浦賀 577 戸籍制度とGID(性同一性障害)

浦賀湾って、行き止まりの袋小路みたいな形です。
真っ直ぐの細長い湾全体が港です。
 
湾の南西側の岸辺から、東南方向の、湾の入り口を見ました。
左の山が、湾の東北側の岸辺ですから、川みたいな幅です。
ちゃっちゃい船が、横切っていますけれど、浦賀の渡しです。
 
遠くの山が、千葉県富津市(ふっつし)と、
その南の千葉県鋸南町(きょなんまち)との、
境界の山の主稜線(しゅりょうせん)を、
ほぼ真横から見た輪郭です。
鋸山(のこぎりやま)と言います。
 
横須賀市浦賀からですと、
北西の方向から、鋸山を眺(なが)めることになります。
山の手前は、全部富津市の岸辺で、裏側が鋸南町です。
稜線の西の端っこは、写真の右側で、浦賀水道に沈みます。
 
鋸山の手前の海岸の、千葉県富津市金谷(かなや)と、
浦賀の南の久里浜港との間が、フェリーで結ばれています。
 
鋸山(のこぎりやま)の前景から、西側にかけての海が、
浦賀水道です。
三浦半島と房総半島の間が、一番狭くなっています。
東京湾の唯一の開口部ですから、
出入りする船が、全部まる見えです。
アメリカ海軍のジョージワシントンという原子力空母も、
ここを通ります。
 
浦賀水道に面して、
三浦半島の側に、深く凹(へこ)んだ溺れ谷があり、
右側に泊まっている何隻かのガット船より手前が、浦賀湾です。
 
 
日本の戸籍制度って、本家の中国よりも、しっかりしています。
現在は、コンピュータや写真や指紋などの、
人を特定して、情報をやり取りするシステムがありますから、
戸籍制度の必要性は、さほどでありません。
 
でも、戸籍制度の存在が、
文化の枠組みを作ってきた歴史があります。
日本が、ほぼ単一の民族による血族社会であり、
民族移動の少ない農耕民族であるという特徴を、
頑固に維持するための、柵(しがらみ)になったのかも知れません。
 
アイデンティティや、ジェンダーや、エステティックって、
全部、戸籍制度のない欧米社会の、思考や文化の特徴です。
自分がどこの誰であるかを、
欧米では、自分が証明しなければいけません。
 
自分で自分を証明するときに、
本人の主張と、言葉や顔かたちや服装などとが、照合されます。
矛盾していれば、嘘をついていますので、殺されます。
 
日本では、本人の主張と、お役所の記録とを照合すれば、
どこの誰であるかについて、本人の主張の虚実がわかります。
言葉や顔かたちや服装などは、決定的証拠になりませんので、
矛盾していても、構わないの。
 
欧米と日本の、戸籍制度の有無が、
欧米では、言葉や顔かたちや服装が、命に関わる重大事になり、
日本では自由である、という文化の違いになりました。
 
GID(性同一性障害)って、
ジェンダーアイデンティティ・ディスオーダーでしょう?
ジェンダーも、アイデンティティも、
ついでにエステティックっていうヒトラーの好きな美学思想も、
全部、戸籍制度のない欧米文化特有のものです。
 
ほんとは、戸籍制度が完備しているのは、
日本と台湾ぐらいですから、日本のほうが独特なのですが…
 
日本では、原理的に、
同性愛差別や、ジェンダーアイデンティティや、性転換手術なんて、
起こり得ませんし、必要ありません。
実際に、日本の性転換が流行したのは、
ほぼ全部、欧米の真似(まね)でした。
 
日本には、伝統的に、
言葉や服装や、顔かたちの見てくれなどの、自由があります。
自分が誰であるかを証明するために、
それらを規制することは、不必要でした。
戸籍制度がありましたから。
 
社会制度の善し悪しでなく、歴史や文化の経緯(いきさつ)を、
GID(性同一性障害)の人たちも、ちょっとぐらいは知って下さい。
欧米の人たちは、
自分たちの文化を、押しつけようとしますけれど、
鉄砲を突きつけられているのでありませんから、
恐る恐る、ノーと言っても、今すぐには殺されないと思います。
 
欧米の差別文化と、それを撤廃する欧米の性転換の運動を、
日本が礼賛して、真似をしないと、
欧米が石油を売ってくれなくなるのかしら…
昔は、そうなりました。

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