ナンテンの実 645 晩生(おくて)

御近所の小さな公園の、南天の実です。
 
 
お薬を飲むと、症状が変わりますので、
たくさんの種類のお薬を飲んでいると、
どの種類のお薬のせいで、こうなったのかって、
なかなか、わかりません。
 
漢方薬でしたら、生物の粉や塊りや汁を呑み込みますから、
何万種類の物質が、含まれているのかも知れません。
医食同源ですから、毎日の食事が、そうです。
 
西洋のお薬って、一つの化学物質だけを、主成分にして、
たくさんの量を使います。
 
病気の仕組みを解明した上で、化学物質の作用を利用して、
ぴたっと、故障の箇所を修理できれば、凄いと思います。
たいていは、あてずっぽうの、論より証拠ですので、
たくさんの経験が、ものを言います。
 
精神の病気は、
苦しみを麻痺させて、気持ち良くさせるのが、ほとんどですから、
麻薬に似ています。
 
20年前の、アフガニスタンの田舎では、
農家の常備薬って、阿片(あへん)の塊(かたまり)だけでした。
子供の風邪も、老人の癌も、痛い苦しい系統は、ぜんぶ阿片。
 
痛くも苦しくもないのに、血だらけとか、目が見えないとか、
吐き気がして、息苦しい時などは、どうするのかしら。
熱冷ましにも、阿片を使っていましたから、
幸せな気持ちにしてあげれば、呼吸が止まっても構わない…
 
性交渉の気持ち良さを覚えると、気持ちの浮かない時に、
ちょっと、男を誑(たぶら)かして、気持ち良くなります。
 
性的快感って、男のほうに歯止めがあり、
ずーっと、性的快感に浸っていられません。
女のほうには、妊娠しなければ、歯止めがありませんけれど、
相手の男に歯止めがあれば、仕方ありませんから、
たくさんの男を、梯子(はしご)します。
 
オナニーですと、一人だけで気持ち良くなれますから、
歯止めのない女性は、底なしかも知れません。
 
男のほうも、射精をしないように訓練すると、
女と同様に、底なしのオナニーの快感に浸れます。
射精を我慢する男性は、
やがて、生半可(なまはんか)にしか、立たなくなり、
性交渉ができなくなるそうです。
 
ちょっとぐらいは、射精を我慢して、
男女の長時間プレイを楽しむのは、構いませんけれど、
最後は、ちゃんと射精で締(し)めくくらないと、
いけないそうです。
 
射精をしないオナニーを、長時間、楽しむ男性と、
MtF(male to female 男→女)の、
TV(トランスベスティズム)と言われる種類の人とは、
似ているかも知れません。
 
     異性装や、異性になった気分の、気持ち良さを覚えると、
     病みつきになり、GID(性同一性障害)と言われます。
     この気持ち良さは、誰でも感じる性的快感ですけれど、
     健常な人でしたら、長時間、浸ることはしません。
 
     女性では、歯止めがないので、オナニーと同様に、
     癖(くせ)になる人が多いようです。
 
     FtM(female to male 女→男)のGIDには、
     女性同性愛からGIDを発症する人が多く、
     MtF(male to female 男→女)では、
     TV(トランスベスティズム)からGIDを発症する人が、
     多いようです。
 
     思春期の男の子が、女性の衣服に触れたり、
     女性の下着を入手したり、身に着けたりすると、
     性的快感を催すのは、ごく普通の健常な性欲ですけれど、
     MtFのGIDには、それを知らない人が、少なくありません。
     多かれ少なかれ、心が女であるから、と思っています。
     
     変(へん)と思いません?
     心が女であるから、奥さんと結婚して、
     服を脱がして、子供を産ませたのかしら。
     奥さんの、女らしい体や、
     女らしい衣服や言葉や身振りなどに、
     性的快感を催したのは、
     自分の心が、女であったから、と言うの。
 
     男の子が、女性に対して、普通に感じる性欲なのに…
     女性は、それを引っ張り出すために、
     自動機械のように、自然に女性らしい体つきになり、
     その上に文化的に、衣服や言葉や身振りなどを、
     一生懸命、工夫したのに、
 
     ニンジンに食らいついたのは、
     自分の心が女だから、と言うの。
     女性の側の努力でないのかしら。
 
     心が女だから、女の衣服や言葉や身振りや、体などに、
     むしゃぶりついたそうです。
     変(へん)と思いません?
     
