周囲の人は、パニックにならずに済み、
心的外傷を蒙(こうむ)らずに、済んだかも、知れません。
精神障害者を捕獲して、死刑にすることもなく、
精神病院に入れて、強制的に抗精神病薬を飲ませることもなく、
人それぞれの個性を放置しても、
何の苦にも、ならなかったかも知れません。
みんなと一緒のことのできない少数の人と、
その人たちを差別虐待する多数の人たちとは、
同じ種類の精神の病気なの。
共食いです。
普通は、あほと言いますが、こいつを測れませんので、具合が悪い。
お医者さんや東京大学の人を、あほと言うと、怒られるでしょう?
本当でも、言えません。
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