花水木(はなみずき)の実です。
赤い実が、束になって付きますけれど、
中学校の教科書に、水を電気分解すると、気体が出てきて、
蝋燭(ろうそく)の火を近づけると、
一方の電極のほうの気体は、ポンッて爆発するから、
水素ができて、
もう一方の電極のほうの気体は、火が激しく燃えるから、
酸素ができたと、わかりますって、書いてあるの。
嘘こけ。
なんで、そんなので、わかるの。
どう考えても、わかるわけがありません。
嘘八百です。
こんなの、精神医学よりも、ひどい。
誰も文句を言わないから、世界は救いようがない。
首を傾(かし)げて、ねじ切れてしまいます。
中学生の時から、そうでした。
これは、何か知らないけれど、泡(あわ)が出てきて、
一方は爆発して、もう一方は燃えただけでしょう?
何故、爆発したり、燃えたりしたのかも、わからないし、
水や、水素や、酸素って、
少なくとも、今のところ、それに矛盾しない、というだけです。
同じことを、何十回もやってみないと、わかりません。
ちょっとずつ、手を変えて、また何十回も、やってみるでしょう?
電気って何か、目に見えないのに、わかるわけがありません。
物質なんか、心って言うのと同じぐらい、形而上学なのに。
わたしなんか、目で見て、手で触って、
こうしたら、こうなるってことしか、信じません。
中学生の頃、毎日、午後8時ぐらいまで、理科室にこもって、
一人で実験をしていました。
毎日でしたので、学校の先生に、東京大学へ行け、と言われました。
中学から大学に、行けるわけがないのに…
ロケットを作りたかったので、
燃やして爆発させることが、大好きでした。
スーダンでも、ロケットが飛んで来たし、
アフガンでも、鉄砲の弾ばっかり、飛んで来ました。
石油や製鉄も、燃やす仕事です。
コンピュータや医療なんか、女の仕事と言われましたけれど、
うちの親戚はケチなので、これしか、させてくれませんでした。
福祉なんか、やくざばかりですので、
近づくと危ない、と言われました。
山や海や、地面や工場の、面白い仕事は、ぜんぶ、
男が独占しているの。
女は溶鉱炉でしゃぶしゃぶを作って、
コンピュータで脳味噌を輪切りにするだけ。
ただの事務員。
精神科医になったほうがましだーって、
言わないほうがよいと思います。
「女の子だから、なってもいいよ」と、言われました。
ロシアは、女性の医師が多いのですけれど、理由がよくわかります。
力の強い男が、一杯いないと、安心できません。
秋になり、寂しくなると、故郷(ふるさと)に帰りたくなります。
わたしは、溶鉱炉の生まれです。
火が燃えているって、生きている証拠ですけれど、
病院は、死体を燃やすと、怒られます。
0コメント