     なんで、こんなに、ひねくれた考えになるのかと、
     あれこれ、尋ねてみると、
     女性の体や、言葉や衣服などに、
     男の子が性的に興奮するのは、正常であるってのに、
     共感できないみたいなの。
     信じられない感じで、知らないの。
 
1960年代の、高度経済成長期に、
思春期の青少年のための、性教育ってのが、
はじめて、新聞やラジオや週刊誌などに、おおっぴらになりました。
男の子の、性に関する、悩みの相談ね。
女の子については、1970年代後半ごろから、ぼちぼちでした。
 
男の子の悩みの相談って、オナニーのことが多く、
わたしは、性が専門のお医者さんに、すごく疑問を感じました。
     
だって、思春期の男の子は、オナニーをするものであるって、
みんな、知っていました。
それなのに、オナニーをする自分は、変態ですかって、
男の子が相談をしています。
     
高校生になっても、まだ知らないって、変(へん)です。
女の子を、性教育するための、やらせの質問なのかしら。
 
江戸時代でも、明治時代でも、昭和の戦前でも、
建て前は、手淫って、卑しい心の徴(しるし)でしたけれど、
男の子は、誰でもオナニーをするものであるって、
女の子も、ちゃんと知っていました。
 
オナニーをして、当たり前ですし、
副作用は、たいして気にしなくても、いいみたい。
ちゃんと知っていても、男の子から聞かされると、
恥ずかしくて、泣く仕来(しきた)りになっていました。
 
思春期以後の男の子なら、犬でも知っているのに、
ラジオや週刊誌の、悩みの相談室を賑(にぎ)わすって、
おかしいなあって、思っていました。
専門のお医者さんが、男の子の悩みを解くために、
一生懸命、性の知識を普及しているの。
 
     1970年代初めの、
     MtF(男→女)のGID(性同一性障害)の人の、
     思春期から青年期には、
     オナニーを心配する変(へん)てこな性意識が、
     ごく普通でした。
   
     発達障害って言葉は、すでにありましたけれど、
     一般には知られていませんでした。
 
     知能が正常なのに、発達障害なので、集団行動ができず、
     学校教育において、特別な配慮を必要とする、と聞くと、
     集団行動を躾(しつ)けるのが学校教育なのに、
     それをしてはいけないって、馬鹿も休み休み言えと、
     多くの先生や国民は、お腹を抱えて笑いました。
 
     脳の器質に、原因となる病変の発見されない種類の、
     精神の病気の人の子供時代って、
     統合失調症でも、人格障害でも、似たようなもので、
     共通しているのは、知能が正常なのに、
     みんなと一緒のことよりも、
     みんなと違うことのほうに、熱心です。
 
     へそ曲がりや、駄々をこねる子供とは、違います。
     精神の病気の人が、そのように、現実的になるのは、
     大人になってからです。
     子供の頃は、水素やヘリウムの入った風船のように、
     手を繋いであげなければ、飛んで行ってしまいそうな、
     現実離れをした症状を出します。
     もしかしたら、爆発するかも知れません。
 
     あるMtFのGID(性同一性障害)の人は、
     中学の修学旅行で、東京に行きました。
     羽田空港を見学したそうで、みんなが行ってしまっても、
     自分一人で、一生懸命、飛行機の発着を見ていました。
     すると先生が迎えに来て、
     袖を引かれて、みんなの所へ連れ戻されました。
     そのGID一人のために、
     学校は、女の先生を付けていたそうです。
     
     数百人の生徒の中で、一番の成績でしたから、
     知能は低くありません。
     でも、みんなと一緒に行動することを、
     ちっとも、気に掛けていません。
     自分一人だけ、はぐれてしまっても、恐くありません。
     横紙破りや、駄々こねでなく、あさってなんです。
    
     GIDでは、子供の頃から、
     みんなと一緒ということに、無頓着な症状が出ます。
     ハイイロガンの刷り込み(imprinting)って、
     孵化して最初に見た物体の移動に、付いて歩きます。
     人間や電気仕掛けの玩具を、親のように思うのかしら。
 
