ハナミズキの実 612 溶鉱炉に帰りたい

花水木(はなみずき)の実です。
赤い実が、束になって付きますけれど、
 
 
中学校の教科書に、水を電気分解すると、気体が出てきて、
蝋燭(ろうそく)の火を近づけると、
一方の電極のほうの気体は、ポンッて爆発するから、
水素ができて、
もう一方の電極のほうの気体は、火が激しく燃えるから、
酸素ができたと、わかりますって、書いてあるの。
 
嘘こけ。
なんで、そんなので、わかるの。
どう考えても、わかるわけがありません。
嘘八百です。
 
こんなの、精神医学よりも、ひどい。
誰も文句を言わないから、世界は救いようがない。
首を傾(かし)げて、ねじ切れてしまいます。
中学生の時から、そうでした。
 
これは、何か知らないけれど、泡(あわ)が出てきて、
一方は爆発して、もう一方は燃えただけでしょう?
 
何故、爆発したり、燃えたりしたのかも、わからないし、
水や、水素や、酸素って、
少なくとも、今のところ、それに矛盾しない、というだけです。
同じことを、何十回もやってみないと、わかりません。
ちょっとずつ、手を変えて、また何十回も、やってみるでしょう?
 
電気って何か、目に見えないのに、わかるわけがありません。
物質なんか、心って言うのと同じぐらい、形而上学なのに。
 
わたしなんか、目で見て、手で触って、
こうしたら、こうなるってことしか、信じません。
中学生の頃、毎日、午後8時ぐらいまで、理科室にこもって、
一人で実験をしていました。
毎日でしたので、学校の先生に、東京大学へ行け、と言われました。
中学から大学に、行けるわけがないのに…
 
ロケットを作りたかったので、
燃やして爆発させることが、大好きでした。
スーダンでも、ロケットが飛んで来たし、
アフガンでも、鉄砲の弾ばっかり、飛んで来ました。
石油や製鉄も、燃やす仕事です。
 
コンピュータや医療なんか、女の仕事と言われましたけれど、
うちの親戚はケチなので、これしか、させてくれませんでした。
福祉なんか、やくざばかりですので、
近づくと危ない、と言われました。
 
山や海や、地面や工場の、面白い仕事は、ぜんぶ、
男が独占しているの。
女は溶鉱炉でしゃぶしゃぶを作って、
コンピュータで脳味噌を輪切りにするだけ。
ただの事務員。
 
精神科医になったほうがましだーって、
言わないほうがよいと思います。
 
「女の子だから、なってもいいよ」と、言われました。
ロシアは、女性の医師が多いのですけれど、理由がよくわかります。
 
力の強い男が、一杯いないと、安心できません。
秋になり、寂しくなると、故郷(ふるさと)に帰りたくなります。
わたしは、溶鉱炉の生まれです。
火が燃えているって、生きている証拠ですけれど、
病院は、死体を燃やすと、怒られます。
 
 

精神医療の廃止とコンピュータ

進化論や精神医学などの、 ロマン主義による社会や心の学説を否定して、 精神医療と精神科と精神病院の廃止を、 主張します。

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