アブラチャン 1125 テレピン油と、チャンや瀝青

油瀝青(あぶらちゃん)の咲(さ)き始(はじ)めです。
雌雄異株(しゆういしゅ)ですけれど、
これは雄株(おかぶ)みたい。
雌(め)しべがなかったから。
 
瀝青(れきせい)は、テレビン油(ゆ)のことですけれど、
キオス島(とう)の、ウルシ科(か)のピスタチオという木(き)
Pistacia terebinthus (てれびんのき)から、
採(と)れた油(あぶら)を、
Chian turpentine チアンターペンタインや、
Chios turpentine キオステレペンチンなどと
言(い)いました。
 
それに似(に)た油(あぶら)が採(と)れるので、
日本(にほん)の、この木(き)を、
キオス島(とう)のテレビン油(ゆ)の木(き)のような、
という意味(いみ)で、
油瀝青(あぶらちゃん)と名付(なづ)けたそうです。
 
ちゃんって、キオス島(とう)の、という意味(いみ)です。
 
土木(どぼく)や鉱業(こうぎょう)では、チャンだけでも、
テレビン油(ゆ)の chian turpentine を
蒸溜(じょうりゅう)した後(のち)の、
残(のこ)り物(もの)の粘着物質(ねんちゃくぶっしつ)を
指(さ)します。
 
ビチューメンやアスファルトやタールやピッチなどと、
似(に)たような用途(ようと)の物質(ぶっしつ)ですので、
一括(いっかつ)して、
チャンや瀝青(れきせい)などと言(い)います。
 
生物起源(せいぶつきげん)の
粘着材料(ねんちゃくざいりょう)は、
樹木(じゅもく)のような
現生生物(げんせいせいぶつ)から採取(さいしゅ)されるよりも、
石炭(せきたん)や石油(せきゆ)などの、
化石生物(かせきせいぶつ)から、
大量(たいりょう)に採取(さいしゅ)されます。
 
蒸溜(じょうりゅう)されて得(え)られた精油(せいゆ)の
テレピン油(ゆ) chian turpentine と、
残(のこ)り物(もの)の、粘着物質(ねんちゃくぶっしつ)の
チャンや瀝青(れきせい)とを、区別(くべつ)するために、
頭(あたま)に油(あぶら)をつけて、
油瀝青(あぶらちゃん)と言(い)います。
 
あるいは、両方(りょうほう)を含(ふん)んでいる、
という意味(いみ)かも知(し)れません。
 
この木(き)を乾溜(かんりゅう)したり、
抽出液(ちゅうしゅつえき)を蒸溜(じょうりゅう)したりして、
テレピン油(ゆ)に似(に)た精油(せいゆ)を
採取(さいしゅ)します。
 
日本(にほん)では、
液体燃料(えきたいねんりょう)として使(つか)われましたが、
欧米(おうべい)のテレビン油(ゆ)は、
主(おも)に、有機溶剤(ゆうきようざい)や、
香料(こうりょう)の原料(げんりょう)として、
今(いま)でも、盛(さか)んに使(つか)われています。
 
現在(げんざい)は、マツ科(か)の樹木(じゅもく)から、
採取(さいしゅ)されますけれど、
パルプ工場(こうじょう)が、
木材(もくざい)のチップを加熱(かねつ)しますので、
副産物(ふくさんぶつ)として、
大量(たいりょう)に生産(せいさん)されます。
 
テレビン油(ゆ)は、現生生物由来(げんせいせいぶつゆらい)の、
最(もっと)も
供給量(きょうきゅうりょう)の多(おお)い精油(せいゆ)です。
 
油瀝青(あぶらちゃん)は、クスノキ科(か)の
Lindera praecox ですから、
進化(しんか)の系統(けいとう)は、
ウルシ科(か)の、Pistacia terebinthus の
近縁(きんえん)でありませんが、
よく似(に)た精油(せいゆ)を含(ふく)んでいます。
 
松(まつ)のような脂(やに)の出(で)ることもありませんので、
こちらのほうが、
揮発性(きはつせい)の成分(せいぶん)が多(おお)く、
上品(じょうひん)かも知(し)れません。
 
種小名(しゅしょうめい)が、praecox なので、
一発(いっぱつ)で覚(おぼ)えてしまう人(ひと)もいます。
 
早(はや)いという意味(いみ)ですけれど、
クレペリン Emil Kraepelin が、
早発性痴呆(そうはつせいちほう) dementia praecox と
言(い)ったのが、
後(のち)に、
統合失調症(とうごうしっちょうしょう) schizophrenia に
なりました。
 
属名(ぞくめい)の Lindera は、
ダンコウバイ属(ぞく)や、クロモジ属(ぞく)ですけれど、
人名(じんめい)に由来(ゆらい)していますので、
面白(おもしろ)くありません。
 
属 genus(ぞく)という分類単位(ぶんるいたんい)は、
二名法(にめいほう)のリンネよりも古(ふる)く、
アリストテレスが、論理学(ろんりがく)に書(か)いています。
 