     みんなの真似(まね)をする、というのが、大切なの。
     鳥って、隊形を作って、空を飛びますけれど、
     必ずしも、リーダーが決まっているのでなく、
     ばらばらの心筋細胞が、みんな一緒に拍動するように、
     個体のレベルでも、
     動物は、反射的に一律の行動をとります。
  
     誰のあとを付いて行くかが、変更困難になるよりも、
     あとを付いて行くことのほうが、大切かも知れません。
     特定のことを考えたり、行動したりすることが、
     刷り込まれたように、変更不能になるよりも、
     精神の病気では、みんなと一緒という刷り込みに、
     異常があるのかも知れません。
 
     GIDの人の中には、
     幼児の頃に、男の子と女の子に分けられたので、
     とても不安になった、と言う人もいます。
     強制的に分けられて、恐い気持ちになったので、
     みんなと一緒という気持ちが、破壊されたそうです。
 
     治癒したGIDの一人は、性別に異常があるのでなく、
     幼児を、性別や個人によって、強制的に分けるのが、
     不自然で乱暴な教育である、と言います。
 
     他の哺乳類では、思春期に、
     自然に性別の集団に分かれるのに、
     幼児期に、強制的に分けるのは、
     情緒不安を招くそうです。
 
     個人の自立を強制するのは、脳の発達に良くありません。
     個人の自由や責任には、合理的な根拠がなく、
     不自然な強制のせいで、
     集団行動のプログラムが破壊されて、
     発達が変調になり、
     みんなと一緒のことができなくなりました。
     ほんとかしら…
 
     精神の病気の人たちは、
     みんなと一緒に暮らしたかったと、言います。
     思春期になると、みんなが一斉に走り出して、
     大人の真似(まね)をするので、
     GID(性同一性障害)の人たちは、
     置いてけぼりにされたそうです。
 
男の子がオナニーをしても、ちっとも異常でないことを知らずに、
週刊誌の悩みの相談に投稿するって、
知識の不足や、性欲の異常が、現れているのかしら。
 
思春期の男の子が、女性の下着を身に付ければ、
欲情をきたすのは、当たり前なのに、
MtFのGIDの人たちは、当たり前の欲情を知らずに、
「心が女だから、女性の下着を身に付ける」 と、
しゃあしゃあと言ってのけます。
 
これって、性別の病気でなく、発達障害ですけれど、
性的に晩生(おくて)ですと、みんなと一緒のことができずに、
置いてけぼりにされて、性的非行に走ってしまうことが、
よくあります。
不安なの。
 
個人の自由や責任に、適していない素質の脳味噌ですと、
性的に晩生になるかも知れません。
この人たちが精神の病気にならない社会って、
子宮の中のように、
無意識に自動的に運営される社会かしら。
機械のようですと、人生は楽ちんです。 
 
精神の病気の人って、変化に弱いみたい。
人とのコミュニケーションも、そうなの。
共感するには、相手の人の気持ちになってみなければ、いけません。
その人の脳味噌の具合と、同じように、
自分の脳味噌を調節しなければ、人の気持ちはわかりませんから、
任意の状態に、脳味噌を調節する能力が必要です。
 
外部からの刺激や、化学物質などのせいで、
脳味噌の状態が変化しても、
すぐに、いつもの状態を復元できるのなら、
変化に強いって、言えるかも知れません。
恒常性を維持する能力が高いの。
これは、人に共感する能力と同じです。
脳味噌のコミュニケーション能力ね。
 
お薬や、体の手術などによって、脳味噌の調節を、
ちょうど良いところに持って行くって、不可能です。
GIDや統合失調症のような病気では、
ちょうど良いところって、文化的だもん。
 
広島に原爆を落とすのも、
人間を、豚や牛のように殺して、食べるのも、
何百兆円のお金を使ってでも、福島の放射能を除染するのも、
どれもこれも、同じようにやってのけるって、
脳味噌を、ちょうど良いところに調節する能力みたい。
お薬や、SRS(性転換手術)では、調節できません。
多剤併用や漢方薬でも、無理と思うけれど… 
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

0コメント

  • 1000 / 1000