統合失調症の原因は、
素質と経験的なものが、半々と言われています。
時間的には、素質が先にありますけれど、
素質がなく、経験的な事情だけでも、
統合失調症と酷似の症状が現れますので、
その症状を、変更できなくなる素質のある人だけが、
統合失調症と診断される、と言っても構いません。
素質だけでは、統合失調症を発症しませんので、
わたしたちが統合失調症と言っている症状は、
統合失調症でない症状である、と言うと、きっと怒られます。
短期間の、妄想や幻聴や、支離滅裂な精神状態って、
健常な人の心に、よく見られます。
もしかしたら、自分一人だけの苦境に立てば、
そうなる人のほうが、多いかも知れません。
精神的な苦しみが、
長期間続きますと、厄介なことになります。
幻聴や、支離滅裂になる症状は、
すでに長期間に及びつつある徴(しるし)かも知れません。
いわゆる心因反応です。
他人やお薬によって、
強制的に、生活や脳の機能を、変更されなければ、
自力で変更できなくなりますと、
心因反応でなく、統合失調症と言われます。
ここまで行くには、
精神的に苦境に弱く、ストレスに脆(もろ)い、
と言えるような、生れつきの素質があるに違いない、
と思うのでしたら、
神経細胞を変形する能力が低く、変わり身が悪く、変化に弱い、
と言っているのかも知れません。
みんなと一緒にすることが、しんどくなりやすい素質や、
孤立しやすい素質と、もしかしたら同じです。
いずれにしろ、妄想や幻聴や、支離滅裂になる症状って、
統合失調症の診断要件の一部ですけれど、
発病の仕組みの、核心を突いていないかも知れません。
妄想や幻聴だけでなく、支離滅裂になるような認知障害も、
統合失調症の肝心要(かんじんかなめ)の症状でない、
と言い出すと、収拾がつかなくなりますので、きっと怒られます。
古い言い方をすると、神経細胞の可塑性の低さが、
統合失調症になりやすい素質かもしれません。
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