ラテン語化(ごか)された属名(ぞくめい)の、
そのまた日本語訳(にほんごやく)が、
人(ひと)それぞれですので、
Lindera 属(ぞく)を、ダンコウバイ属(ぞく)と、
翻訳(ほんやく)する人(ひと)もいれば、
クロモジ属(ぞく)と、翻訳(ほんやく)する人(ひと)もいます。
 
ただの分類(ぶんるい)と翻訳(ほんやく)のようですけれど、
アリストテレスが、講義(こうぎ)しただけでなく、
欧米(おうべい)の弁証法(べんしょうほう)が、
論理中心主義(ろんりがくちゅうしんしゅぎ)であることからも、
わかるように、
生物(せいぶつ)は、無関係(むかんけい)なものに、
因縁(いんねん)をつけたり、
物体(ぶったい)であると、言(い)ったりして、
違(ちが)うものを同(おな)じであると言(い)い張(は)り、
無理(むり)やりにくっつけて、
関係(かんけい)をつけてしまいます。
 
くっつけかたが、時間(じかん)と空間(くうかん)ですけれど、
時間(じかん)って、
原因(げんいん)と結果(けっか)の関係(かんけい)で、
空間(くうかん)って、
ひとまとまりの物体(ぶった)であるとする関係(かんけい)です。
 
マルペケ式(しき)の判断(はんだん)のような、
くっつけ方(かた)の、
マルペケの順番(じゅんばん)を決(き)めて、
あっちこっちに移動(いどう)させて、記憶(きおく)します。
 
論理(ろんり)と言(い)いますが、
体(からた)の代謝(たいしゃ)のような、
化学物質(かがくぶっしつ)の変化(へんか)や、
脳(のう)の神経(しんけい)のような、
電線(でんせん)の配置(はいち)や、
電線(でんせん)を通(とお)る電気(でんき)などが、
論理(ろんり)を実行(じっこう)しています。
 
分類(ぶんるい)して、記憶(きおく)しますから、
コミュニケーションと言(い)う人(ひと)もいます。
 
白(しろ)を黒(くろ)と言(い)い、
違(ちが)うものを同(おな)じとして、
因縁(いんねん)をつけたり、
一繋(ひとつな)がりの物体(ぶったい)であると、
言(い)い張(は)ったりします。
 
認識(にんしき)と言(い)われるように、
脳(のう)やコンピュータの、モニター画面(がめん)に、
文字(もじ)や絵(え)が、出(で)て来(く)るだけでなく、
実行(じっこう)と言(い)われるように、
声帯(せいたい)を震(ふる)わせて、
空気(くうき)を振動(しんどう)させたり、
筋肉(きんにく)を動(うご)かして、
物体(ぶったい)を変形(へんけい)させたりします。
 
論理(ろんり)の実行(じっこう)ですから、
分類(ぶんるい)して、記憶(きおく)します。
個体(こたい)と個体(こたい)の間(あいだ)では、
文化(ぶんか)と言われるかも知(し)れません。
 
実行(じっこう)して、
事実(じじつ)を変化(へんか)させますけれど、
実際(じっさい)に、
算盤(そろばん)の玉(たま)を動(うご)かすのと、
頭(あたま)の中(なか)の
算盤(そろばん)の玉(たま)を動(うご)かして、
暗算(あんざん)をするのとは、
いずれも、似(に)たような目的(もくてき)です。
 
事実(じじつ)は、暗算(あんざん)の補助(ほじょ)として、
想定(そうてい)された算盤(そろばん)に、似(に)ています。
 
認識(にんしき)の内容(ないよう)と同(おな)じものが、
認識(にんしき)の外側(そとがわ)に、
認識(にんしき)の対象(たいしょう)として
存在(そんざい)するかのように、想定(そうてい)されます。
 
みんなが同(おな)じプログラムを使(つか)えば、
似(に)たような事実(じじつ)が、想定(そうてい)されます。
 
認識(にんしき)や実行(じっこう)は、
翻訳(ほんやく)やコミュニケーションと同(おな)じですけれど、
異(こと)なる分類体系(ぶんるいたいけい)を、
翻訳(ほんやく)します。
 
統合失調症(とうごうしっちょうしょう)の
妄想(もうそう)の体系(たいけい)を、
翻訳(ほんやく)できないのは、だれがあほなのかしら。
 
油瀝青(あぶらちゃん)の種小名(しゅしょうめい)の、
プレコックス praecox は、
花(はな)の咲(さ)くのが、早(はや)いのかも知れませんが、
cox が早(はや)ければ、早熟(そうじゅく)ですから、
早(はや)く老(ふ)けるのかも知(し)れません。
 
昔(むかし)は、プレコックス感(かん)という言葉(ことば)が、
よく使(つか)われました。
 
統合失調症(とうごうしっちょうしょう)の人(ひと)の
雰囲気(ふんいき)ですけれど、
みんなと一緒(いっしょ)のことができなければ、
 
 
 
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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